牛の行動モニタリングシステム「U-motion®」に突然死を防止する新機能を搭載

NTTテクノクロス株式会社

2017-12-13 15:00

デザミス株式会社(以下、デザミス 本社:東京都江東区青海、代表取締役社長:清家浩二)と、NTTテクノクロス株式会社(以下、NTTテクノクロス 本社:東京都港区港南、代表取締役社長:串間和彦)は、肉用種肥育牛の起立困難状態を検知するアルゴリズムを共同開発いたしました。
デザミスが持つ牛の行動モニタリングシステム「U-motion®」に新機能として「起立困難牛検知アラート」を搭載し、本年12月末からサービス提供を開始します。本サービスは、牛に装着したモーションセンサから得られた情報をクラウドデータベースに蓄積し、起立困難状態に陥った際の特徴的な行動をアルゴリズムが検知しEメールで担当者に通知するものです。
本サービスを利用することで、起立困難牛の発見のため、夜間に実施している見回り作業を軽減できる他、出荷間際の肥育牛の突然死による経済損失の減少に貢献します。

■開発の背景
出荷間際の肥育牛は900kgを超えるため、自らの体重の増加により起き上がれなくなることがあります。このような起立困難状態が続くと第一胃内に共生している微生物が生成するガスが貯留し、肺が圧迫されることで窒息し死に至ることがあります。出荷直前の死亡事故は損失金額が大きく、人員を増やして見回りの強化などの対策を行っていますが、近年では1戸あたりの牛の飼養頭数の増加もあり全ての事故を防ぐのは困難でした。

■特長
(1)複数のセンサが取得する詳細な活動記録からの推定
U-motion®は、加速度センサ・気圧センサ・位置検出センサなど複数のセンサで牛の行動をモニタリングするため、これまで技術的に難しかった横臥(横たわっている状態)・起立(立っている状態)などの姿勢を高精度で判定可能です。収集した情報から、「起立困難な状態」であることを判断するアルゴリズムを新たに開発し、牛の行動モニタリングシステムとして世界で唯一、「起立困難」な状態の検知を実現しました。

(2)Eメールによる通知
アルゴリズムが起立困難な状態であると検知すると、牛番号・牛舎番号・月齢などの情報をEメールで関係者に通知します。Eメールを利用することで、スマートフォンのみならず従来の携帯電話(フィーチャーフォン)の利用者にも通知することが可能です。農場内にとどまらず、外出先でも通知を受け取ることができるため、適切な初動対応を指示することができます。

■価格
U-motion®の利用料に含まれます。
【月額 約650円/頭(7年目以降は月額 約314円/頭)】
* 既にU-motion®をご利用中のお客様は、新機能の利用に関して追加費用・追加設備は必要ありません。
* 農場規模・牛舎構造により価格は変動します。

■U-motion®とは
U-motion®とは、牛の行動をリアルタイムでモニタリングするサービスです。装着した専用センサが、採食、飲水、起立、横臥、歩行、反芻などの行動データを24時間連続して収集します。集積した膨大なデータを独自のアルゴリズムで解析することで発情兆候や健康状態を判断します。

■デザミス株式会社概要
デザミスは、牛の行動モニタリングシステム「U-motion®」を中心に、畜産向けIoT事業およびコンサルティング事業を展開しています。最新技術を畜産業向けに提供することで国内畜産業の生産性向上に貢献し続けます。( (リンク ») )

■NTTテクノクロス株式会社概要
NTTテクノクロスは、NTT研究所の最先端技術を中核に、国内外の優れた商材を豊富な実績とノウハウで掛け合わせることで、お客様のビジネスシーンに最適なソリューションを創出します。時代に先駆けたソリューションにより、豊かな未来社会の実現に貢献し続けます。 ( (リンク ») )

*記載されている会社名、商品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

「起立困難牛検知アラート」のイメージ

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