「いつまでもあると思うな親と金」とはよく言いますが、この言葉が誰かに頼らず独立心を持って生きなさいという意味だとすると、変化の激しい現代ではなかなか厳しい言葉として受け取れます。とくにテクノロジーの分野ではさまざまなことが起こりますが、こうした領域に関する知識はSTEMと呼ばれています。今回はこのSTEMとその教育について考えてみたいと思います。
STEMとは?
STEMとは、Science、Technology、Engineering and Mathematicsのことで、科学、技術、工学、数学を意味する造語です。STEM教育重視の流れは、2000年ごろの米国で誕生したというのが定説のようです。近代社会の発展は、新たな科学的発見とそれを実社会へ応用するための技術開発や工学的な努力によって進歩を続けてきました。数学は、科学、技術、工学を下から力強く支え確固たる論理的な枠組みを与えてくれます。自動車や飛行機、巨大な発電所と送電網、すべてのモノがネットに接続されつつある情報通信技術の発展など、現代ではSTEM分野とまったく無縁で生活するのはほとんど不可能に思えます。STEM教育ばかりを重視して文学や歴史を教えなくてよいのか!というご意見もありそうですが、そのことも含め、ここでは先に進んでSTEM教育が目指すべき姿を考えてみたいと思います。
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