主要ビジネスである広告事業では、さまざまな社内システムの利用はもちろん、クライアントが取引業者に提供するシステムを利用するケースも多いため、営業担当者は日常的に数多くのシステムにアクセスします。またアドウェイズでは、メールシステムをオンプレミスからGmailへと移行するなど、SaaSの活用も積極的に推進しています。その結果、社員が利用するシステムの数は増大し続け、社内システムを含めて合計200以上のシステムが使われるようになっていました。
このような状況下で大きな課題となったのが、各システムへのサインオンやID管理の煩雑さです。ユーザが使うIDとパスワードは平均30~40、多い人では80に達していました。システムのユーザサポートに寄せられる問い合わせも、半数以上がユーザアカウントに関するトラブルでした。
また会社が急成長する一方で、出産や育児、介護などの理由から毎日出社することが難しい社員が増えている状況があり、働き方改革に取り組む必要性も高まっていました。その取り組みの一つとして、社内システムに対し社外から安全にアクセスするための仕組みが求められていました。
これらの課題を解決するためにアドウェイズが行ったのが、BIG-IP APMを活用した認証ポータルの構築です。
ユーザはWebブラウザからHTTPSでAPM上の認証ポータルにアクセスし、ここでIDとパスワードを入力します。認証に成功したユーザは、画面に表示される利用可能なシステムの一覧から目的のものを選択し、システムへのアクセスを行います。社内システムへの認証はAPMがシングルサインオン(SSO)することでシームレスな利用を実現し、社外サービスはSAMLによる認証連携を行っています。また社内システムを管理するエンジニアを中心にSSL VPN機能を提供することで、社外から安全かつダイレクトに社内システムにアクセスできるようにしました。
BIG-IP APMを活用することで、既存の社内システムへの影響を最小限に抑えたSSOが可能になりました。またIDとパスワードを認証ポータルで統合した結果、サインオンやID管理に費やされていた時間が削減し、セキュリティも強化されました。
株式会社アドウェイズ サービスデベロップメントグループ インフラストラクチャーディビジョン バイステクニカルマネージャ 伊藤 正之 氏は次のように述べています。
「現在対象となっているユーザ数は約600名ですが、サインオンに費やされていた時間を合計すると、1日あたり10時間を節約できる計算になります。また社外からのアクセスも安全になり、在宅勤務が行いやすくなったため、働き方改革の推進にも大きな効果を与えると思います」
こちらの事例の詳細は、下記URLをご参照ください。
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パブリッククラウド移行時の認証連携対策について
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F5 BIG-IPについて
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F5 BIG-IP APMについて
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アドウェイズについて
アドウェイズは2001年に設立され、2006年に東証マザーズ上場を果たしたインターネット広告企業です。現在はアジアを中心とした世界各国へビジネスを展開、「Beyond Everything Internet ~インターネットの全てを越えていく~」をビジョンに掲げ、スマートフォン向け広告事業、メデイアやアプリの開発・運営事業、ビッグデータ事業など、幅広い事業を手がけています。従業員数1,184名(2017年3月末日現在、グループ全体/臨時雇用者含む)。資本金16億500万円(2017年3月末現在)。
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F5ネットワークスについて
F5は、世界最大規模の企業やサービスプロバイダ、政府機関、消費者ブランドが、アプリケーションをより速く、よりスマートに、そしてより安全に提供することを可能にします。F5はクラウドとセキュリティに関するさまざまなソリューションを提供しており、これらを活用することでスピードと管理性を犠牲にすることなく、セキュアかつハイブリッドクラウドに対応したアプリケーション基盤を実現できるようになります。
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