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【ニューデリー、プネー(インド)2018年1月20日PRNewswire=共同通信JBN】インドのバイオ医薬品大手でワクチンの大手メーカーであるPanacea Biotec Ltd. (PBL)はこのほど、ワクチンの世界大手メーカーのSerum Institute of India Pvt. Ltd.(SII)およびその全額出資子会社Biologicals B.V.(BBIO)との間で2つの長期協力契約を締結した。
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この契約の下でSIIは、PBLが開発、商品化したこの種で初の完全液化Whole cell Pertussis(wP、全細胞百日咳)およびソーク(Salk、ポリオワクチン)ベースで注射可能なポリオワクチン(IPV)ベースの6価混合ワクチン(DTwP-HepB-Hib-IPV)を製造、販売することができる。
*SIIは、PBLに対する大半のIPV供給を保証する。PBLは世界でこれまでほかに僅か3社のワクチンメーカーだけしか保有していなかったIPV製造技術を保有する、完全子会社BBIO Netherlandsから提供される6価混合ワクチンの重要な構成企業である。
*今後2年間に、SIIおよびPBL両社は、インド政府と発展途上国の国家予防接種プログラムで導入されたこのwP-IPVベースの6価混合ワクチンを取得するため協力する。この協力作業は、関係国政府、世界保健機関(WHO)、ワクチンと予防接種のための世界同盟GAVI(The Global Alliance for Vaccines and Immunization)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)その他国連機関などを含むがこれに限定されない主要な利害関係者と緊密に協力する
PBLの合同マネジングディレクターであるラジェシュ・ジャイン博士は、年間約1億2100万人もの新生児人口となる発展途上国の数百万人が、完全液化6価混合ワクチンを容易に利用できるようになると語った。このワクチンには6つの致命的な疾患すなわちジフテリア、破傷風、百日咳、B型肝炎、B型ヘモフィラス・インフルエンザ菌、ポリオから守る6種の重要な抗体が含まれている。
IPVおよびIPV混合ワクチンに対する世界的需要は、供給制限が残る2020年の1億回分から、2回ないし3回の投与スケジュール次第だが、2022年以降は年間2.5-3.5億回に急増すると見込まれている。「予防接種に関する専門家の戦略的諮問委員会(SAGE、Strategic Advisory Group of Experts)」は2017年4月に、経口ポリオワクチン(OPV)撤回後の所定の予防接種スケジュールで、少なくとも2回のIPV投与を推奨している。
2015年以来、IPVの世界的供給不足により、国連関係機関に提供されたのは計画された供給量の52%だけだった。このため18カ国が、その予防接種計画の中にIPVを導入することができず、15カ国がGAVI支援で承認された70カ国のIPV有資格接種国から除外された。
SIIのアダル・プーナワラ最高経営責任者(CEO)兼エグゼクティブディレクターは「インドの大手ワクチン企業の2社が世界の民間、公共両市場の満たされない医療ニーズに応えるため、手を組むことになったことは、歴史的な取り決めである。1つで6つの機能を備えた便利さから、年間12億5000万余りの市場規模に今後3、4年に、2億5000万回以上のワクチンを供給する可能性がある」と語った。
大手ワクチンメーカー間の大規模取引を指揮したシニアアドバイザーのR・K・スリ氏は「ワクチン分野における新時代の始まりを画するもので、新しいビジネスモデルの先触れである」と語った。
Panacea Biotecに関する詳細はwww.panaceabiotec.com( (リンク ») )を参照。またSIIについてはwww.seruminstitute.com( (リンク ») )を参照。
▽問い合わせ先
Mr. P.D. Karan
VP - Corporate Communication & Business Development
+91-9312-693-040
pdkaran@panaceabiotec.com
ソース:Panacea Biotec Ltd.
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