自分の母親達の世代は、油断してると何にでもカバーを作ってしまいます。代表的なのが電話カバー。昔は『黒電話』と呼ばれる、重くて大きい黒い電話機が主流だったのですが、いつの間にやらそこにフリルのついたカバーを付けて、涙ぐましい『可愛らし化』をしてしまってました。若い人には全く想像つかないかもしれませんが、電話機に服を着せたような感じ。犬用の服を電話につけたようなものをイメージすれば分かりやすいかもしれません。全く想像つかないかもしれませんが、それが昭和の普通。
それはモノを少しでも大切にしようという国民性、無骨なフォルムの電話機を少しでも可愛いものにしようという昭和女性の美学から来るものでしょうか。
そして1995年、自分の実家でパソコンが導入された時も、気が付けば母自作のモニタカバー、キーボードカバーが掛けられていました。恐ろしいです。最新のテクノロジーが次々と母親の手によってフリル化されてゆきます。
そして現代。
まぁ昔のように電気製品に手作りのカバーを付ける潮流は消えたように思いますが、それでも他国に類を見ない程、カバー大好き民族なのだと思います。
今ほとんどの人がスマホカバーを使ってると思います。女性は特に。
形は変われども、自分の母親世代のやっていた『モノを大切にする文化』、『可愛らし化』に通じるものを感じます。
そして『可愛らし化』が始まるということは、それだけ愛着を持たれ、普及したと考えることができるように思います。
(この続きは以下をご覧ください)
(リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。