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【北京2018年3月26日新華社=共同通信JBN】広州市政府広報部は25日、北京で開催されたChina Development Forum 2018で「Global Conversations between Guangzhou and the World」(広州と世界の間の世界的対話)のための円卓会議を主催し、多くの政治家やビジネスリーダー、専門家、世界的に有名なメディアを集め、広州が将来の発展のために世界とどのように関わるべきかについての白熱した議論を巻き起こした。
広州の温国輝市長は参加者に、数千年にわたるこの商業都市の歴史について語った。 今後広州市は、最適化された戦略計画立案、一帯一路構想と広州-香港-マカオ大湾岸圏開発の双方への深い関与、航空、海運、技術革新のハブとしての役割強化、革新主導の成長増進、より良い物理的・ビジネス環境を含む多くの行動計画を通じより大きな魅力と活力を持つ真の世界的都市に変貌しつつある。
ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏は「大湾岸圏の発展には、調整と全面的な配慮が求められている。実際には、地域調整が極めて重要だ」と語った。同氏は、改革開放の40年間で広州市が活気のある都市に変貌したことを挙げて、都市を変革するためには、政府からの強力な指導と支援が必要だと付け加えた。スティグリッツ氏は、広州市は都市デザインとインフラストラクチャーにおける重要な取り組みで、自らを最も住みやすい都市とすることにコミットしてきた、と述べた。
世界の他の地域との広範なつながりと強固なコネクティビティーおよびコラボレーションにより、都市は世界的なハイエンドリソースを引き寄せ、分配し、共有することができる。広州市は、内外の主要な国際イベントを通じて、世界中に自らの声を伝えることにより、継続的イノベーションと変革を促進した。
HSBC Holdingsのグループ最高経営責任者(CEO)、ジョン・フリント氏は「ニューエコノミーは単なる産業ないし勤勉さよりもイノベーションや創造性をベースとしている」と語った。同氏は、HSBCは、広州が新しい中国とニューエコノミーを模索していることを認識して、2017年決算報告のカバーに広州のパノラマ映像を据えたと述べた。
ウォールストリート・ジャーナル紙の中国担当ディレクター、リ・ジア氏は「活発で持続的な外部とのコミュニケーションは、世界の他の地域が広州と中国に関する情報を最新なものに保つのをサポートする」と語った。
The Economist Groupの大中華圏担当マネジングディレクター、リュー・チエン氏は、広州市による外部とのコミュニケーションの最善の方法は、世界クラスの都市でみられるように、影響力のある国際的イベントに参加することや、そのような世界的イベントを広州で開催することである、と述べた。
彼らの見解では、広州はグローバルな対話という新しい波の中で中国の都市を代表している。世界的産業競争の激化に伴い、都市のイメージは、中堅・高級産業や科学技術の革新的な専門家を引き付ける重要な要素となっている。世界的なイメージを促進する意識的な努力を既に行ってきた中国の都市がますます増えている。
しかし中国の多くの都市にとって、異文化間の徹底的な交流の実行、相互理解と寛容に到達すること、人間や他の資源における相互接続の達成はまだ大きな課題である。この点について、広州が自らの開発で取り組んできたことは、円卓会議の参加者間での熱い議論を呼び起こしただけでなく、広州と同じ世界的志向性を持つ多くの他の中国都市に貴重な経験をもたらした。
ソース:The Information Office of Guangzhou Municipal People's Government
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