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【成都(中国)2018年12月10日新華社=共同通信JBN】Sichuan Road & Bridge(Group)Co., Ltd.(四川路橋建設集団、SRBG)が建設したノルウェーのハロガランド橋が12月9日(現地時間)、正式に開通した。この橋は北極圏からわずか200キロにあるノルウェー北部の港町ナルビクに位置し、「オーロラとともにある橋」と呼ばれている。
橋の建設は困難を極めるもので、それを記録したDiscoveryは比類のない偉業であるとした。
橋を完成させるには4つの大きな問題を克服し、長期にわたる安全性と安定性を確保する必要がある。第1に、その長い径間(スパン)である。300メートル以上の水深があるロンバケンの上に架かる橋は、約1.6キロの純径間が必要だ。第2に強風である。北極圏の風速は時速130キロに達することがあり、橋がその風速に耐えるには膨大な要件が発生する。第3に温度差である。最大で40度もの温度差は橋体に熱膨張と収縮を発生させ、コンクリートに亀裂が入り、最悪のシナリオの場合は橋床が崩れる。第4に余裕のない工期である。通常、北極圏の天候状況は過酷であることから年間の工期は6カ月を超えることはない。このプロジェクトのタイムリミット内に完成させるため、労働者は時間と競争しなければならない。
プロジェクトオーナーのStatens Vegvesen Nord Region(SVV)は建設環境、プロジェクト規模、鋼橋の構造について特別な要件を持っている。SVVは欧州連合(EU)諸国からのオファーを求めるだけでなく、世界中の元請業者を探した。「北欧基準」は欧州の基準で最も厳しいものである。厳格さで知られるドイツの建設会社でさえ躊躇した。この設計と建設に要する巨大なチャレンジにより、ハロガランド橋は入札発表の後には国際的な関心の的になった。
米国、ドイツ、デンマーク、スイスなどの国の有名な建設請負業者による激しい競争の結果、中国のSichuan Railway Investment Group子会社のSichuan Road & Bridge(Group)Co., Ltd.(SRBG)、そして1級のテクノロジーと橋梁建設で際立った業績の記録を持つセルビアのVNGの両社が組んだ合弁事業が、ケーブルや箱桁といったすべての要素を生産する、7億5500万クローナ(9600万米ドル)のハロガランド橋プロジェクトの鉄骨構造請負を落札し、プロジェクトの建設を請け負った。
SRBGは欧州先進国で長径間橋を建設する初の中国企業として、数多くの現実的な問題に直面した。最初の問題は言語の壁である。ノルウェー法では、拘束力を持つすべての書類は、中国ではニーズが低いノルウェー語で起草される必要がある。翻訳者の数は極めて限られている。拘束力のある書類をノルウェー語で制作するには翻訳に高いコストを払わなくてはならない。その上、ノルウェー語と建設の専門用語に精通した人材を見つけるのは極めて難しい。
さらにはノルウェーの厳しい建設環境、プロジェクトオーナーが課す環境保護と労働衛生の高度な要求、厳格な「北欧基準」などの問題のすべてにSRBGは対処した。このプロジェクトが公式に開始になったのは2015年6月1日である。
ハロガランド橋の建設でSRBGが明確に示した高効率性と際立った品質はノルウェー政府に評価された。Norwegian Highway Administrationのプロジェクトマネジャーは「ノルウェーと中国は異なる規格を採用しているが、中国側は非常に柔軟で、新しいことの習得に優れ、われわれに良く協力してくれた」とコメントした。
ハロガランド橋の開通は北部ノルウェーの現地の人々の移動を簡単にしただけでなく、ノルウェーとスウェーデンの西海岸を結ぶ重要な接続点、E6号線への近道、ノルウェーの新たなランドマークである。
SRBGとノルウェーの物語はこれで終わりではない。ノルウェー政府の支援を受け、SRBGはノルウェーのもう1つの橋のプロジェクトであるバトスタッドサンデール橋(Batstadsander Bridge)を落札した。
SRBGのハロガランド橋プロジェクト責任者であるリュー・ウェイ氏は「バトスタッドサンデール橋の入札が募集されるとき、ハロガランド橋のオーナーは自ら進んで当社を推薦してくれた。彼らの訪問を受けた結果、彼らは当社の建設の品質と効率性に大変満足し、もう1つのノルウェーの橋プロジェクトで当社が落札するのを支援してくれた」と述べた。
SRBGはノルウェーに加えて中国全土でも事業を展開しており、その事業はアフリカ、欧州、東南アジア、オーストラリア、その他の海外市場に拡大している。同社はこの数十年の間にイラク、クウェート、イエメン、ウガンダ、その他多くの国々で道路や橋を建設した。近年、同社はアフリカのエリトリア、タンザニア、そしてアラブ首長国連邦、クウェート、カンボジアといった東南アジアの国々との間で多数の国際エンジニアリング・プロジェクトを請け負っている。
現在、ハロガランド橋のような中国が請け負うインフラプロジェクトは全世界に広がっている。中国が開始した一帯一路構想が進展するにつれ、SRBGのような中国のエンジニアリング企業は21世紀の高品質インフラのグローバルプロバイダーになっており、彼らが提示する「中国製造」ブランドは中国を象徴する強さになっている。
ソース:Sichuan Road & Bridge(Group) Co., Ltd.(SRBG)
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