【東京、2018年8月30日】本日、バーチャルデータルーム（VDR）のリーディングプロバイダー イントラリンクス合同会社（東京都千代田区、代表：村岡聡）は、世界の公表M&A（合併・買収）ディール件数が2018年下半期に前年同期比で7％増加し、2018年度通期で3％増加する見込みであることを発表しました。この数値は、将来のM&A公表件数の指標として予測の正確さが実証されている、イントラリンクス・ディール・フロー・プレディクターの最新版に基づくものです。
今回の予測によると、2018年通期の公表M&A件数は、これまでに公表された年間M&A件数の中で最高記録となります。世界のM&Aディール件数におけるこの力強い成長は、不動産、テクノロジー/メディア/テレコム（TMT）、および産業分野により牽引される見込みです。しかし、今年は、アジア太平洋地域（APAC）の成長が現時点までの実際のディール公表件数の増加と、今年の残りの予測件数の増加の両方で大半を占める見込みで、極めて不均衡な結果となっています。APACは、公表されたディール件数が全てにおいて増加している唯一の地域となり、前年同期比で12％増の年間成長率を記録し、他の地域における6％減を相殺する形となっています。
イントラリンクスで戦略ビジネス開発担当バイスプレジデントを務めるフィリップ・ウィチェロ（Philip Whitchelo）は、次のように述べています。
「M&A市場は2018年にディール公表件数において記録を更新する見込みです。短期的なM&Aの見通しは引き続き好調で、堅調な世界経済、低インフレ、低金利、ディールを切望する企業買収者と競い合うプライベートエクイティの記録的に潤沢な手元資金など、今後とも成長を続ける多くの要因が存在します。しかし、当社はM&A市場は景気循環の山に近づきつつあると引き続き考えています。」
イントラリンクス・ディール・フロー・プレディクターは、初期段階のM&A活動（準備段階またはデューデリジェンス段階に達したセルサイドのM&Aディール）を追跡調査することで、今後のM&A活動の公表件数を予測しています。こうした初期段階のディールとは、通常、ディールアナウンス前の平均6カ月前を指しています。 地域別のM&A活動の概況は以下のとおりです。
●アジア太平洋地域
M&Aディールの公表件数は、エネルギー/電力、TMT、および材料分野が牽引し、前年同期比12％から27％の範囲で約19％増加すると予測されます。アジア太平洋の全ての地域において、初期段階のM&A活動案件は2桁成長を示していますが、日本は、2018年上半期、公表M&A案件数と初期段階のM&A活動の両方において、同地域内で最も急速な成長を見せた市場となりました。特に初期段階のM&A活動は、2018年上半期に前年同期比78%増となり、2018年下半期の公表ディール増加につながる見込みです。
●欧州、中東、アフリカ
M&Aディールの公表件数は、-5％から5％の範囲で前年同期水準を維持すると予測されます。今後6ヶ月では、フランス、イタリア、英国のM&A公表件数が欧州の中で最も多くなる見込です。
●中南米
M&Aディールの公表件数は、前年同期比-32％から-7％の範囲で約20％減少すると予測されます。今後6ヶ月では、唯一、不動産分野でM&A公表件数が増加する見込みです。中南米およびメキシコ最大の経済圏の中では、今後6ヶ月に、アルゼンチンとチリのM&A公表件数が最も増加すると見込まれます。
●北米
M&Aディールの公表件数は、不動産、TMT、およびエネルギー/電力分野が牽引し、前年同期比-4％から13％の範囲で約4％増加すると予測されます。この成長は主に米国が牽引する一方、カナダのM&A公表件数は減少する見込みです。
イントラリンクス・ディール・フロー・プレディクターについての詳細は、こちらのサイトをご覧ください。本レポートは日本語で提供されています。
(リンク »)
■イントラリンクスについて
イントラリンクスは、グローバルバンキング、ディールメイキングおよびキャピタルマーケットコミュニティ分野における金融テクノロジーのリーディングプロバイダーです。バーチャルデータルームのパイオニアとして、イントラリンクスは、M&Aやキャピタルレイズ、投資家レポートといった戦略的イニシアティブにおいて情報の交換を促進し、安全性を確保します。22年間の実績を通じてイントラリンクスはGlobal Fortune 1000企業の99%以上の信頼を得ており、同社のプラットフォームでは累計34兆7,000万ドル相当以上の金融取引が行われています。詳細は、www.intralinks.com/jpをご覧ください。
■商標および著作権表記
「Intralinks」およびIntralinksロゴマークは、Intralinks, Inc.の登録商標です。(C) 2018 Intralinks, Inc.
【本件に関するお客様のお問い合わせ先】
イントラリンクス合同会社
TEL：03-4510-7900
(リンク »)
今回の予測によると、2018年通期の公表M&A件数は、これまでに公表された年間M&A件数の中で最高記録となります。世界のM&Aディール件数におけるこの力強い成長は、不動産、テクノロジー/メディア/テレコム（TMT）、および産業分野により牽引される見込みです。しかし、今年は、アジア太平洋地域（APAC）の成長が現時点までの実際のディール公表件数の増加と、今年の残りの予測件数の増加の両方で大半を占める見込みで、極めて不均衡な結果となっています。APACは、公表されたディール件数が全てにおいて増加している唯一の地域となり、前年同期比で12％増の年間成長率を記録し、他の地域における6％減を相殺する形となっています。
イントラリンクスで戦略ビジネス開発担当バイスプレジデントを務めるフィリップ・ウィチェロ（Philip Whitchelo）は、次のように述べています。
「M&A市場は2018年にディール公表件数において記録を更新する見込みです。短期的なM&Aの見通しは引き続き好調で、堅調な世界経済、低インフレ、低金利、ディールを切望する企業買収者と競い合うプライベートエクイティの記録的に潤沢な手元資金など、今後とも成長を続ける多くの要因が存在します。しかし、当社はM&A市場は景気循環の山に近づきつつあると引き続き考えています。」
イントラリンクス・ディール・フロー・プレディクターは、初期段階のM&A活動（準備段階またはデューデリジェンス段階に達したセルサイドのM&Aディール）を追跡調査することで、今後のM&A活動の公表件数を予測しています。こうした初期段階のディールとは、通常、ディールアナウンス前の平均6カ月前を指しています。 地域別のM&A活動の概況は以下のとおりです。
●アジア太平洋地域
M&Aディールの公表件数は、エネルギー/電力、TMT、および材料分野が牽引し、前年同期比12％から27％の範囲で約19％増加すると予測されます。アジア太平洋の全ての地域において、初期段階のM&A活動案件は2桁成長を示していますが、日本は、2018年上半期、公表M&A案件数と初期段階のM&A活動の両方において、同地域内で最も急速な成長を見せた市場となりました。特に初期段階のM&A活動は、2018年上半期に前年同期比78%増となり、2018年下半期の公表ディール増加につながる見込みです。
●欧州、中東、アフリカ
M&Aディールの公表件数は、-5％から5％の範囲で前年同期水準を維持すると予測されます。今後6ヶ月では、フランス、イタリア、英国のM&A公表件数が欧州の中で最も多くなる見込です。
●中南米
M&Aディールの公表件数は、前年同期比-32％から-7％の範囲で約20％減少すると予測されます。今後6ヶ月では、唯一、不動産分野でM&A公表件数が増加する見込みです。中南米およびメキシコ最大の経済圏の中では、今後6ヶ月に、アルゼンチンとチリのM&A公表件数が最も増加すると見込まれます。
●北米
M&Aディールの公表件数は、不動産、TMT、およびエネルギー/電力分野が牽引し、前年同期比-4％から13％の範囲で約4％増加すると予測されます。この成長は主に米国が牽引する一方、カナダのM&A公表件数は減少する見込みです。
イントラリンクス・ディール・フロー・プレディクターについての詳細は、こちらのサイトをご覧ください。本レポートは日本語で提供されています。
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■イントラリンクスについて
イントラリンクスは、グローバルバンキング、ディールメイキングおよびキャピタルマーケットコミュニティ分野における金融テクノロジーのリーディングプロバイダーです。バーチャルデータルームのパイオニアとして、イントラリンクスは、M&Aやキャピタルレイズ、投資家レポートといった戦略的イニシアティブにおいて情報の交換を促進し、安全性を確保します。22年間の実績を通じてイントラリンクスはGlobal Fortune 1000企業の99%以上の信頼を得ており、同社のプラットフォームでは累計34兆7,000万ドル相当以上の金融取引が行われています。詳細は、www.intralinks.com/jpをご覧ください。
■商標および著作権表記
「Intralinks」およびIntralinksロゴマークは、Intralinks, Inc.の登録商標です。(C) 2018 Intralinks, Inc.
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このプレスリリースの付帯情報
イントラリンクス・ディール・フロー・プレディクター
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