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【北京(中国)2018年7月29日新華社=共同通信JBN】2018年の湯顕祖国際演劇交流月間(Tang Xianzu International Theater Exchange Month)が今年9月28日から10月末まで、中国南東部江西省の撫州市で開催される。
江西省は7月28日午前、北京の人民大会堂でこのイベントの記者会見を行った。
撫州市は著名な明朝の脚本家、文学者、思想家、湯顕祖の出身地である。市は2016年に没後400年を記念、翌2017年には湯顕祖演劇祭を主催し、約1カ月間の交流プログラムを実施した。中国と英国による大使級外交関係樹立45周年を記念する動きの一環である。
江西省政府は、中国の優れた伝統文化を「一帯一路」構想にさらに統合し、中国の優れた伝統文化を海外に宣伝し、文化交流・統合を促進する努力の一部として、今年も引き続き中国人民対外友好協会と協力し、中国演劇協会の強力なサポートを得て、湯顕祖国際演劇交流月間を主催する。このイベントは文化ブランド「湯顕祖」に脚光を当て、文化産業の発展を促進し、文化的な自信を強化し続けるものと期待されている。
江西省人民政治協商会議の副議長で撫州市党書記のシャオ・イ氏によると、福州は湯顕祖国際演劇交流月間を継続開催して、優れた伝統文化を促進し、中国の物語をより魅力的に語り、中国と外国の文化交流と協力を実現し、湯顕祖、撫州、江西と中国文化に内外の注意を喚起することによって、中国文化の存在感と影響力の増大を目指している。
昨年9月24日から1カ月余り、内外の素晴らしい演劇20本以上が撫州市で上演され、英国、スペイン、イタリア、ルーマニア、アルバニア、エジプト、モーリシャス、コロンビアなどのグループが出演した。
今年の交流月間は革新的で多様、ダイナミックで古典的なイベントの組織を図り、イベントのテーマは文化ブランド「湯顕祖」の啓発、臨川文化の影響拡大、内外文化交流の深化、文化観光産業の発展促進である。イベントは国際的要素を取り入れ、市場志向、大衆参加型に組織される。
江西省のウー・ゾンキン副省長は、今年の演劇交流活動は湯顕祖の思想と芸術的業績に対する人々の理解を深めて江西文化を海外に宣伝し、江西省と諸外国との文化、友好、経済交流をさらに促進することであると語った。
ウー氏は、江西省は世界文化に地元文化の一部を加えながら、独自文化をもっと世界にアピールしたいと望んでいると付け加えた。
江西省文化局のチ・ホン局長によると、演劇交流月間は湯顕祖とシェークスピアの“対話”を一層深化させ、中国と諸外国間の文化交流・協力を強化して文化貿易の発展を促進し、江西文化の海外普及をサポートして省の経済・社会発展に世界の目を向けさせることになる。
2018年湯顕祖国際演劇交流月間は中国と外国の古典上演、パレード活動、茶摘み歌劇ショー、中国駐留の外国文化当局者向けの文化体験ツアー、受賞歌劇作品の上演、江西省の無形文化遺産の展示会、各種の大衆文化活動が盛り込まれている。
撫州市は近年、優れた伝統文化を積極的に宣伝して文化ブランド「湯顕祖」を創出、全国的な歴史・文化都市、「中国の演劇都市」になることを目指している。撫州市は2017年、中国の文化競争力のある都市トップ10にランクインした。また、2つの交流プログラムの発展を支援した。人々が市内の臨川地区を訪問して地元文化を調査・研究するプログラムと湯顕祖とシェークスピアに代表される東西文化をそれぞれ体験するプログラムである。2つのルートは昨年、列車283本を動員し、10万人以上が調査・研究に訪れた。
ソース:Jiangxi Provincial Government
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