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【西安(中国)2019年8月8日PR Newswire=共同通信JBN】中国陝西省の省都である西安は、新たな電気タクシー200台の導入を発表した。これは、2019年末までに6461台の電気タクシーの導入を目指すグリーン輸送プログラムの一環である。
8124台のメタノール車および電気自動車と共に現在稼働中の6461台のデュアルフューエルタクシーは段階的に廃止され、メタノール車および電気自動車によって取って代わられる予定で、これは中国最初の排気ゼロで環境に優しい都市になることを目指す西安の取り組みとして行われる。
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(写真説明:西安が電気タクシー200台を導入、2019年までにクリーンエネルギーはガソリンに代わる)
Xi'an Taxi Administration(西安市タクシー管理事務所)のワン・ジエン所長は「われわれは排気ガスを一掃し汚染の害を市から取り除くことを目指しており、温室効果ガスの主たる要因の1つは従来の輸送手段である。環境に優しい政策とグリーンな移動を西安に導入することは、環境を保護しより良い未来を創出するための基本的要件であり、これを2019年末までに実現することを目指している」と述べた。
新たに導入されたロータスグリーンの電気タクシーは、高密度エネルギーのリチウムイオン電池を使用し、その航続距離405キロメートルである。電池は最大50キロワットの充電が可能で、市の既存のインフラストラクチャーに対応するため、ドライバーは市内各所で車両の充電が可能で便利である。
現在使用中のデュアルフューエルタクシーに比べ、新たな100パーセントの電気モデルは、より静音でより安定性が高く燃費がより良い。トランクからガスタンクをなくしたため、タクシー利用者に一層広々とした便利な移動体験を提供することもできる。
電気タクシーの導入は、乗客と運転者の双方に利する。電気タクシーの充電コストは、従来燃料をタクシーに補給するコストより大幅に低く、運転者の純利益は増加する可能性がある。西安市はアフターサービスを充実させるため、自動車サプライヤーとの協力も進めている。現在、タクシー製造業者は12の新エネルギー自動車販売店舗と、新エネルギー自動車の整備機能を備えた10のアフターサービス店舗を西安市内で展開し、24時間途切れることのないレスキューサービスと、モーター、電気制御および電池に対する60万キロメートルの保証を提供している。
このプログラムは、同市で既に進行中の環境向上に更なるクリーンエネルギーを加えつつある。過去3年間で327台を超える電気タクシーが西安で営業を開始しており、昨年12月以降、4699台のメタノールタクシーが現在同市の住民にサービスを提供している。
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▽西安について
中国陝西省の西部に位置する省都・西安は3000年を超える歴史を持ち、兵馬俑や古代都市の城壁といった世界に名高い名所を持つ国際的な観光地である。「China’s outdoor museum(中国の野外博物館)」とも呼ばれる西安は、中国漢王朝の時代に開通した東と西を商業で結ぶ古代交易ルートのネットワークであるシルクロードの出発点である。
ソース:Xi'an Municipal Government
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