オーティコン補聴器、HearingFitness (ヒアリングフィットネス)による未来の聴覚ケアの始まり

世界初のヒアリングフィットネス・トラッキング技術で、聞こえのケアを通じ、健康全般を考える

デマント・ジャパン株式会社

2018-10-17 14:30

オーティコン補聴器は、難聴に悩む人々の補聴器装用をサポートするツール、HearingFitness (以下、ヒアリングフィットネス)を公開しました。これは補聴器装用や聞こえの改善、聴覚ケアにつながる健康習慣を身に着けていくことをサポートする新たなツールです。同ツールはOticon Opn™(以下、Opn)シリーズをはじめとするベロックスチップ搭載製品で利用することが可能です。ヒアリングフィットネスを通じて収集されたビッグデータは将来の補聴器技術の開発、発展のために役立てられます。ヒアリングフィットネスによって、自身の聞こえを維持できるだけでなく、ユーザー自身が、常に補聴器開発の最先端をサポートしていくことになるといっても過言ではありません。
110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡、以下オーティコン)は、難聴に悩む人々が補聴器から得られるメリットを最大限に享受するために、日常における補聴器装用の最適化をはかり、聞こえの改善や聴覚ケアにつながる健康習慣を身に着けていくことをサポートする新たなツールHearingFitness (以下、ヒアリングフィットネス)を公開しました。同ツールはOticon Opn™(以下、Opn)シリーズをはじめとするベロックスチップ搭載製品で利用可能です。2016年にインターネットにつながる初の補聴器として登場したOpnは機能の強化をはかりながら進化を続けており、今月には待望の耳あな型を市場へと投入いたしております。

ヒアリングフィットネスは、オーティコン補聴器の専用アプリ「ONアプリ」におけるコンテンツとして登場します。今回のリリースに際しては、iPhone®版アプリとして登場し、一般的なヘルスケア関連のアプリと同様にApp Storeで入手いただけます。今後Android®版への拡大も予定しています。
ヒアリングフィットネスは、ベロックスチップ搭載製品のうち2.4GHz(ブルートゥース)の外部機器接続が可能なスタイル製品と組み合わせてご利用いただけます。補聴器本体のインターネット接続機能を生かし、ユーザーのリアルデータの活用によって補聴器装用やプログラムの使用時間をユーザー自身が確認できます。更に今後段階的なアプリの進化の過程で、ユーザー自身が日常どの程度の騒音環境で過ごしているのかを確認できたり、補聴器装用のモチベーション向上につながるヒントを受けたりできるなど、メニューの拡充を見込んでいます。

聞こえに悩み、補聴器を積極的に装用しはじめた補聴器ユーザーの方々であっても、特に使い始めにおいては補聴器の装用を習慣化することへの難しさを訴えます。ヒアリングフィットネスによって、シンプルな形で継続的な補聴器装用の必要性を感じて頂くことで、より長く補聴器を装用しようという動機づけとなることが期待されています。ユーザーが自身の健康管理により関心を深め、行動を起こせば起こすほど、ヒアリングフィットネスは、そのユーザーに特化した聞こえの改善につながるサポートの提供ができるようになります。このアプローチはデータドリブン、すなわちデータを重視した聴覚ケアへの第一歩であり、聴覚ケアにおける革新を常に起こし続けるオーティコンだからこそ実現可能だと言えます。また、ヒアリングフィットネスを通じて収集されたビッグデータは将来の補聴器技術の開発、発展のために役立てられます。ヒアリングフィットネスによって、現在の聞こえを維持していくメリットを感じてもらえるだけでなく、ユーザー自身が、常に補聴器開発の最先端をサポートしていくことになるといっても過言ではありません。

より良い顧客体験につなげるためのユーザーデータ分析は、世界中さまざまな分野で行われています。オーティコンも、新たな補聴器技術開発につながる可能性のある本格的なデータ収集、そしてビッグデータ分析アプローチへの一歩を踏み出しました。ヒアリングフィットネスは、リアルタイムでの補聴器装用データとライフスタイル、そしてヘルスケアにかかる大規模なデータを組み合わせることにより、データ分析、仮説に基づく検証を繰り返していきます。そこから見いだされる事実をどう活用していくか、今後の可能性はまだまだ無限大にあるといえます。

オーティコン補聴器、プレジデント木下聡は次のように述べています。「私たちのビジョンの一つは、補聴器が日常生活に自然に溶け込み、聞こえの改善へとつなげるためにどのように進化すべきかを追求することです。積極的な補聴器の装用が、社会との関わりを保つ一助となることが示され*、また適切な聴力ケアが認知機能の低下を潜在的に遅延させる可能性につながる、といった研究結果が示される今日**、ユーザーの方々には補聴器を装用いただく積極的な理由があるともいえるでしょう。日常生活でユーザーの方々が補聴器を実際にどのように利用されているのか、その詳細にわたる実態を把握することは、全く新しい視点に立った補聴器機能や技術開発の強化へとつながります。ユーザーのリアルデータ分析を国際的な規模で行うことは画期的な取り組みであり、2年または10年、いずれかは断言できないにしても、ヒアリングフィットネスのアプローチは今日想像すらもしていない聴力改善につながるカギを開く可能性さえも秘めているといえるでしょう」

ヒアリングフィットネスは2018年1月にラスベガスで開催された、民生機器テクノロジー産業における世界最大級の展示会である、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2018で発表され、ソフトウェア及びモバイルアプリ部門で2018CESイノベーションアワードを受賞、聞こえのフィットネス(健康管理)に特化した初の技術として注目を集めています。世界でも画期的なヒアリングフィットネス・トラッキング技術により、補聴器装用の習慣づけや、聞こえと難聴によってかかる脳や心身へのストレスの軽減サポートが期待されています。
オーティコンは先進補聴器の開発と併せてeヘルステクノロジーの分野に参入しています。ONアプリに新たに加わる、ヒアリングフィットネスの公開は聴覚ケアを通じ、ヘルスケア全体を考える第一歩です。オーティコンの研究施設では蓄積されるデータを解析し、聴覚ケアのソリューションに効果的な機能の開発、更には今まで想像もしていなかったような補聴器の使い方が発見できるかもしれません。すべては聞こえに悩む人々を助け、そうした人々の役に立つ画期的な製品を将来にわたり市場に投入することを目指しています。ヒアリングフィットネスは、将来の補聴器開発において重要な役割を果たすことが期待されています。

*Amieva et al,2018
**Livingstone et al, 2017 – Dementia prevention, intervention and care

▼ON アプリ(ヒアリングフィットネスコンテンツ搭載)ダウンロードのためのApp storeのリンク
(リンク »)

▼「Oticon Opn™」製品サイト           
(リンク »)

▼オーティコン補聴器取扱店について
(リンク »)

▼本プレスリリースサイト
(リンク »)

▼オーティコン補聴器製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル:0120-113321 営業時間9:30~17:30(土、日、祝日を除く)

◆その他、詳細は当社ホームページ (リンク ») をご覧ください。

■オーティコン補聴器について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより1904 年にデンマークで創設されました。オーティコンは世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器メーカーであり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本法人としてオーティコン補聴器は1973年より日本市場における製品の製造・販売を行っています( (リンク ») )。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者とともに開拓してきました。1977年には先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所(デンマーク)を設立、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーと共に、将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。

このプレスリリースの付帯情報

ヒアリングフィットネス

用語解説

HearingFitness (ヒアリングフィットネス)

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