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【台北(台湾)2016年8月5日PR Newswire=共同通信JBN】
*台湾の知的財産法院はHeraeus Photovoltaicsの誘電性ペーストに関する特許の有効性を確認
PV(太陽光発電)産業向けメタライゼーション(金属化処理)・ソリューションの世界大手サプライヤーのHeraeus Photovoltaicsは、台湾の知的財産法院が中間判決でHeraeusの台湾特許No. I432539の有効性を確認し、Giga Solar Materials Corporationによる特許無効の抗弁を却下したと発表した。
Heraeusは2015年6月10日、同社の台湾特許No. I432539が特許侵害しているとのGiga Solar Materials Corporationの訴えに反論して、台湾の知的財産法院に訴状を提出した。この訴訟は同法院の下でなお係争中である。Heraeusは(特許侵害問題を含む)懸案問題に対する同社の申し立ては、台湾知的財産法院によって(最終的に)支持されると確信している。
中国特許再審査委員会は2015年12月30日、Heraeusの台湾特許No. I432539に関連する中国特許No. 201010529562.7の有効性を確認した。同社は中国と今回の台湾の2つの有利な決定が、Heraeusの知的財産権をさらに強化することになるとの信念を抱いている。
Heraeusの台湾特許No. I432539は、主要部品として銀で構成する誘電粉末、ガラス・フリット、ガラス・フリットがネットワーキング形成部品として30から90モル%(mol%)の酸化テルルから成るテルルガラス・フリットを含む有機ビークルを含むソーラーセル電極を形成する誘電ペーストの利用法などを開示している。特許で保護されたこの技術は、基質の中に火が回ることで起きる問題なしに、良質のソーラーセル特性を保有するソーラーセルを取得するため、焼成温度に余り依存しないソーラーセル電極を形成することができる。
Heraeus Photovoltaics世界事業部門のアンドレアス・リープハイト社長は「われわれは当社特許が有効であるとの台湾知的財産法院の判断を非常に喜んでいる」と語った。同社長はさらに続けて、「われわれは1つの理由から、R&Dに多額の投資をしている。その理由とは、当社顧客に新しい着想とより大きな価値を一貫して提供し、顧客がその製品をより革新的なものにして、ビジネスにより成功することである。台湾法院の有利な裁定は当社顧客の勝利である」と語った。
▽Heraeusについて
Heraeus Photovoltaicsは、太陽光発電向け銀メタライゼーション・ペーストの大手デベロッパー兼メーカーである。ドイツのハーナウに本社を置くテクノロジーグループであるHeraeusは、1851年にファミリー企業として創設された有力な国際企業である。数ある製品の中で、同社は再生エネルギー産業向けに広範なソリューションを提供している。それら製品は最適化された電極モジュール、エネルギー貯蔵に対する高率主体の添加物から水素生産向けソリューションまで多岐にわたる。
Heraeusは2015会計年度に、貴金属抜きで19億ユーロの年収を上げ、総収入は129億ユーロ。Heraeusは38カ国に100余りの子会社を持ち、約1万2500人を雇用して、世界市場に有力な立場を保持している。
▽報道関係者問い合わせ先
Kevin Chen
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ソース:Heraeus Holding GmbH
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