豊田自動織機、新たなコミュニケーション基盤として導入したOffice 365の膨大なトラフィック処理にF5 BIG-IPを活用

プロキシ負荷分散でOffice 365とその他のトラフィックを分離 ネットワークの安定稼働とコスト抑制を実現

F5ネットワークスジャパン合同会社

2018-04-17 11:00

F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:権田裕一、以下 F5)は、株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:大西朗、以下 豊田自動織機)が、国内外のコミュニケーション基盤として導入したMicrosoft Office 365(以下 Office 365)のトラフィック処理のために、「F5 BIG-IP(以下 BIG-IP)」を導入したことを発表しました。
豊田自動織機は、豊田佐吉が発明したG型自動織機の製造・販売を目的に、1926年に設立された歴史のある会社で、現在、繊維機械、自動車(車両、エンジン、カーエアコン用コンプレッサほか)、産業車両、エレクトロニクス、物流など、幅広い事業を展開しています。その中でもフォークリフト、カーエアコン用コンプレッサ、エアジェット織機では世界シェアNo.1となっており、フォークリフト国内販売台数は51年連続でトップを維持し続けています。またグローバル展開を積極的に進めていることも同社の大きな特徴で、世界各地の連結子会社数は207社、5万人を超える従業員のうち半数以上は海外で活躍しています。

豊田自動織機は、このようなグローバル展開の拡大を支えるため、世界的に統合されたコミュニケーション基盤の確立にむけてOffice 365の導入を決定し、導入のためのプロジェクトを2016年3月にスタートさせました。ここで大きな課題となったのが、Office 365へのアクセスで発生する膨大なトラフィック処理でした。まず国内従業員を対象にOffice 365を展開することになりましたが、それだけでもユーザ数が12,000名に達し、既存のプロキシでは対応しきれないことは明らかでした。

この課題を解決するために、複数の手法を検討した結果、2016年9月、BIG-IPのプロキシ負荷分散機能を活用してOffice 365トラフィックを分離する手法の採用を決定しました。その後、新たなネットワーク構成の設計やシステムテストを実施し、2018年1月より本番稼働を開始しました。

新たなネットワーク構成では、社内端末からのトラフィックが帯域制御を経てBIG-IPへと送られ、Office 365向けとその他のWebサイト向けのトラフィックに分離されるようになっています。このような構成でOffice 365へのトラフィックを分離した結果、常時安定したパフォーマンスを実現することができました。当初は、既存プロキシの数を増やしスケールアウトする方法も検討されましたが、BIG-IPを活用した手法では、これに比べて半分以下のコスト、大幅な短期間で導入することができました。今後はBIG-IPとは別に設置されている帯域制限をBIG-IPに統合し、さらに投資効果を高めていくことも視野に入れています。

株式会社 豊田自動織機 情報システム部 システム企画第一室 第2グループ 主担当員の小室 信二氏は次のように述べています。
「現在はメールの移行が完了したばかりですが、今後は在席確認やビデオ会議も活用し、働き方改革の推進にも寄与したいと考えています。今回構築したネットワークはそのための安定した基盤として重要な役割を果たすでしょう」

こちらの事例の詳細は、下記URLをご参照ください。
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製品に関する詳細
F5 BIG-IPについて
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F5 BIG-IP Local Traffic Managerについて
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ソリューションに関する詳細
Office 365 ユーザの新常識。セッション増や回線不足を解決する方法
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BIG-IPでOffice365快適・安全ソリューション 資料ダウンロード
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事例集一覧
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豊田自動織機について
豊田自動織機は1926年に設立され、繊維機械や自動車、産業車両、エレクトロニクス、物流等、幅広い事業を展開しており、その中でもフォークリフト、カーエアコン用コンプレッサ、エアジェット織機では世界シェアNo.1となっています。またグローバル化も積極的に展開しており、5万人を超える従業員のうち半数以上が海外で活躍しています。従業員数52,623名。資本金804億円(2017年3月31日現在)。
参照URL: (リンク »)

F5ネットワークスについて
F5は、世界最大規模の企業やサービスプロバイダ、政府機関、消費者ブランドが、アプリケーションをより速く、よりスマートに、そしてより安全に提供することを可能にします。F5はクラウドとセキュリティに関するさまざまなソリューションを提供しており、これらを活用することでスピードと管理性を犠牲にすることなく、セキュアかつハイブリッドクラウドに対応したアプリケーション基盤を実現できるようになります。
【F5に関する詳細、最新情報】
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