モンサントとペアワイズ、遺伝子編集を使った農業分野のイノベーション推進に向け、共同研究開発を発表

日本モンサント株式会社

From: 共同通信PRワイヤー

2018-03-30 17:30

2018年3月30日

日本モンサント株式会社

双方の持つ専門知識と塩基編集の可能性が進歩を加速

モンサントとペアワイズ、遺伝子編集を使った農業分野のイノベーション推進に向け、
共同研究開発を発表

双方の持つ専門知識と塩基編集の可能性が進歩を加速

本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイト (リンク ») をご参照下さい。
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ミズーリ州セントルイスおよびカリフォルニア州サンディエゴ(2018年3月20日) ― モンサント・カンパニー(ニューヨーク証券取引所:MON)と、農業系新興企業ペアワイズ・プランツ(以下「ペアワイズ」)は、遺伝子編集技術を活用した農業分野の研究開発を加速させる提携を発表しました。この契約により、ペアワイズは、トウモロコシ・ダイズ・コムギ・ワタ・ナタネについては、モンサントのみと協働することになります。増大する環境問題に直面する中で生産者の収穫の改善に寄与し、進化する脅威から作物を防御し、資源を保全するために、両社は比類ない専門知識と相補的な知的財産をこの戦略的提携に結集し、必要とされる新たなソリューションを提供していきます。

今回の提携とライセンス供与の契約に基づいて、モンサントは、共同研究の結果得られる製品の市場化もオプションとして含め、畑作物への適用にあたりペアワイズの知的財産へのアクセスとその開発に1億ドルを提供します。

モンサントの最高技術責任者であるロブ・フレーリー(Robb Fraley)は、「ソリューションの提供を促進するために、協働できる外部の革新的な企業を見極め、新しい技術を生産者に届けるモンサントのコミットメントのひとつです」とし、「社内チームが牽引してきた確固たる研究を基盤とし、ペアワイズの遺伝子編集分野における先駆者たちと協力できることを楽しみにしています」と述べています。

ペアワイズは、遺伝子編集と農業の理論的先駆者(thought leaders)が集結する世界レベルの企業として、基本的な遺伝子編集の知的財産へのアクセスを活用することで、世界的な食料問題に対処する新しい方法を見い出すことに注力しています。ペアワイズはハーバード大学からプログラム可能な塩基編集技術のライセンスを取得しており、ペアワイズとモンサントが研究に応用する予定の新しい遺伝子編集アプリケーションの開発に取り組んでいきます。ペアワイズはまた、他の農業企業・食品企業と協力しつつ、独自の新しい作物品種も開発する計画です。

ペアワイズの創設者J.キース・ジョン(J. Keith Joung)氏は、「私を含む共同創設者たちは、それぞれが開発してきた技術が農業に大きな影響を与え、気候変動による難しい状況下で増大する人口の食料供給にどうしても必要となるイノベーションを加速させると信じています」とし、「塩基編集技術では、研究者が効率よくゲノムの正確な位置に単一ヌクレオチド変化を起こすことができるようになることから、植物学者が作物を改良する速度と精度に非常に大きな影響を与える可能性を秘めています」と語っています。

ペアワイズは最近、2,500億ドルのシリーズA資金調達を完了しました。この資金調達は、それぞれが少数株主であるベンチャーキャピタル企業のディアフィールド・マネジメントと、モンサントのベンチャーキャピタル部門であるモンサント・グロース・ベンチャーが共同で主導したものです。ペアワイズは、最高執行責任者トム・アダムス博士(Dr. Tom Adams)と、最高業務責任者ヘイヴン・ベイカー博士(Dr. Haven Baker)、またそれぞれが遺伝子編集技術の傑出した専門家であり発明家である、デビッド・リュー博士(Dr. David Liu、ハーバード大学およびブロード研究所教授・研究者、ハワード・ヒューズ医療研究所研究者)、フェン・チャン博士(Dr. Feng Zhang、ブロード研究所・MIT)、J.キース・ジョン博士(マサチューセッツ総合病院・ハーバード大学医学部)からなる創設者にリードされていくことになります。

ペアワイズのベイカー最高業務責任者は、「人を対象とした医療は、遺伝子に関連した治療を長年開拓し続け、ほとんどの全身性疾患への対応を前進させてきました。ペアワイズと私たちのパートナー企業は、農業にも同じことが可能であると考えています」とし、「世界中の企業が協力することで、遺伝子編集は世界の食料問題への対応に極めて重要な役割を果たすことができます」と述べています。

ペアワイズについてより詳しくは、www.pairwiseplants.com (リンク ») をご覧ください。

モンサント・カンパニーについて
モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。当社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。当社は、農業生産者が、天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、当社は、農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーとその取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、当社ウェブサイト (リンク ») をご覧ください。ツイッター (リンク ») やフェイスブック (リンク ») もご覧いただけます。

ペアワイズについて
食品は健康的で安価で便利で持続可能であるべきという信念に基づき、ペアワイズは、農業分野と技術分野のリーダーを集め、遺伝子編集が持つ変革の可能性を食料システムのニーズへの対応に役立てようとしています。私たちは作物の新品種の開発だけでなく、全世界の食卓に栄養のある食品を届けたいと願う食品・農業関連企業との提携にも取り組んでいます。新たな遺伝子編集ツールの開発から、自然の植物の遺伝的多様性の活用、堅固なパートナーシップや提携関係の構築まで、ペアワイズは食品の未来が直面する最大の課題の解決に取り組んでいます。共に取り組みましょう。


将来予想に関する情報に関する注意書き
このプレスリリースに含まれる一部の記述は、「将来予想に関する記述」です。具体的には、弊社の予想される財務業績、現在および将来の製品実績、規制承認、事業計画および財務計画、その他過去に例のない事実、さらにはBayer AG(以後「バイエル」)との進行中の取引などに関する記述がこれにあたります。これらの記述は現時点での予想および現在入手可能な情報にもとづくものです。しかしながら、リスクや不確実性を含む事実にもとづいた記述であるため、弊社の実際の年次業績や成績が「将来予想に関する記述」で明示的または黙示的に示されたものと著しく異なる場合もあります。このような相違の主因または要因となりうる要素としては、例を挙げれば、弊社とバイエルとの進行中の取引に関連するリスク(当該取引に必要とされる規制承認が予想期間または時間内に、あるいはまったく取得できないリスク、取引の完了に必要なその他条件が満たされないリスク、進行中の取引に関連する混乱または不明点が弊社の業務、業績および第三者との関係性のいずれか、またはそのすべてに悪影響を及ぼすリスク、取引の進行中に特定の契約上の制限が弊社の商機または戦略的経済活動に悪影響を及ぼすリスクなど);種子・形質・農薬における継続的な競争;知的財産権保護や規制コンプライアンス、承認が得られる速度、弊社のバイオテクノロジーやその他の農業製品に対する一般の理解と受容などの様々な不測の事態への遭遇;弊社の研究開発活動の成否;バイエルとの進行中の取引に関連する訴訟の可能性などの重要な訴訟の結果;為替や経済の推移;穀物価格の変動;弊社の製造に影響する規制コンプライアンス;流通在庫量に関する弊社の予測の正確度;債務、継続的な資本および融資の利用可能性および格付け機関の行動;弊社の短期的財務ニーズへの資金確保の可否、および販売した製品の支払いの領収の可否;気象条件・自然災害・事故・サイバー犯罪を含む安全侵害が農業ビジネスまたは弊社の施設に与える影響;および弊社の最新のSECへの定期報告に詳述されているその他のリスクや要因が考えられます。「将来予想に関する記述」はあくまでこのプレスリリースの日付の時点のものであり、これに過剰に依存するべきではありません。弊社はいかなる「将来予想に関する記述」または実際の結果に影響しうるいかなる要因についても、これを更新する現在の意図または義務を放棄します。

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