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【珠海(中国)2018年2月16日新華社=共同通信JBN】毎年の春節(旧正月)前夜に家族が再会し食事をする集いは中国人にとって最も重要な行事である。その際に欠かせない「饗宴」はSpring Festival Gala(中国国営中央テレビ春節聯歓晩会)を見ることだ。2月15日、中国南部の改革・開放の窓である珠海は春節聯歓晩会の同時イベントを初めて開催した。
無人航空機(UAV)の信じられないほど見事な編隊、自動運転車両および無人水上艇(USV)が珠海のランドマークの1つである港珠澳大橋で披露された。曲技飛行チームとUAV編隊は広東の科学技術力および勇敢さを具現化し、さまざまな驚くべき隊形を描き、春節聯歓晩会の冒頭で全世界700万人の番組視聴者を魅了した。
完成して間もない世界最長の海上橋であるこの大橋は珠海と香港・マカオを結ぶ。こうして珠海は広東-香港-マカオ大湾岸圏内の開発戦略において重要な接続点となった。この大橋はこの夜、陸海空の技術革新機器を披露するための最も華々しい背景および舞台となった。
春節聯歓晩会のプロデューサーの1人は「珠海の同時イベントは港珠澳大橋および珠海長隆海洋王国で撮影され、このことは珠海市の開放と革新の精神を示すものだ」と述べた。
姚奕生珠海市長は「珠海は、ますます現代化され国際化された革新のプラットフォームを有し、湾岸圏において革新で優位な立場を確保するよう努めている。珠海の革新の主体は現在、ハイテク、高精度、先端および専門産業への特化を進めている1400超の新たなハイテク企業と共に繁栄している」と述べた。
春節聯歓晩会で披露される無人水上艇はYunzhou Intelligent Technology Co., Ltd.(Oceanalphaとしても知られる)によって珠海で製造されたものである。珠海は、造船、海洋エンジニアリング、航空宇宙および鉄道輸送などの先端機器製造業に注力してきた。
珠海市宣伝部の統計によると、2017年の珠海のハイテク産業全体の付加価値は306億8700万元で、指定規模以上の産業の付加価値の27.8%を占めた。同市は2025年までに一般民間航空機の国家製造拠点となり、海洋エンジニアリング機器の製造において世界をリードする。
中国の技術革新により、とりわけ主要な機器製造およびエンジニアリング建築の分野において、世界は中国をより深く理解している。世界はまた、リモートセンシングのマイクロ・ナノ衛星コンステレーションであるZuhai-1、港珠澳大橋および世界最大の水陸両用機である中国国産のAG600(コードネームKunlong)を含む珠海の革新の到来を目の当たりにしている。
年越しのカウントダウン中、珠海の同時イベントの活気に溢れたプログラム「春の獅子舞」が再び生放送された。新年を告げる鐘が鳴ると、長隆海洋王国では太鼓と銅鑼が賑やかに鳴り響き、炸裂する鮮やかな花火が大橋の上空を照らし、世界中の中国人に新年のあいさつを送った。珠海は春節聯歓晩会の同時イベントを通じて中国の革新の「展示場」となり、全世界へ向けて招待を送る。
ソース:The Publicity Department of the CPC Zhuhai Committee
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