採用の背景
エプソンでは、自社開発のコアデバイスを土台に、製品の企画・設計・製造・販売のプロセスを効率的に連携させ、全ての領域にてイノベーションを引き起こす、垂直統合型のビジネスモデルを推し進めています。この戦略に基づいて、IT推進本部では世界規模で社内システムを最適化する「Eutopia(Epson Unified Technology and OPtimized Information Architecture)」プロジェクトを2015年より開始しました。設計・生産と販売・サービスの拠点ごとに個別最適で構築されてきた業務システムのあり方を見直し、業務オペレーションの最適化に向けて、世界規模での業務システム/プロセス/データの標準化・統廃合を目指しています。この実現に向けて、バリューチェーン全体を俯瞰し、IT基盤改革の方向性を検討していく中で、マスターデータ管理(MDM)基盤の構築が課題となりました。
採用基準と理由
エプソンでは2000年代初めごろからSOA技術を取り入れたデータ流通基盤(以下、「情報バス」)を自社開発し、運用してきました。これにより、社内の各業務システムを疎結合で結ぶことで、データの連携・収集を行っていました。しかし、情報バスだけでは、システム間でやり取りするデータの品質を高いレベルで維持することが難しいため、それを補完する仕組みとして、MDM製品を中心にした新たなデータ統合基盤の導入を決定しました。
エプソンは、複数候補のPoC(Proof of Concept=概念検証)を実施し、入念な比較検討を行いました。その結果、クレンジングやデータマッチングの精度が高く、高品質なデータの管理を提供する、インフォマティカのデータ統合基盤「Informatica Intelligent Data Platform」の一部である「Informatica MDM」製品群が選定されました。マスターのメンテナンス性や、メインフレーム/SAPシステムとの接続性、データの可視性に優れていることも高い評価につながりました。加えて、業務システムの自由な選択を可能にするオープンな設計と独立性の高さと、エプソンの情報バスとの共存が容易に図れた点も選定に大きく寄与しました。
今後の展望
エプソンでは、「PIM(Product Information Management=商品情報管理)」にも、インフォマティカの「Informatica MDM - Product 360」を採用しており、2017年10月末までの運用開始を目指して構築を進めています。また今後、新たなデータ統合基盤と「経営コクピット」との連携強化を図るほか、基盤のグローバル展開を図り、2019年までには、世界規模での本格運用を指導する計画を立てています。
本リリースに関するコメント
セイコーエプソン株式会社 IT推進本部 情報化推進部 部長 田中 秀樹氏は、次のように述べています。「インフォマティカ製品の活用で、あらゆる業務のコアとなるMDMの作業効率が上がり、かつデータ品質が向上すると確信しています。また、マスターデータの運用性・保守性が高められ、それが開発コストの削減やデータガバナンスの強化につながると期待しています。」
参考資料
• 「Informatica MDM」の詳細 (リンク »)
• 「Informatica Intelligent Data Platform」の詳細 (リンク »)
• 「Informatica MDM – Product 360」の詳細 (リンク »)
このプレスリリースの付帯情報
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エプソンの「Eutopia」プロジェクトの全体イメージ 
