株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン( (リンク ») )」では、2017年9月5日(火)から9月29日(金)の期間、「The Second Stage at GG」シリーズの46回目として松本美枝子写真展「ここがどこだか、知っている。」 を開催します。
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松本美枝子写真展「ここがどこだか、知っている。」について
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「The Second Stage at GG」シリーズは、ガーディアン ・ガーデンの公募展入選者の中から、各界で活躍する作家の、その後の活動を伝えるための展覧会です。そのシリーズの46回目として松本美枝子写真展「ここがどこだか、知っている。」 を開催します。
松本美枝子は、自宅そばで起きた茨城県東海村の臨界事故と生活をテーマにした 「美しき町」で第15回「ひとつぼ展」に入選しました。続く第16回同展では、水戸にある祖父宅の取り壊しの様子を追った「みんなの家」で連続入選を果たします。その後、水戸芸術館や、近年では、いちはら×アートミックス、鳥取藝住祭、茨城県北芸術祭などで作品を発表し、活躍の場を広げています。
茨城県水戸市を拠点に活動する松本は、日常をテーマに、身近な人々や馴染みのある場所などを撮影してきました。2014年以降は、地域の歴史や産業などについて現地でリサーチを行い、社会的な事象も捉えた作品を発表しています。
本展では、2011年の震災直後から現在まで、各地で撮影した写真を、新作のスライドショーなどと合わせて展示します。自然がもたらす変化や人の力ではどうにもならないことが起きた時、場面が変わるように状況が変わります。そのような出来事を経て、何が変わり、何が変わらないのかをテーマに、時間の経過や人々の記憶から紡ぎ出された物語を空間全体で表現します。
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開催概要
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■企画展名 The Second Stage at GG #46
松本美枝子写真展「ここがどこだか、知っている。」
■会期 2017年9月5日(火)~9月29日(金)
11:00~19:00 日曜・祝日休館 入場無料
■会場 ガーディアン・ガーデン
〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル地下1階
TEL 03-5568-8818 (リンク »)
■トークイベント 「写真が物語れることとは何か」
増田玲 (東京国立近代美術館主任研究員) ×松本美枝子
2017年9月14日(木) 19:10~20:40
「アート・ビオトープ~芸術環境としての水戸のこと~」
中崎透(美術家)×森山純子(水戸芸術館現代美術センター教育プログラムコーディネーター)×松本美枝子
2017年9月21日(木) 19:10~20:40
「土地と時間を考える~写真とフィールドワーク~」
港千尋(写真家・著述家)×松本美枝子
2017年9月26日(火) 19:10~20:40
*参加無料・要予約 ご予約はウェブサイトから ( (リンク ») )
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作家挨拶・プロフィール
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「考えながら歩く」制作メモより
あの日から私たちは、実に多くのものを失ってきた。
本当のことを言うと、別にあの日の前からだって、それはそうだったのだけども、あの日を境に私たちは、自分たちが作り上げてきた時間帯を「失う」こともある、ということを、急に思い出したんだと思う。 どこで生まれても、いつの時代に生まれたとしても、人生はいつも同じだ、と私たちは言い切れるだろうか。 私たちはいまや夢から覚めた。
忘れたままでいるよりは、そのほうが良いんだろ、と思いながら、私たちは地面の上をあてどなく歩く。
松本美枝子[写真家] Mieko Matsumoto
1974年茨城県生まれ。1998年実践女子大学文学部美学美術史学科卒業。 2005年写真集「生あたたかい言葉で」(新風舎)で平間至写真賞受賞。生と死や、日常をテーマに写真とテキストにより作品を発表。主な展覧会に個展「クリテリオム68 松本美枝子」(2006年水戸芸術館)、「森英恵と仲間たち」(2010年表参道ハナヱモリビル)、「影像2013」(2013年世田谷美術館区民ギャラリー)、「原点を、永遠に。」(2014年東京都写真美術館)など。このほか、「2014年中房総国際芸術祭」、「いちはら×アートミックス」、「烏取藝住祭」、「2016年茨城県北芸術祭」、「2017年Saga Dish & Craft」に参加。2017年7月より「Reborn-Art Festival 2017」(石巻)に参加。主な著書に写真詩集『生きる』(共著・谷川俊太郎、ナナロク社)。
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