前治療が効かない大腸癌肝転移患者のための選択内部放射線療法への医療保険適用を承認

Sirtex Medical Europe GmbH

From: 共同通信PRワイヤー

2016-03-17 15:46

前治療が効かない大腸癌肝転移患者のための選択内部放射線療法への医療保険適用を承認

Asianet 63801

前治療が効かない大腸癌肝転移患者のための選択内部放射線療法(SIRT)への医療保険適用を承認  オランダ・ヘルスケア研究所

【ボン (ドイツ) 、2016年3月16日PRニュースワイヤー】


Sirtex(ASX:SRX)は、オランダ・ヘルスケア研究所のZorginstituut Nederland (ZIN)が、前治療が効かない、または前化学療法不耐の大腸癌肝転移患者のための選択内部放射線療法(SIRT)への医療保険適用を承認しました。ZINは、これらの患者群を治療するためのSIR-Spheres(R)Y-90樹脂微小球の有効性・安全性の臨床的証拠に基づいて決定しました。

  (ロゴ: (リンク ») )

Netherlands Comprehensive Cancer Organisation のIntegraalKankercentrumオランダ(IKNL)が、新たな償還プログラムの下でSIRTを受ける大腸癌肝転移を有する、最初の500人の患者の治療データを収集・分析するために、新たな患者レジストリを管理することが発表されました。

SIR-Spheres Y-90樹脂微小球は、肝腫瘍に直接高線量放射線をあてる、SIRTまたは放射線塞栓療法として知られる、インターベンショナル・ラジオロジー治療で使用される医療機器です。オランダの患者は、10ヶ所の専門センターで治療を受けることが可能になります。

大腸癌はオランダ毎年1万3900人が新たに大腸癌と診断され、最も頻繁に診断される癌です。また大腸癌による死亡は毎年約5200人を占め、オランダの癌死亡率の第二の最も一般的な原因となっています。[1]大腸癌が体内の他の部位に広がる(転移)場合、肝臓に移転することが最も多いです。これらの肝転移は、最終的に大多数の患者の死の原因となります。

ユトレヒト大学病院の核医学医師のマーニック・スラム (Marnix Lam) 教授は「今回の発表は、化学療法および生物学的治療が効かない大腸癌肝転移を有する、オランダの多くの患者にとって非常に良いニュースです」と語りました。

転移性大腸癌の生存者およびオランダ大腸がん財団の理事であるゲルダ・シェーパース (Gerda Schapers) 氏は「オランダ各地のすべての患者が現在、3年前以上前に私が受けた、革新的な治療により恩恵を受けることができ嬉しく思います」と述べました。

親会社のSirtex Medical Limiteが肝腫瘍の治療におけるSIR-Spheres Y-90樹脂微小球の新たな用途を開発・研究し続けている、Sirtex Medical Europeの最高経営責任者(CEO)であるナイジェル・ランゲ (Nigel Lange) 氏は「我々はSIR-Spheresが現在、オランダ全体の有数の専門センターで、より多くの患者に適用できることを嬉しく思います。今回の決定は、この患者群におけるSIR-Spheresの有効性・安全性を示す強力な証拠となります」と語りました。

▽選択的内部放射線療法(SIRT)とは?

選択的内部放射線療法(SIRT)は手術不能な治療法であり、インターベンション専門放射線科医は、患者の大腿動脈切開部に通すカテーテルを使用し、肝(肝臓)動脈の枝に直接、数百万の放射性微小球から成る治療を提供しています(SIR-Spheres微小球の場合、3000万以上の樹脂マイクロスフェアは、放射性イットリウム90がコーティングされている)。マイクロスフェアは動脈から小血管を通る血流によって運ばれ、肝臓の腫瘍に栄養を与え、それらは最終的に、大きさによって捕捉され、高用量のベータ放射線が腫瘍に直接送達されます。内部放射線は腫瘍に直接送達されると、患者は、外部ビーム放射線で可能な放射線量と比べて、何倍もの放射線量を受けることができます。

▽SIR-Spheres微小球について:

SIR-Spheres(R)樹脂微小球は、オーストラリア、米国(FDA PMA認定)、EU(CEマーク)、アルゼンチン(アルゼンチン医薬品食品医療技術管理局)、スイス、トルコの他、インド、シンガポールなどのアジア数か国で使用が認められています。加えて、SIR-Spheres(R)樹脂微小球は、香港、イスラエル、マレーシア、ニュージーランド、台湾、タイなどで供給されています。SIR-Spheres(R) Y-90樹脂微小球は、米国において、フロクスウリジンを使用した肝内動脈化学療法を併用した原発性大腸がんの切除不能転移性肝腫瘍治療に使用されています。SIR-Spheres(R) Y-90樹脂微小球は、オーストラリア、EU、アルゼンチン、ブラジル、およびインドやシンガポールなどのアジア諸国では、手術不可能な肝腫瘍の治療に用いられています。

Sirtex Medical Limited(オーストラリア証券取引所:SRX)は、オーストラリアに拠点を置く医療ビジネスで、がん患者の転帰改善に取り組んでいます。当社の主要製品は、SIR-Spheres Y-90樹脂微小球と呼ばれる、肝臓がんに対する標的放射線治療です。40か国以上の900を超える治療センターにおいて、肝臓がん患者を治療するために、これまでに5万5千回以上の投与が行われています。詳細情報は、 (リンク ») でご覧になれます。

SIR-Spheres(R)は、Sirtex SIR-Spheres Pty Ltd.の登録商標です。

参照:
1.Ferlay J, Soerjomataram I, Ervik M et al. Globocan 2012. v1.0,世界のがん発生率および死亡率:IARC CancerBaseNo. 11 [インターネット]。リヨン(フランス):国際がん研究機関;2013年。2016年3月16日から( (リンク ») )より利用可能。

詳細情報:
ダウンロード可能な映像、背景情報、アクション・モード映像およびその他の参考資料は ( (リンク ») ) でご覧になれます。

226-EUA-0216

ソース:Sirtex Medical Europe GmbH


(日本語リリース:クライアント提供)

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