第21回亀倉雄策賞受賞記念 色部義昭展「目印と矢印」開催

株式会社リクルートホールディングス

From: Digital PR Platform

2019-03-28 10:00


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株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するギャラリー「クリエイションギャラリーG8( (リンク ») )」では、2019年4月4日(木)より5月21日(火)の期間、第21回亀倉雄策賞受賞記念 色部義昭展「目印と矢印」を開催します。

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第21回亀倉雄策賞受賞記念 色部義昭展「目印と矢印」について
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1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として、1999年、亀倉雄策賞が設立されました。この賞の運営と選考は公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が行い、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品のなかから、最も優れた作品とその制作者に対して贈られます。

第21回は、色部義昭氏の、地下鉄のCI計画「Osaka Metro」に決定しました。色部氏は、日本デザインセンター入社後、原デザイン研究所の勤務を経て、2011年より色部デザイン研究所を開設。DIC川村記念美術館や市原湖畔美術館、国立公園や須賀川市民交流センター tetteといった、美術館や公共施設のブランディング、サイン計画をはじめ、「naturaglacé」や「Liquitex」などのパッケージデザイン、「TAKEO PAPER SHOW 2011−本」や「富山県美術館の目印と矢印」の会場構成など、グラフィックデザインをベースに、平面、立体、空間を横断し、幅広くデザインを展開してきました。必要なものは何か、使用される条件や背景を的確に判断し、心地よく印象的なデザインで、社会とデザインの接点を考える数々のプロジェクトを手がけています。

今回の受賞作品は、公営から民営の地下鉄として開業した「Osaka Metro」のCI計画。Metroの「M」のなかにOsakaの「O」を内包した、立体的で螺旋状に動きのあるシンボルを中心に、エネルギッシュな大阪の町や走り続ける活力を表現したこの計画は、「プライベートな作品、表現が多いなか、公共性の高い仕事」、「堂々たるデザインであり、亀倉雄策賞に相応しい」と高く評価されました。この受賞を記念して個展を開催いたします。

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開催概要
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■企画展名    
第21回亀倉雄策賞受賞記念 色部義昭展「目印と矢印」

■会期    
2019年4月4日(木)〜5月21日(火) 11:00~19:00 
日曜・祝日、 4月28日(日)〜5月6日(月)は休館 入場無料

■会場
クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1階
TEL 03-6835-2260  (リンク »)  

■展示概要 
「目印と矢印」というタイトルは、一般の人に向けてグラフィックデザイナーの職能を分かりやすく説明する時によく用いている言葉です。本展覧会では受賞作 Osaka Metroや市原湖畔美術館、須賀川市民交流センター tetteなどの公共的なプロジェクトを中心に、「目印と矢印」という視点でそのデザインを分解して展示します。実際の空間から引き離された、原寸模型による等身大の「目印と矢印」と、実際の空間で記録し映像化された「目印と矢印」。ふたつの手法を介して展示して見せることで、その機能と効能についての解説を試みたいと思います。(色部義昭) 

■主催
クリエイションギャラリーG8

■共催
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会 亀倉雄策賞事務局

■オープニングパーティー 
日時:2019年4月4日(木) 19:00~20:30

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色部義昭プロフィールと受賞のことば
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■プロフィール

色部義昭 Yoshiaki Irobe
1974年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。日本デザインセンター取締役。同社内にて色部デザイン研究所を主宰。東京藝術大学非常勤講師。グラフィックデザインをベースに、平面から立体、空間、映像まで幅広くデザインを展開。近年の主な仕事に市原湖畔美術館や国立公園、須賀川市民交流センターtetteのブランディング、天理駅前広場Cofufunのサイン計画、Liquitexやnaturaglacéのパッケージデザインなどがある。グッドデザイン賞、SDA、JAGDA、東京ADC、D&AD、One Show Designなど国内外のデザイン賞を受賞。AGI(国際グラフィック連盟)、東京ADC、JAGDA会員。 (リンク »)


■受賞のことば

「亀倉雄策」とは時折り一方的な接点がある。日本デザインセンター50周年史のデザインを担当したときに、創立当時を知るOBから創立メンバーであった亀倉のエピソードを聞く機会があった。数年前、雑誌『Pen』のグラフィックデザイン特集で亀倉について語る機会があり、以前に読んだ著書『離陸 着陸』を読み返しながら、数多くの名作を残したデザイナーとしての側面だけでなく、行動派としての側面を知ることになった。最近では、JAGDA広報委員会の活動の中で、亀倉がJAGDA創立当初に会員を募るために書いた、様々な熱い書面を目にして心動かされた。そうした中で、一貫してグラフィックデザイナーという職能を社会に開いていくために行動し続けた情熱的な姿が強く印象に残り、いつか自分も彼の意思を少しでも継承できるようなデザイナーになりたいと思うようになった。

今回の受賞作品となった「Osaka Metro」のCI計画は、対象が国際的な大都市を支えるインフラであることから、初めて訪れる人にも明快に機能する目印であることが求められた。一方で、一つの目印が街中に展開される量について想像し、都市の風景を形成する環境デザインの要件とも捉えることにした。角度を変えると大阪の頭文字 “O” になる立体的なロゴ “M” は、“Osaka” の “Metro” というテーマでしか実現し得ない、特殊な造形で応えたいという思いから生まれたアイデアである。列車内や駅構内のスクリーンに流すためのモーションロゴを作ったのは、公共的なデザインに対して多くの説明が求められる時代にあって、できるだけ言葉を介さずにビジュアルのみでデザインをわかりやすく説いていく試みでもあった。その成果かどうかはっきりはわからないが、知りうる情報の限りにおいて、概ね好意的に受け入れていただけたと思っている。


社会との接点を大きく感じ、手応えも感じられたプロジェクトであったが、それに対して嬉しい受賞の知らせがついてきた。この新しい「亀倉雄策」との接点に喜びを噛み締めながら、今後も自分なりにグラフィックデザイナーの職能を追求し続けていきたいと思う。


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