ロスアトム(Rosatom)、バランスの取れた気候変動対策を提案

ロスアトム(Rusatom)国際ネットワーク通信部門

From: 共同通信PRワイヤー

2018-01-03 11:29

ロスアトム(Rosatom)、バランスの取れた気候変動対策を提案

AsiaNet 71693

モスクワ、2017年12月29日/PRNewswire/ --
ロシア政府は2017年をエコロジーの年と宣言しましたがその中、専門家のコミュニティーは、同国の国営原子力企業であるロスアトム(Rosatom)の環境保護策を認めました。12月18日、クリーンかつ安全なエネルギーの産出における世界的リーダーのロスアトムは、モスクワにてウラジーミル・ヴェルナツキー国家環境賞(Vladimir Vernadsky National Environmental Award)を受賞しました。

     (写真: (リンク ») )

ロスアトムは現在、12ヵ国、33箇所の原子力発電所の建設に参画しています。環境保護と自然資源の合理的利用は、同社が最も優先する事項の一つです。ロスアトムは近年、現在世界にとって最も重要な課題の一つとなっている、地球の気候変動への対策に注力しています。

科学者は、温暖地、寒冷地の国々が一様に経験している極端な気候条件が、地球温暖化と海面の上昇に起因するものとしています。地球上の森林は、地球中で輩出されている大量の二酸化炭素に対応することができません。そして、私達は極めて深刻な環境上の結果に直面する可能性があります。現在の大気中の二酸化炭素のレベルは400 ppmとされていますが、これは危機的な値です。

世界中の政府、企業、そしてNGOが、低炭素社会の樹立を唱えてこの問題に応じているのはそのためです。その中には、省エネを可能にする新技術と、より「グリーンな」低炭素エネルギー源の両方が含まれています。

ほとんどの専門家は、太陽光、水力、そして原子力を正しいバランスで組み合わせることで、地球環境を救うことができると考えています。安全で信頼の置ける原子力発電所は、気候変動の問題を解決するための決定打となり得ます。国際エネルギー機関(International Energy Association)によれば、世界中全ての原子力発電所が、二酸化炭素の排出を過去46年間に合計で560億トンも防止しています。これは、世界が現在のレベルで生成できる電力の2年分にあたります。

今日原子力は一年間に世界中で392 GWの電力を生成しており、毎年20億トンもの二酸化炭素排出を防いでいます。これは、年間に25億トンの二酸化炭素を消費する、世界中全ての森林による浄化効果とほぼ同等です。

国際エネルギー機関は、パリ協定の遵守を目指した場合、全世界における原子力の発電能力は2050年までに現在のレベルからほぼ倍の、930 GWになるだろうと予測しています。そしてそこへ、風力、太陽光、水力などその他のリサイクル可能なエネルギーが補足することになります。これこそが、ロスアトムがその他の代替エネルギー源を追求している理由です。昨年同社は、ロシア南部における風力発電所3箇所の建設の入札に成功しました。同社はまた、小型の水力発電所の建設に出資しています。

とはいえ、原子力関連の技術は近代化と改善を継続しています。ロスアトムにとって一番の優先事項の一つは、高速中性子炉を基本としたクローズド燃料サイクルの開発です。ロシアでは、BN-800高速中性子炉の稼働に既に成功しており、ウラン-238の完全利用が実現されています。よって、今後数十年の間に原子力は無炭素なだけではなく、再生可能ともなることが見込まれます。

参考事項
ロスアトムは原子力産業で操業する340の企業や研究機関によって構成されています。ロスアトムは、ウラン濃縮から原子力発電所の建設まで、原子力産業全体を包括する総合的なサービスを提供しています。

ウェブサイト: (リンク »)

情報源:ロスアトム(Rusatom)国際ネットワーク通信部門(International Network Communications Department)

(日本語リリース:クライアント提供)

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