学習院女子大学(東京都新宿区)は11月23日(祝水)まで展覧会「ゴールするランナーたち オリンピックと芸術」を開催。オーストリアの画家ルドルフ=ヘルマン・アイゼンメンガーの作品「ゴールするランナーたち」と畑正吉のブロンズ彫刻「スタート」を展示している。また、最終日には元マラソン選手の有森裕子氏によるトークショー「走る」も開催する。入場無料。
かつてオリンピックにはスポーツ競技とともに芸術競技があった。近代オリンピックの創始者であるクーベルタン男爵の強い意志により、1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会まで7回にわたり、絵画、彫刻、建築、音楽、文学の分野で各国の作家がオリンピック期間中に作品を展示しメダルを競った。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでは、文化芸術イベントの開催が予定されている。
こうした中、学習院女子大学では、オリンピックと芸術の歴史に光を当てることで、オリンピック・パラリンピックおよびオリンピズムへの理解を深めてもらうことを目的に展覧会を開催する。
本展覧会はスポーツアーカイブズの構築に向けた共同研究の一環として開催されるもので、スポーツアーカイブズやスポーツミュージアムへの関心を喚起することも目指している。
会場では、1936年ベルリン大会の芸術競技に出品され、絵画部門の最優秀作品として銀メダル(金メダルは該当者なし)に輝いた、オーストリアの画家ルドルフ=ヘルマン・アイゼンメンガーの作品「ゴールするランナーたち」を洗浄・修復し、77年ぶりに公開。また、同大会に参加した畑正吉のブロンズ彫刻「スタート」も展示する。
なお、最終日の11月23日(祝水)には元マラソン選手の有森裕子氏によるトークショー「走る」も開催。概要は下記の通り。
◆展覧会「ゴールするランナーたち オリンピックと芸術」概要
【展示期間】 10月18日(火)~11月23日(祝水)
【開場時間】 9:00~17:00
【休館日】 毎週月曜日
【入場料】 無料
【会 場】
学習院女子大学2号館1階 文化交流ギャラリー
(〒162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1)
※正門または北門の守衛所で入構証を受け取ってご入場ください。
【アクセス】
・東京メトロ副都心線「西早稲田」駅下車、徒歩1分
・東京メトロ東西線「早稲田」駅下車、徒歩10分
・JR 山手線・西武新宿線「高田馬場」駅下車、徒歩15分
【主 催】
学習院女子大学
独立行政法人日本スポーツ振興センター秩父宮記念スポーツ博物館
【出品作家、出品作品】
1)ルドルフ=ヘルマン・アイゼンメンガー Rudolf Hermann Eisenmenger(1902-1994)
出品作品:「ゴールするランナーたち」 油彩、1936年、秩父宮記念スポーツ博物館蔵
2)畑正吉 Hata Shokichi(1882-1966)
出品作品:「スタート」 ブロンズ、1934年、秩父宮記念スポーツ博物館蔵
■関連イベント 有森裕子氏トークショー「走る」
【日 時】 11月23日(祝水)15:00~16:00(開場14:30)
【会 場】 学習院女子大学2号館222教室
【定 員】 200名
【聴講料】 無料
【申込方法】
下記メールアドレスに、「有森裕子氏トークショー聴講希望」と件名に明記の上、聴講希望者全員の氏名を記して事前に申し込み。定員に達し次第締め切り。空席がある場合、当日正午まで申し込み可能。
E-mail: runnersgwc@gmail.com
▼本件に関する問い合わせ先
学習院女子大学 担当教授 清水敏男
TEL: 03-3203-1906(代表)
E-mail: runnersgwc@gmail.com
【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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