AsiaNet 70240 (1475)
【広州(中国)2017年9月25日新華社=共同通信JBN】World Route Development Forum 2017が9月23日から26日まで、スペインの美しい都市バルセロナで開かれている。来年、このイベントは中国に戻り、広州で開かれる。9月26日夜、Fira de Barcelona Exhibition Centre(フィラ・デ・バルセロナ展示センター)で、広州代表が市を代表してフォーラム旗を受け取る。
広州は広東省の首都で、中国が40年近く前に改革開放の最初の試みをした都市だ。2200年以上前に、古代の海のシルクロードが、伝統的に広東として知られる広州から他の世界へ伸びていた。中国の歴史の中で外国人貿易商にとって常にアクセス可能な唯一の中国の港として、広州は長い間、中国の国際交易と資源の集積で最も活発なプレーヤーの一つだった。そういうわけで「中国の南の城門」として有名だった。
中国の「一帯一路」戦略の主要都市として、広州は世界クラスの海港、空港、鉄道輸送と情報ハブを自慢にしている。195の海上航路と304の国内・国際航空路線を通じて、以前から世界の他の地域につながっている。また、中国本土のインターネット・ユーザーの58%は、広州を経由してWorld Wide Webにアクセスしている。
「21世紀空のシルクロード(21st Century Air Silk Road)」戦略を通じた接続の増加で、広州は航空ハブとしての有利な立場を発展させ続けた。ここ数年、広州白雲国際空港は広州にとって、東南アジア、オセアニアとつなぐ最も重要な玄関口として浮上した。広州の世界的な航空ネットワークは、ほとんどのアジア太平洋圏と、オセアニア、アフリカをカバーし、欧州と米州諸国に範囲を広げるだろう。統計によると、2017年前半に、広州空港は旅客輸送で中国第3位、世界第16位の空港で、取扱旅客数は前年同期比10.78%増の3200万人だった。貨物輸送では広州は中国で第3位、世界で第19位、取扱貨物量は同8.47%増の83万8000トン。空港の世界的な航空ネットワークは、国外の86カ所を含め全体で219の目的地をカバーする。現在、空港は77航空会社のハブで、うち50社は海外航空会社である。
広州は当面「12時間航空交通サークル」の建設のために3000億人民元以上の投資を発表している。空港産業が、将来のための広州の社会経済の発展を推進する原動力として浮上し続けることが期待される。
都市輸送ネットワークの助けにより、広州は国際交流センターと、国際海運、航空産業、科学・技術革新のハブになるという大きな野望を抱いて前進している。これらの目標を達成するために、市は国際海運業センター、物流センター、貿易センターと近代的金融サービスシステムの設置に取り組んでいる。
地元政府は、政府のコミットメントを強化し、世界中から投資、情報と技術を誘致するため、IAB(情報技術、人工知能、バイオ医薬品)や NEM(新エネルギーと新素材)などの産業に関する戦略とソリューションを採用することを計画している。
同時に、今年のフォーチュン・グローバル・フォーラム(Fortune Global Forum)が12月に広州で開かれる。World Route Development Forum 2018のほか、市はWorld Ports Conference 2019とMetropolis World Congress 2020も開催する。
広州は、全産業チェーンに集中したインパクトを持つ最上級プロジェクトだけでなく、資本集約的かつ技術集約的なプログラムの本拠地にもなった。現在までにFortune Global 500企業のうち289社が広州に投資を決定し、800近い計画を策定した。世界につながる都市は現在、スピードを増して世界のハブとなる好機を活用している。
ソース:Guangzhou Municipal Government
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。