ロシアの食品企業が日本市場に参入

ロシアの食品企業が日本市場に参入

AsiaNet 72680 （0480）

【東京、モスクワ2018年3月14日PRNewswire＝共同通信JBN】ロシア輸出センター（Russian Export Center、REC）はロシア農業省とともに、千葉市で2018年3月6日から9日まで開催された第43回国際食品・飲料展（フーデックスジャパン、FoodEx Japan 2018）にロシア食品企業の合同スタンドを設置した。

マクファ（Makfa）、ファナゴリヤ（Fanagoria）、Uniconfなどの有名ブランドがこのスタンドで展示した。展示会の代表団を構成するロシア企業は輸出向けの商品を展示し、将来の輸入・販売業者と交渉を重ねた。

2018年3月6日には、ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使がRECのスタンドを訪れた。大使はその際、ロシアと日本の貿易、経済関係を進展させる全ての必要条件がそろっていると断言した。ミハイル・ガルージン大使は「昨年、ロシアと日本の経済界、特にロシア産業家企業家連盟と経団連の対話は大きな弾みをつけた。貿易、投資協力、業務提携の成長の前提条件をつくり出すうえでこれは極めて重要である」と強調した。

この日の展示会で、駐日ロシア通商代表部のセルゲイ・エゴロフ首席代表はショーでロシア企業代表と一連の会合を行った。首席代表は、日本最大の農産品展示会であるフーデックスジャパンにロシア独自のスタンドを設置したことについて、日本市場への農産品輸出促進の節目になると力説し、いくつか有望な分野を挙げた。また「現在、日本の一部貿易企業は2018 FIFAワールドカップのブランド商品を日本で売ろうとしている。しかし、一部の例外を除いて、ロシア企業の対応の動きは十分ではない。われわれから見れば、日本市場参入を望むロシア企業にとってこの分野のチャンスは大きい」と語った。

RECは農業関連製品の輸出を積極的に推進してきた。現在、アジア諸国には菓子、パスタ、ワインなどの製品を輸出している。ロシア製品販売促進の主要経路は、専門的な企業派遣団、輸送コスト一部償還の特別プログラム、見本市への参加である。RECで農産品輸出支援を担当するルスラン・チャーグシュ氏は「さらに、RECは海外市場におけるロシア食品の認定、推進に努めている」と語った。

日本企業はすでにロシア製品に興味を示している。2018年3月8日、RECスタンドではロシアワインの対日供給に関するファナゴリヤと日本の貿易企業、池光エンタープライズの契約調印式が行われた。ファナゴリヤのミハイル・レリューク副社長（海外経済活動担当）によると、最初の輸出量は8000本から1万本になる見込みである。副社長は「短期的にわれわれの供給はコンテナ3、4個分、すなわち約5万本に達するとみている」と述べた。

日程：2018年3月6日から9日
イベント開始：2018年3月6日午前10時（日本時間）
会場：幕張メッセ

▽ロシア輸出センターについて
ロシア輸出センター（Russian Export Center, JSC、REC）は、ロシア連邦政府の支援で輸出振興のために設立された政府機関である。センターは輸出業者にワンストップ・ショップを提供し、金融・非金融支援を与えて関連省庁と協力している。ワンストップ・ショップ・サービス立ち上げの一環として、ロシア輸出センターはロシア輸出信用・投資保険機関（EXIAR）とロシア輸出入銀行を統合する。センターは輸出サイクルの各段階で、非商品製造業者に幅広いサービスを提供、関連執行機関と協力し、輸出と海外経済活動に関するビジネス環境向上の提案を作成、定期的に企業、専門家コミュニティーと交流し、障壁克服や「システム」規制撤廃を支援する。

詳しい情報はロシア輸出センターのウェブサイト、 (リンク ») を参照。

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国際食品・飲料展（フーデックスジャパン、FoodEx Japan）は1976年から開催され、「食品・飲料」の最新情報を提供し、インバウンド、アウトバウンド双方の実際的なビジネス会合機会を創出することによって、アジア食品業界の一層の発展に寄与すること目指している。今年の第43回フーデックスジャパンには世界80カ国・地域から食品・飲料企業、貿易企業を含む約3250社が自社製品を出展し、会期中に食品サービス企業、販売業者、卸売業者などのバイヤー約8万2000人が訪問した。
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ソース：Russian Export Center