スイスの金融規制機関であるスイス連邦金融市場監督機構(FINMA)がデジタル資産に主眼を置く金融サービスプロバイダーに初の銀行業のライセンスを認可
ライセンスを持つ規制当局下の金融機関として、SEBAは銀行業務と投資商品やサービスを安全な環境で総合的に提供する業務が開始可能に
SEBAは1社でトークンの発行と併せて他の銀行や機関投資家に対して従来資産およびデジタル資産への投資、安全な保有、売買および融資が可能に
今回の認可取得は、デジタル資産市場のエコシステムの進展に向けて非常に大きな前進を意味する
スイス、ツーク - EQS - 2019年8月30日 - SEBA Crypto AG(以下、SEBA)は本日、スイスの金融規制当局FINMAより銀行業および証券業の免許を取得[1]したことを発表しました。これは、デジタル資産市場のエコシステム全体にとって極めて重要なマイルストーンであり、暗号世界への安全かつ統合された新たなアクセスポイントが提供できるようになったことを意味します。2018年に設立したスタートアップ企業は最高経営責任者(CEO)であるグイド・ビューラー(Guido Buhler)の指揮の下で、立ち上げから17カ月で監督当局の認可を得た銀行を設立させました。正式な業務開始は2019年10月初旬となる見通しで、すでにそれまでにJulius Baer がSEBAと提携契約を締結することを発表しています。
FINMAから銀行業および証券業の免許を取得したことによって、SEBAは伝統的な金融業界とデジタル資産世界との間の重要な橋渡し役が担えることになります。SEBAでは他の銀行や企業だけでなく、機関投資家に対しても従来資産およびデジタル資産への投資や資産管理、売買、融資までをすべて一カ所で提供できるようにしたいと考えています。将来的には資産管理に加え、特にカストディストレージ、トレーディングおよび流動性管理を提供していく予定で、スイスのブロックチェーン企業として、SEBAは不換資産やデジタル資産の口座や保管機能を提供することになります。SEBAのチームは今後も金融を再定義して安全性、透明性、パフォーマンスの新たな基準を設定するという当社のミッションの実現に取り組み、他の銀行や機関投資家向けに、業界をけん引する投資商品やデジタル資産のトークナイゼーションのためのソリューションを開発して行きます。
SEBAは2018年9月の資金調達ラウンドで1億スイスフランを調達しており、十分な資本を保有しています。現在、SEBAのチームは60人を超えるテクノロジー、情報セキュリティ、ブロックチェーン、ファイナンスの各分野の専門家によって構成されています。
SEBAの取締役会長、アンドレアス・アムシュワンド(Andreas Amschwand)は次のように述べています。「スイスの金融市場当局であるFINMAから銀行業のライセンスを取得したことは、SEBAにとってのマイルストーンであるだけでなく、ブロックチェーンやデジタル資産経済における銀行の新たな基準を設定したことにもなります。これはスイスの金融業界の枠を超えて非常に重大な意味があります。」
SEBAのCEO、グイド・ビューラーは次のように述べています。「本日、SEBAは古い世界と新しい世界をつなぐ統合的な銀行としてライセンスを取得し、新たな基準を打ち立てました。SEBAは伝統的な金融とデジタル資産市場とをつなぐ安全なゲートウェイです。立ち上げからわずか17カ月間で21世紀のデジタル環境に適合するライセンス保有銀行を設立できたことを誇りに思います。」
詳細情報およびプレスキットについては、当社ウェブサイトwww.seba.swissをご覧ください。
[1]ライセンスはSEBAがFINMAの指定するすべての2次的基準を満たすことを条件に認められ、条件を満たした時点で発効します。SEBAはすべての基準を満たすまで業務開始もしくは顧客の獲得は行いません。
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