大学発の技術系ベンチャーなどの事業化を支援する「BRAVEアクセラレーションプログラム」に三井不動産、LINK-Jがパートナーとして参画

三井不動産株式会社

From: Digital PR Platform

2016-12-07 15:10


 三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)ならびに三井不動産株式会社とアカデミア有志が中心となり設立した一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(理事長 岡野栄之、以下LINK-J)は、大学発・技術系ベンチャー企業に対するインキュベーション投資を実施するBeyond Next Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 伊藤毅)の技術者・研究者向けプログラム「BRAVEアクセラレーションプログラム」にパートナー企業として参画します。

 Beyond Next Ventures株式会社は、医療・ヘルスケア分野をはじめ、ロボット、AI、IoT、ビッグデータなどハイテク分野などのシードステージにおける大学発・技術系のベンチャー企業へのインキュベーション投資を得意とするベンチャーキャピタルです。本年11月に本社を千代田区からライフサイエンス企業の集積する中央区日本橋に移転しており、代表取締役社長の伊藤毅氏は、LINK-Jサポーター※に就任いただいています。

■「BRAVEアクセラレーションプログラム」概要
 「BRAVEアクセラレーションプログラム」は、大学や研究機関などの事業化を目指す研究者や起業家に対し、革新的な技術の事業化を後押しするプラットフォームとして、事業化実現のための知識・ノウハウとネットワークを提供することを目的としています。この度、BRAVE第1期生として応募総数約50団体より19団体の研究者や起業家を選出し、2017年1月30日に実施する最終審査会(ピッチコンテスト)に向けて、事業立ち上げの専門家、各種業界の専門家や起業家、経験豊富なベンチャーキャピタリストなどから研修プログラムとメンタリングが行われます。

 また、選出された団体のうちピッチコンテストで優秀な評価を受けた団体には、事業化資金やパートナー企業からの支援、プロジェクトに必要な人材獲得支援などが提供されます。さらに、起業前のプロジェクトには、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)より認定を受けた事業プロモーターユニットのみ推薦できる、年間最大3,000万円・最長3年間の助成金支援「大学発新産業創出プログラム(START)」への推薦機会が得られます。「BRAVEアクセラレーションプログラム」により、事業プランと創業体制を研鑽することで、STARTへの採択確度を高めることができます。なお、STARTに選出された場合には、Beyond Next Venturesが同期間の企業立ち上げを共にサポートします。

■LINK-Jが提供する「ライフサイエンス賞」の概要
 三井不動産、LINK-Jでは当プログラムの趣旨に賛同し、研修・最終審査会における会場提供、および最終審査会における「ライフサイエンス賞」を設立します。選出された団体には米国カリフォルニア州サンディエゴにおいてライフサイエンス産業に関する約 800の企業・団体が加盟する会員組織であり、LINK-Jが提携するBIOCOMが開催する「Biocom Global Life Science Partnering Conference」(2017年3月1日~2日の2日間開催)へ招待します。当イベントは、世界各地の経営者や金融機関、ベンチャーキャピタリスト、および大手製薬企業やバイオテク企業のビジネス開発担当者などのネットワーク構築とビジネス連携を目的とした特別なパートナーフォーラムです。招待には、往復の航空券、宿泊費(2017年2月28日~3月2日の3泊分)およびGlobal Partnering Conferenceの参加費を含みます。今回の参画を通じ、LINK-Jはライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進し、新産業創造を支援していきます。

■Beyond Next Ventures株式会社 代表取締役社長 伊藤 毅氏よりコメント
現在、国内のアクセラレーションプログラムはITやインターネットサービス系が大半を占めています。「BRAVEアクセラレーションプログラム」は、起業前のライフサイエンスやハードウェアなどの大学技術シーズ段階から事業化を支援するプログラムとして、VCが自ら運営するアクセラレーションプログラムでは国内唯一です。ライフサイエンス領域はシード段階から実用化まで時間が非常にかかり難しい領域であるため、残念ながら日本国内で取り組んでいるVCはまだまだ少ないのが現実です。しかし、ライフサイエンスの課題は人類の永遠のテーマであり、中長期的にグローバルビジネスとしてこれからも成長余地があり、そのテクノロジーの実用化で多くの人を救うことができる大変社会的意義がある領域です。それゆえ、時間がかかる領域だからこそ起業前から事業化を支援し、事業成功への時間短縮を図り、成功確度を高めようと我々は日々トライしています。

また、ライフサイエンス領域には有望な大学発シーズの数が多い一方、資金不足、人材不足、ノウハウ不足により事業化において非常に多くの機会損失があります。さらに、一般的に大学研究者は事業化に向けたトレーニングを受けておらず、研究者が作成した事業プランは技術中心の内容になりがちで、事業会社や投資家に対しその魅力が十分に伝わらないケースが多数有ります。
そこでBRAVEでは、選出された団体に対し、研修プログラムやメンタンリングの機会を提供することで、事業プランや創業のチーム体制をブラッシュアップすることを目指しています。そして優秀な技術シーズを持つ団体には一般的なVCが行う資金支援だけではなく、国家プロジェクトへの推薦機会を提供します。またこの度、パートナー企業のLINK-Jより、BIOCOM主催の海外ピッチイベントでの登壇機会の提供など、来年1月末のピッチコンテストをゴールとせず、選出された団体のさらなる発展を継続的に支援します。

なお、弊社は本年11月に日本橋に本社を移転しました。日本を代表するライフサイエンス企業が集積する日本橋エリアは、各社の物理的な距離も非常に近く、LINK-Jのライフサイエンスの会員企業との様々な事業機会が期待できることから、今後LINK-Jと密に連携し、日本橋をライフサイエンスに関連する企業や人がさらに集積する場所にして行き、ご一緒に業界を盛り上げたいと考えています。

※LINK-Jサポーター制度は、起業経験や研究・開発、経営、法律・財務など様々な領域で卓越した知見を有する方などにサポーターに就任いただき、LINK-J主催の各種イベント参画や、LINK-Jメンバー(特別会員)に対して個別の助言など行います。

< プログラム詳細 >
◆運営事務局:Beyond Next Ventures株式会社

◆パートナー:三井不動産株式会社、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)、武田薬品工業株式会社、IBM BlueHub、大和ハウス工業株式会社、株式会社東急不動産次世代技術センター、amazon web services、凸版印刷株式会社、TECH LAB PAAK、新日本有限責任監査法人、株式会社PR TIMES、三菱商事株式会社 など

◆後援・協賛:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、弁護士法人内田・鮫島法律事務所

◆対象者:
・会社設立前の場合、技術シーズの事業化に高い関心を有し、大学・研究機関等に在籍する研究者であって、将来起業することを視野に入れていること
・会社設立済みの場合、大学・研究機関等に在籍している必要はありません
・社会人、学生、国籍は不問

◆対象領域:ライフサイエンス、ヘルスケア、ロボット、AI、IoT、ビッグデータなどハイテク分野

◆審査基準:事業化に対する熱意、意欲的なチーム、大きな事業機会、社会課題を解決する技術、実現性の高いビジネスプラン

◆実施スケジュール:
2016年9月~12月2日 募集、書類審査、面談 ※終了
2016年12月10日 研修プログラム(1)(事業計画作成、知財マネジメントほか)
2017年1月14日 研修プログラム(2)(資金調達の種類とポイントほか)
2017年1月30日 ピッチコンテスト(審査員による審査)

< ピッチコンテスト詳細 >
◆ 開催日:2017年1月30日(月)

◆ 会場:日本橋ライフサイエンスハブ(東京都中央区日本橋室町1-5-5)

◆ 登壇チーム:審査通過後、研修プログラムを受講したチーム

◆ 審査形式:5分ピッチ、5分質疑応答

◆ 参加者:招待制(チーム関係者、パートナー企業関係者ほか)

◆ 審査員(敬称略):
鎌田 富久(TomyK代表、ACCESS共同創業者)
曽我 弘(株式会社KAPION 代表取締役)
大山 健司(IBM BlueHub Lead 事業開発担当)
柳下 彰彦(弁護士法人内田・鮫島法律事務所 パートナー 弁護士・弁理士)
江戸川 泰路(新日本有限責任監査法人 企業成長サポートセンター パートナー)
伊藤 毅(Beyond Next Ventures株式会社 代表取締役 マネージングパートナー)
パートナー企業各社

◆ピッチコンテスト賞品:
起業前部門ではLINK-JよりBIOCOM主催の海外イベントに招待する「ライフサイエンス賞」を設立

[起業前部門]
・最優秀チーム(1チーム) STARTプログラムへの推薦+200万円相当の支援
・優秀チーム(1チーム) 100万円相当の支援
・準優秀チーム(3チーム) 50万円相当の支援

[企業部門]
・最優秀チーム(1チーム) 200万円
・優秀チーム(1チーム) 100万円
・準優秀チーム(3チーム) 50万円

※ その他、詳細はBRAVEプログラム HP (リンク ») をご覧ください

■ Beyond Next Ventures株式会社について
シードステージの大学発・技術系のベンチャー企業に対するインキュベーション投資を得意とするベンチャーキャピタル(VC)。前職ジャフコにおいて産学連携投資グループの責任者であり、CYBERDYNE、Spiber、クオンタムバイオシステムズなど数々の大学発ベンチャーへの投資を手掛けた伊藤毅氏が代表取締役社長を務めます。医療・ライフサイエンスを中心に、主にリードVCとして10社に対して投資実行し、事業化を支援。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)認定VC、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の事業プロモーターとして国家プロジェクトにも参画。

■ 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)について
LINK-Jは、三井不動産株式会社とアカデミア有志が中心となって設立した一般社団法人です。医薬関連企業が集積する日本橋エリアを拠点に、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進し、新産業創造を支援することを目的としています。医学をはじめ、理学や工学、ICTや人工知能といった新たなテクロノジーなど、あらゆる科学の複合領域であるライフサイエンス領域において、分野を超えた内外の人的交流・技術交流を促進していきます。
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