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パリ(フランス)、3月23日/PRニュースワイヤー/ --
3月22日木曜日のロレアル-ユネスコ女性科学賞(For Women in Science Awards)式典開催中、ロレアル財団(L'Oréal Foundation)とユネスコ(UNESCO)は「科学界の女性を支援する男性」イニシアチブを発足しました。目標はシンプル、より効果的な前進に向け科学のより良いジェンダーバランスに貢献することです。
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数学者のセドリック・ヴィラニ、遺伝学者のアクセル・カーン、フランス原子力エネルギー庁、(CEA:French Atomic Energy Commission)研究部長のエティエンヌ・クライン、レバノンのフランス国立科学研究センター(CNRS:French National Council for Scientific Research)Mouin Hamze事務局長など、著名な男性科学者25人がすでに支援を約束しました。
男性支援者の全リストはこちら:
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女性不足が研究の質の問題をもたらす
科学界で働く女性の割合は過去20年間に約12%増加しましたが、それでもなお低く、研究者のうち女性は30%以下[1]です。見えない障害は依然として存在しており、ヨーロッパで学問の指導的地位にいる女性はわずか11%です。またノーベル科学賞受賞者のうち女性はわずか3%に過ぎません。
この女性不足は科学研究の質に影響しています。例えば、人工知能の分野における多様性の欠如が、とりわけジェンダー[2]に関するステレオタイプを再現したり、時には誇張したりするソフトウェアの開発につながったとの研究結果があります。
科学の外観を変える連立
男女の連立を促すため、ロレアル財団とユネスコは、「科学界の女性を支援する男性(Male Champions for Women in Science)」を立ち上げます。男性科学者たちは、下記の目標に向けた明確で測定可能なコミットメントの憲章に署名するよう促されました:
・女性の研究費利用を促進
・雇用の機会均等を提供
・出版および著作権におけるより良いバランス達成を目指す
コミットメント憲章はこちらからご覧ください:
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「すべての人々の利益を目指して科学的理解を進め、今日の世界が直面する問題により良く対処するため、ジェンダーバランスの向上と科学の有効性に向けた変革を加速したいと考えています」と、ロレアル財団理事長、ジャン=ポール・アゴンは語ります。
1. ユネスコ・サイエンスレポート(UNESCO Science Report):「 2030年に向けて(Towards 2030)」 (2015).
2. 「言語コーパスから自動抽出した意味論には人間に近い偏見が含まれる(Semantics derived automatically from language corpora contain human-like biases)」、 Aylin Caliskan、Joanna J. Bryson、Arvind Narayanan、サイエンス(Science )(April 14, 2017).
情報源:ロレアル財団
(日本語リリース:クライアント提供)
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