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【広州(中国)2017年9月28日新華社=共同通信JBN】広東省観光局とTongcheng(LY.COM、オンライン旅行代理店)が共同で発表した夏休み観光に関する調査報告によると、2017年の夏休み期間(7月1日-8月31日)に広東省を訪れた観光客は833万人と、前年比54%増加した。観光客に最も人気のある沿海観光は、リストのトップである。
上記の期間中、広東省の14の沿岸都市への観光客は前年比55%増の734万人で、同省を訪れた観光客全体の88%を占めた。広州と深センはそれぞれ40%増、25%増で、いずれも過去最大の観光者数を記録、湛江、茂名、東莞はそれぞれ95%増、85%増、71%増といずれも最も高い伸びとなった。
陽江市の海陵島は、夏休みを計画している観光客に最も人気のある沿岸の訪問先の一つである。海陵島経済開発パイロットゾーン(Hailing Island Economic Development Pilot Zone)が公表した公式統計によると、7月と8月に海陵島を訪れた観光客は前年同期8.9%増の352万人、観光収入は同8%増の約24億元だった。また、湖南省や広西チワン族自治区など北部地域や他の地域からの来訪者数が大幅に増加したほか、グループ旅行も大きく伸びた。
海陵島の大角湾は、通常のアトラクション以外にも、沿岸での音楽演奏やダンス、山車、交響曲、水かけフェスティバル、ビール祭り、VR体験センターなどのプログラムを導入した。これら新しい取り組みは観光客に賞賛され、訪問客は前年比30%増えた。大角湾を訪れる観光客は、広東や中国の以外からの客が増えた。これらの訪問客は主に家族旅行で構成されている
また、「南海1号」(南シナ海No.1)は半年にわたるアップグレードの後、8月に一般に再公開された。これは「海のシルクロード」に沿って、海外との物資輸送・交易を行った木製の船で、南宋初期に沈没した。この難破船は2007年に広東の海のシルクロード博物館(Maritime Silk Road Museum)で初めて展示された。同博物館は今年、(800mから1500mに延長した)ツアールート改修と展示品の追加(416点から2000点超に増やす)を行って、沿海地域への観光客を誘致している。南海1号の数多くの貴重品も展示され、その中には珍しい金の装飾品、エレガントな陶磁器、そして宋代の非常に珍しい漆器などがある。
ハイライト:
観光客はテーマのある旅行先を選好した。2017年の夏休み期間に広東省を訪れた観光客のうち、51%が水族館、温泉、ウォーター・ワールド、史跡、ラフティング、花見を選んだ。
シンガポールは海外で最も人気の旅行先だった。海外旅行の場合、広東市民の55%が、シンガポール、ベトナム、日本を選んだ。ドイツやベルギーを選んだ観光客は急増した。
ソース:Tourism Administration of Guangdong Province
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