Sierra M244 は、プロトコルアナライザとしては4レーンまでのSAS 3Gb/s、6Gb/s、12Gb/sおよび24Gb/sとSATA 3Gb/s、6Gb/sのトラフィックを採取することが出来ます。オプションのジャマー機能を追加することで、リアルタイムで1、2、4ポートのトラフィックを加工できます。加工したトラフィックはアナライザ機能でモニタでき、初期設定では2チャンネルでエラー注入前後のトラフィックを観察する(A-J-A モード;アナライザ - ジャマー - アナライザモード)になっています。
Microsemi社、大規模ストレージビジネスユニット事業部長のPete Haze氏は、「24G SAS 4 の基盤整備は、性能重視のSSDとコストパフォーマンス - 容量重視のHDD、これら両ストレージアプリケーションにより推し進められるだろう。この分野でのリサーチ会社代表格IDC の調査によれば、2020年まではエンタープライズドライブの少なくとも80%がSAS/SATA で占められると予測されており、継続的なSAS の発展が望まれている。Microsemi社の技術陣は、ジャマーによって信頼性の高いシステム作りを目指しており、Sierra M244 の登場に大きな期待を寄せている。」と述べています。
「SAS 4.0には、データセンタでの高速性能、情報補償機能の強化が使命として与えられています。これらは全て実用までに徹底した評価試験が必要で、この点においてジャマー機能を備えたSierra M244 は理想的なツールになるでしょう。本機は、SAS 4.0 ベースで高性能/高信頼性をうたうストレージOEM にとって最適です。」と、米国テレダイン・レクロイのプロトコル・ソリューション・グループ マーケティング担当副社長のJoe Mendoliaは述べています。
米国テレダイン・レクロイの検証サービスを展開するオースティンラボ、担当部長のNick Kriczkyは、「早い時期よりSierra M244の開発者に向けたサービスの準備に取り組み、インフュージョンを単なるエラーインジェクション機能だけでなく、自在にフレームやプリミティブを消去/加工できるように仕上げました。全体の流れを損なうことなく、多様にフレームのCRC やFEC 等を加工することが可能になっています。試験体からの応答を通過させることで、真のE to E (エンド - エンド) 試験が実施できます」と振り返ります。
一方アナライザ機能では、ニーズを網羅するハードウェア・ベースのトリガツールにより、捜索ポイントへの素早い移動と表示を実現しています。一般的なプロトコルエラーやFEC エラー、未完コマンドは自動的にフラグされます。またLink Tracker機能はDWORD 表示で、レーン間タイミングを簡単に観察できるようにしました。
10年以上SAS 開発を第一線で支えてきたテレダイン・レクロイのプロトコルアナライザ、この血脈を受け継ぐSierra M244、綿々と受け継がれた優れた機能により、簡単な操作で高度なSAS 4.0 ソリューションを提供します。SAS 4.0 フル対応プラットフォームのほか、後日24Gb/s 対応にアップグレードできるSAS 3.0 プラットフォームも用意しています。
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Sierra M244 SAS 4.0 対応プロトコルアナライザ/ジャマー
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Teledyne LeCroy Inc. は最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは多くの分野の電子設計技術者に幅広く利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、ウェブサイト( (リンク ») )をご参照ください。
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