本連載は今回で第6回を迎えます。そこで、今までの内容を少しおさらいしましょう。
第3回では、事業所間でVPN接続を導入する状況として、次のようなケースを紹介しました。
「ゼロから始める株式会社」(仮称)は、本社と支社の2拠点からなる中小企業です。本社と支社は物理的に離れています。それぞれの拠点では、独立してLAN環境を構築しており、インターネットへの接続も別々に設定しています。本社と支社の間に専用線などのネットワークはなく、電子ファイルのやり取りは、電子メールやクラウドサービスを使って行っています。
セキュリティ対策が必要という認識はありながらも、具体的な対策を取っていなかったところ、事業所間でVPN接続を構築することはそれほど難しくないとの記事を見かけて導入を考えた。
このようなケースでは、以下のような作業や設定を行うことで、VPN接続を確立することができます。
使用する認証アルゴリズム、暗号アルゴリズムなどを決定し、双方で情報共有する
本社と支社の双方のルータをインターネットに接続する
双方のルータに、固定のグローバルIPアドレス、または、ネットボランチDNSを使ったホスト名を設定する
ルータのWeb管理画面である「WebGUI」にログインし、拠点間接続の設定画面から、認証アルゴリズム、暗号アルゴリズム、接続先情報などを設定する
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