タイのスーパーマーケット大手テスコ・ロータスがハネウェルの冷媒「ソルスティスN40」を900店舗で採用

ハネウェルジャパン株式会社

From: 共同通信PRワイヤー

2017-08-29 11:00

2017年8月29日

ハネウェルジャパン株式会社

タイのスーパーマーケット大手 テスコ・ロータス(TESCO LOTUS)が ハネウェルのカーボンエミッション削減冷媒「ソルスティス™ N40」を900店舗で採用

〜ソルスティスN40はカーボンエミッション削減に加え、冷媒移行の容易さ、省エネ性、低コスト性を兼ね備え、環境負荷低減に寄与〜

2017年8月29日 - ハネウェル(本社米国ニュージャージー州、日本法人ハネウェルジャパン株式会社/東京都港区/代表取締役社長 エリック・ワグナー)は、当社の次世代冷媒「ソルスティス™️N40(R-448A) (リンク ») 」 が、世界的な食品小売大手テスコのタイ現地事業で、タイ国内食品小売大手であるTesco Lotus(テスコ・ロータス)社が展開するTesco Lotus Express Stores (テスコ・ロータスエクスプレスストア) 900店舗への採用が決まったことを発表します。テスコ・ロータス社は自主的なカーボンエミッション削減計画を進めており、旧来のR-404A冷媒をソルスティスN40に移行するこの度の採用は、アジア圏内のスーパーマーケット業界において、チェーン店舗全体に低GWP冷媒導入を進める初めての事例となります。

テスコ・ロータス社の親会社であるテスコ社は、カーボンエミッション削減への取り組みの一環として、世界中の店舗に設置された冷凍冷蔵システムの低GWP(地球温暖化係数)冷媒化を進めています。ソルスティスN40冷媒は、GWPの大幅な低減に寄与する次世代冷媒として、スーパーマーケット産業で広く認識されています。テスコ・ロータス社では、タイ国内に展開するテスコ・ロータスエクスプレス全1,500店舗の冷媒を今後2年間にわたってソルスティスN40に移行することで、エネルギーコストを最大10%削減することを目指しています。このエネルギー削減量は、自動車67,000台のCO2排出量に相当します。

タイ政府は、『エネルギー効率化 20ヶ年計画(2011-2030)※1』 を策定し、国レベルに加え、運輸、商業、および民生などの部門別に目標を掲げて長期的な省エネに取り組んでいます。大規模な冷凍冷蔵機器を使用し商業建築物全体のエネルギー消費量の半分を占めるスーパーマーケット分野の省エネ化は、タイ国内の省エネ化に大きく寄与します。

テスコ・ロータス社、施設担当ディレクターのミロスラフ・フリームル氏は、「テスコ・ロータスはグリーン企業として、持続可能性の目標を達成するため数々の省エネへの取り組みを実施しています。環境配慮性に優れた冷媒をアジアで初めて大規模に採用した食品小売会社となることを嬉しく思います。ソルスティスN40は、最も重要な評価事項であるエネルギー効率と性能において当社の要件を満たしています。また、現行冷媒からの移行もスムーズに行えることから、週ベースで1,500万名にものぼるお客様が来店される店舗の営業を中断することなく導入を進めることができます。」とコメントしました。

現在テスコ・ロータス社で使用されているR-404Aは、GWPが3,920と高いHFC(ハイドロフルオロカーボン、いわゆる代替フロン)です。一方、ソルスティスN40はGWPが1,387で、現在市場で流通するレトロフィット用冷媒の中で最もGWPが低く、かつ不燃・無毒(ASHRAE規格 A1)で、R-404A冷媒対応機器へ換装可能なニアドロップイン冷媒です。2016年のテスコ社グローバル全体のCO2直接排出量のうち、冷媒由来の排出量は15%を占めました。

ハネウェル、アドバンスド・マテリアル、アジアパシフィック担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのアナ・アンは、「アジアパシフィック地域で初となるテスコ・ロータス社による大規模な採用例は、低GWP化への自主的な取り組みである点も含め、同地域における食品小売産業の環境に向けたさらなる取り組みへの契機となるでしょう。」とコメントしました。

ハネウェルは、当社が開発したHFO(ハイドロフルオロオレフィン)技術をベースとした、従来の機器性能を損なうことなくカーボンフットプリントの削減を可能にする「ソルスティス」ブランド製品群として、業務用冷凍冷蔵用、空調用、およびカーエアコン用冷媒 (リンク ») 、フォーム用液状およびガス発泡剤 (リンク ») 、 溶剤 (リンク ») および エアゾール用噴射剤 (リンク ») を開発、製造、供給しています。これら次世代製品の研究開発および製造供給体制の整備に向け、ハネウェルは9億米ドルの投資プログラムを実施しました。

「ソルスティス」製品群が世界中で採用・導入されることで、現在までに4,700万トンの温室効果ガスの排出抑制に寄与しました。これは、自動車1千万台分のCO2排出量に相当します。ハネウェルでは、今後ソルスティス製品群の採用が進むことで、2025年までに4億7,500万トンのCO2排出削減(自動車1億台分の1年間のCO2排出量に相当)に寄与すると予測しています。

ハネウェルのソルスティス冷媒について詳しくは、日本語ウェブサイト
www.honeywell-refrigerants.com/japan/ (リンク ») をご覧ください。


※1 20-year Energy Efficiency Development Plan (EEDP)

注記: 本文のGWP(地球温暖化係数)値は、 IPCC AR4(第4次報告書)によるものです。 IPCC AR5(第5次報告書)によるGWP値はR-404A(3,943) および ソルスティスN40(1,273)です。



■画像 – Tesco Lotus Express店舗 (画像提供:Tesco Lotus社)
【画像: (リンク ») 】

ハネウェル(www.honeywell.com (リンク ») )は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、テクノロジーおよび製造分野におけるトップレベルの複合企業であり、航空宇宙・自動車分野の製品およびサービス、ビル・住宅・産業向け制御テクノロジー、ターボチャージャー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機から車両、家庭からビル、工場から物流、そして作業者まで、あらゆるものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroom (リンク ») をご覧ください。



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