株式会社 共同通信社
矢野経済研究所がグループ会社に
(株)共同通信社、産業調査大手の株64%を取得
株式会社共同通信社(注1、本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤雄二郎=さとう・ゆうじろう、資本金:1億円、以下:KK共同)は30日、グループ会社とともに、産業調査会社大手、株式会社矢野経済研究所(注2、本社:東京都中野区、代表取締役社長:水越孝=みずこし・たかし、資本金:2億円、以下:YRI)の64%の株式を取得、これにより同社は共同通信グループ入りしました。
1958年に設立されたYRIは、日本における市場調査会社のパイオニア的存在です。現在はエレクトロニクス、環境、エネルギー、自動車、食品、IT、バイオテクノロジー、ファッション、スポーツ、レジャー、物流、医療福祉、教育などの幅広い分野で調査を手がけており、長年蓄積された調査ノウハウや膨大な市場情報を保有しています。官公庁、自治体、民間企業のお客さまからも、その調査内容に対しては高い評価を受けています。
一方、KK共同は報道機関である一般社団法人共同通信社(注3、本社:東京都港区、社長:福山正喜、以下:社団・共同)の100%子会社で、企業などの広報・PR支援、国際情報発信、各種調査、映像配信、出版、スポーツイベントから講演会や展覧会まで幅広いサービスを提供している事業会社です。また、KK共同と協力して出資するグループ会社のクォンツ・リサーチ株式会社(注4、本社:東京都港区、社長:西村公佑=にしむら・こうすけ、資本金:5770万円、以下:QR)は、金融工学とインターネットを利用したIT技術を使って金融関連WEBコンテンツの企画・開発・運営、金融情報の配信サービス、金融工学を用いたコンサルティングなどの業務を展開しています。グループ化後は、YRIの調査ノウハウやコンテンツを活用して新事業の開拓につなげ、共同通信グループ全体の成長に資するよう努力していきたいと考えます。
具体的なグループ化の方法については、KK共同がQRとともに、YRIの全株式を保有する持ち株会社ヤノホールディングスの発行済み株式の64%を取得しました。今後、KK共同とQRはYRIと協力し、可能な限りの相乗効果を出していく所存です。
注1:株式会社共同通信社としては1972年に設立されましたが、前身会社は1949年に一般社団法人共同通信社の事業専門会社として出版業を始めています。以後、業容を拡大し、現在は多様な情報ビジネスを展開しています。一般社団法人共同通信社の100%子会社です。
注2:株式会社矢野経済研究所は1958年に「株式会社矢野経営研究所」として創業し、1961年に現在の社名に改称しています。各種市場調査、産業調査の分野では古くから定評がある老舗調査会社です。現在は幅広い分野での調査を手がけており、受託調査だけでなく、自らが企画する調査資料のサービスも高評価を受けています。
注3:一般社団法人共同通信社は1945年の創立以来、国内、海外のニュースを取材、編集して全国の加盟新聞社、日本放送協会(NHK)、海外メディアなどにニュースを配信している総合国際通信社です。完全子会社の株式会社共同通信社をはじめ、株式会社共同通信デジタル、株式会社エヌ・エヌ・エーなどのグループ会社があります。
注4:クォンツ・リサーチ株式会社は金融工学とインターネットを利用したIT技術を使って金融関連WEBコンテンツの企画・開発・運営、金融情報の配信サービス、金融工学を用いたコンサルティングなどの業務をしています。創業は2000年で、2013年に一般社団法人共同通信社の完全子会社となりました。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。