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【北京2018年1月5日PR Newswire=共同通信JBN】ブロックチェーンのスタートアップ、Matrixのチーフ人工知能(AI)サイエンティスト、ヤンドン・デン氏は今年のBlockShow Asiaで、AIをブロックチェーン・エコシステムに組み込むことでビットコイン・マイニングのコンピューティングパワーを科学的イノベーションに利用できる方法を説明した。
デン氏によると、世界全体のコンピューティングパワーは1.2x1023 FLOPSであるにもかかわらず、ビットコイン・マイニング工程ではコンピューティングパワーが現在、8.23x1022 FLOPSも使用されている。ビットコイン・マイニングは計算上、全世界のコンピューティングパワーの17%を消費しており、ビットコイン・マイニングが浪費的であると再三批判されていることが正しいことを示している。
Matrixは、マルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)アルゴリズムを利用するベイジアン・マイニングシステムによる方程式にAIを組み込むことでマイニング・アルゴリズムを新たに開発することに努めている。これらの計算可能関数は従来のマイニング機能と同様に機能するため、ビットコイン・マイニングにも効果を発揮する。
デン氏が主張するように、AIを使用すると、ビットコイン・ネットワークでのトランザクションを検証するために使用されるコンピューティングパワーを、暗号通貨の領域以外の他の用途に活用することができる。
同氏が自分の科学的リサーチの一例として以下の例を挙げた。それは、脳内ネットワーク・シミュレーションには約1018 FLOPSが必要だが、完全な人間の代謝経路ネットワーク・シミュレーションには1025 FLOPSが必要だということだ。
デン氏によると、大規模なコンピューティングパワーを必要とする暗号通貨以外の重要な使用例は、化学反応シミュレーション、医学診断、複雑な金融モデリングである。インテルは最近、暗号通貨マイニングに使用されるエネルギーを科学的発展のため、今回は特に遺伝子配列決定に活用するブロックチェーン・ベースのシステムを特許申請した。
昨年11月に開催されたBlockShow Asia会議では、Matrixに加えていくつかの革新的なプロジェクトが含まれた。1500人の起業家と専門家がシンガポールのイベントに集まり、業界の最新動向を共有し発見した。
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ソース:Matrix
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