Art MarketによるArtprice：Cimabueをはじめとするフランスオークションの快挙
Art MarketによるArtprice：Cimabueをはじめとするフランスオークションの快挙、先週のラランヌオークションと来週のパリフォト2019に際して
AsiaNet 81367
パリ、2019年10月30日/PRニュースワイヤー/ --
Eric Turquin鑑定チームによってCimabueの作品だとみなされた小絵画The Mocking of Christが、2019年10月27日にパリ近郊センリスのオークションハウスにおいて2680万ドルで落札されました。これは、2017年10月にAlberto Giacomettiの彫刻作品Grande femme II (1960)が記録した2950万ドル以来の一流アート作品におけるベスト落札額となりました。
ArtMarket.comの創立者兼CEO Thierry Ehrmannによれば、「フランスが、わずか2週間のあいだにアート市場のトップニュースを3度飾っています。アートフェアFIAC会期中に、クリスティーズがNicolas de Staelの絵画作品を2230万ドルで販売するセンセーショナルな記録を打ち出し、サザビーズにおける「ラランヌの世界」セールも多大な成功を収めています。先週の土曜日にパリ近郊のセンリスで開催されたオークションで、ルネサンス期のイタリア絵画の巨匠による小パネルが、評価額の440万ドル～660万ドルを多大に上回る額で落札されました。フランスが卓越の作品を美術館に誘致する力を有し、オークション会場にまたとない作品を集め、空前の落札記録を実現できることを見事に証明しました。引き続き来週のパリ フォトを控え、グローバルアート市場におけるけん引力をアピールする機会となることでしょう」。
Claude＆François-Xavier Lalanne (2000-2019*)による作品のオークション売上額
(リンク »)
イタリアンルネサンスの「大巨匠」
美術史においてCimabueの名で知られるCenni di Pepoはイタリアのルネサンス初期の重要人物であり、同時期のイタリア絵画をビザンティン様式から決定的に解放しました。エッグテンペラの技法を用いながらも、空間、人物、光の扱いに根本的な改革をもたらしました。この功績を受け、イタリアでは数世紀にわたる絵画の発展進化が遂げられます。シエナ派、フィレンツェ派の巨匠となるDuccioとGiottoは、Cimabueに師事しました。
過去40年間にオークションに姿を見せたCimabueの絵画作品はわずか一作品で、このMadonna and ChildはThe Mocking of Christと同じポリプティックに属します。2000年7月にサザビーズのセールに出品された同作品は、最終的にロンドンのナショナル ギャラリーが獲得しています。このポリプティックの第三パネルを構成するThe Flogging of Christは、1950年以来ニューヨークのフリックコレクションに収蔵されています。
Cimabueは、西洋美術史に決定的な影響とを及ぼしたことに加えて寡作であることから、小パネルの価格は1平方センチメートルにつき5万1千ドル以上という価値を有します。しかしながらこの価格も、2017年11月にLeonardo da Vinciの手によるSalvator Mundi が記録した1平方センチメートルあたり15万ドルにはかないません。Salvator Mundi は、トスカーナの巨匠没後500年を記念したルーヴル美術館の展示での公開待たれています(まだ展示されていません)。
「ラランヌの世界」で販売されたロットの96％が評価額よりも高額で落札
パリは、美術史のあらゆる時代の作品を展示して目覚ましい成功を見せ、いずれの作品も熱気と興奮を生み出しています。クリスティーズとサザビーズがともに20世紀前半の作品セールを開催したほか、FIACの会場グランパレでは現代アートの作品が中心的に扱われました。同時期に、パリ市街の美術館では次の展示が開催されています。
- ポンピドゥセンターとパリ市立近代美術館で、Francis BaconとHans Hartungを主題とする戦後のアート展
- オランジュリー美術館で近代美術の旗手Felix Feneon展
- ジャクマール・アンドレ美術館とルーブル美術館でイタリアルネサンス期の絵画展
- フォンダシオン ルイ・ヴィトンでCharlotte Perriandのファーニチャー展
アートデザインの世界に肯定的な動きが見られるバリにおいて、2019年10月のハイライトは、サザビーズが行ったClaude & Francois-Xavier Lalanneコレクション販売で実現されています。二日間にわたって開催されたオークションでは、予想を超えて274ロットほぼ全品が落札され、トータル売上高は1億ドルを超えています。
なかでも印象的な落札記録として、Yves Saint LaurentによるふたつのLettres aux colombesのセットが、評価額の700～900ドルを大々的に上回る5万5700ドルで落札されています！また、コレクションにおけるスターロットであったFrancois-Xavier Lalanneの作品Rhinocretaireも、評価額の78万～110万ドルを大いに上回る540万ドルに達しています。
2019年11月7日～11日に開催されるパリ フォト
メジャーなニューヨークセールの先に立つパリが、パリ フォトの開催とともにそのアドバンテージを今一度アピールすることができるでしょう。このパリ フォトは正真正銘の世界でもっとも大きな写真見本市となっています。この見本市には、写真業界の名だたる面々が一堂に会します。Magnum、Xippasギャラリー、 Karsten Greve、Lelong、Nathalie Obadia、Les Filles du Calvaireのほか、Gagosianや1900-2000との提携が行なわれています。
一流アート作品のグローバルセールにおいて、写真の比重はわずか0.9%～1.2%にすぎません。しかしながら新しい表現手法を模索する絵画や彫刻作品とは異なり、写真は最新のテクノロジーとともに進化展開し続けているアートです。そして、もっとも人気の高い作家は今日活躍している現存の写真家たちとなっています。
過去5年に渡ってアート市場における写真分野は、縮小の動きを示してきました。2014年にオークショングローバル売上高において2億2000万ドルを実現したのに対し、昨年度は1億3500万ドルにとどまっています。しかしながら2018年には1万7000ロットを販売し、これまでにない充実度を見せました。さらに今年2019年度は、すでに1万3000ロットを販売して1億ドルを実現していることから、市場における回復成長が期待されています。
*2000年1月1日～2019年10月30日
Copyright 1987-2019 thierry Ehrmann www.artprice.com - www.artmarket.com
Artmarketについて:
Artmarket.com は、Euronext Paris、SRD long only および Euroclear によってEurolistに記載されています。7478 - ブルームバーグ：PRC - ロイター：ARTF
動画でArtmarketとArtpriceを見る： (リンク »)
Artmarketとその部門であるArtpriceは、1997年にCEOthierry Ehrmannによって創立されました。Artmarketとその部門であるArtpriceは、1987年創立のServeurグループの管理下に置かれています。
Who's who (c)内の公式バイオグラフィーを見る：
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Artmarketはアート市場におけるグローバルプレイヤーです。Artpriceをはじめとするさまざまな部門を通じて、歴史的データと現在のアート市場の情報を収集、管理、活用する世界的リーダーとして、3000万件以上のアート指標とオークション結果、70万人以上のアーティストをカバーしたデータバンクを有します。
Artprice Images(R)は、世界最大のアート市場イメージバンクのデータベース無制限アクセスを提供しています。このデータベースには、1700年代から今日までのアート作品の1億8000を数えるデジタル写真とエッチング画像が、美術史家のコメント付きで収められています。
ArtmarketはArtpriceとともに6300にのぼるオークションハウスからの情報をたえず収集し、主要なプレス、メディアエージェントに向けてアート市場のキー情報を提供しています(出版数7200)。450万人のログインメンバーが、メンバーの投稿する広告へのアクセスを有し、リーダー的なGlobal Standardized Marketplace(R)を代表するネットワークとして、固定ないしは入札価格でのアート作品の売買を取り扱います(オークションはフランス商法の L 321.3条における第2、3段落の定めによって規定されています)。
ArtmarketはArtpriceを含めて、BPI(国立投資銀行)から「イノベーティブ企業ラベル」国立認定を受け、2018年11月から2回目となる3年間の国立支援を獲得しています。これに力を得て、アート市場におけるグローバルプレイヤーとしてのポジション強化プロジェクトに取り組んでいきます。
Artprice by Artmarketによる2018年度グローバルアート市場報告は、2019年度3月に発表されています： (リンク »)
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Art MarketによるArtprice：Cimabueをはじめとするフランスオークションの快挙、先週のラランヌオークションと来週のパリフォト2019に際して
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パリ、2019年10月30日/PRニュースワイヤー/ --
Eric Turquin鑑定チームによってCimabueの作品だとみなされた小絵画The Mocking of Christが、2019年10月27日にパリ近郊センリスのオークションハウスにおいて2680万ドルで落札されました。これは、2017年10月にAlberto Giacomettiの彫刻作品Grande femme II (1960)が記録した2950万ドル以来の一流アート作品におけるベスト落札額となりました。
ArtMarket.comの創立者兼CEO Thierry Ehrmannによれば、「フランスが、わずか2週間のあいだにアート市場のトップニュースを3度飾っています。アートフェアFIAC会期中に、クリスティーズがNicolas de Staelの絵画作品を2230万ドルで販売するセンセーショナルな記録を打ち出し、サザビーズにおける「ラランヌの世界」セールも多大な成功を収めています。先週の土曜日にパリ近郊のセンリスで開催されたオークションで、ルネサンス期のイタリア絵画の巨匠による小パネルが、評価額の440万ドル～660万ドルを多大に上回る額で落札されました。フランスが卓越の作品を美術館に誘致する力を有し、オークション会場にまたとない作品を集め、空前の落札記録を実現できることを見事に証明しました。引き続き来週のパリ フォトを控え、グローバルアート市場におけるけん引力をアピールする機会となることでしょう」。
Claude＆François-Xavier Lalanne (2000-2019*)による作品のオークション売上額
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イタリアンルネサンスの「大巨匠」
美術史においてCimabueの名で知られるCenni di Pepoはイタリアのルネサンス初期の重要人物であり、同時期のイタリア絵画をビザンティン様式から決定的に解放しました。エッグテンペラの技法を用いながらも、空間、人物、光の扱いに根本的な改革をもたらしました。この功績を受け、イタリアでは数世紀にわたる絵画の発展進化が遂げられます。シエナ派、フィレンツェ派の巨匠となるDuccioとGiottoは、Cimabueに師事しました。
過去40年間にオークションに姿を見せたCimabueの絵画作品はわずか一作品で、このMadonna and ChildはThe Mocking of Christと同じポリプティックに属します。2000年7月にサザビーズのセールに出品された同作品は、最終的にロンドンのナショナル ギャラリーが獲得しています。このポリプティックの第三パネルを構成するThe Flogging of Christは、1950年以来ニューヨークのフリックコレクションに収蔵されています。
Cimabueは、西洋美術史に決定的な影響とを及ぼしたことに加えて寡作であることから、小パネルの価格は1平方センチメートルにつき5万1千ドル以上という価値を有します。しかしながらこの価格も、2017年11月にLeonardo da Vinciの手によるSalvator Mundi が記録した1平方センチメートルあたり15万ドルにはかないません。Salvator Mundi は、トスカーナの巨匠没後500年を記念したルーヴル美術館の展示での公開待たれています(まだ展示されていません)。
「ラランヌの世界」で販売されたロットの96％が評価額よりも高額で落札
パリは、美術史のあらゆる時代の作品を展示して目覚ましい成功を見せ、いずれの作品も熱気と興奮を生み出しています。クリスティーズとサザビーズがともに20世紀前半の作品セールを開催したほか、FIACの会場グランパレでは現代アートの作品が中心的に扱われました。同時期に、パリ市街の美術館では次の展示が開催されています。
- ポンピドゥセンターとパリ市立近代美術館で、Francis BaconとHans Hartungを主題とする戦後のアート展
- オランジュリー美術館で近代美術の旗手Felix Feneon展
- ジャクマール・アンドレ美術館とルーブル美術館でイタリアルネサンス期の絵画展
- フォンダシオン ルイ・ヴィトンでCharlotte Perriandのファーニチャー展
アートデザインの世界に肯定的な動きが見られるバリにおいて、2019年10月のハイライトは、サザビーズが行ったClaude & Francois-Xavier Lalanneコレクション販売で実現されています。二日間にわたって開催されたオークションでは、予想を超えて274ロットほぼ全品が落札され、トータル売上高は1億ドルを超えています。
なかでも印象的な落札記録として、Yves Saint LaurentによるふたつのLettres aux colombesのセットが、評価額の700～900ドルを大々的に上回る5万5700ドルで落札されています！また、コレクションにおけるスターロットであったFrancois-Xavier Lalanneの作品Rhinocretaireも、評価額の78万～110万ドルを大いに上回る540万ドルに達しています。
2019年11月7日～11日に開催されるパリ フォト
メジャーなニューヨークセールの先に立つパリが、パリ フォトの開催とともにそのアドバンテージを今一度アピールすることができるでしょう。このパリ フォトは正真正銘の世界でもっとも大きな写真見本市となっています。この見本市には、写真業界の名だたる面々が一堂に会します。Magnum、Xippasギャラリー、 Karsten Greve、Lelong、Nathalie Obadia、Les Filles du Calvaireのほか、Gagosianや1900-2000との提携が行なわれています。
一流アート作品のグローバルセールにおいて、写真の比重はわずか0.9%～1.2%にすぎません。しかしながら新しい表現手法を模索する絵画や彫刻作品とは異なり、写真は最新のテクノロジーとともに進化展開し続けているアートです。そして、もっとも人気の高い作家は今日活躍している現存の写真家たちとなっています。
過去5年に渡ってアート市場における写真分野は、縮小の動きを示してきました。2014年にオークショングローバル売上高において2億2000万ドルを実現したのに対し、昨年度は1億3500万ドルにとどまっています。しかしながら2018年には1万7000ロットを販売し、これまでにない充実度を見せました。さらに今年2019年度は、すでに1万3000ロットを販売して1億ドルを実現していることから、市場における回復成長が期待されています。
*2000年1月1日～2019年10月30日
Copyright 1987-2019 thierry Ehrmann www.artprice.com - www.artmarket.com
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Artprice Images(R)は、世界最大のアート市場イメージバンクのデータベース無制限アクセスを提供しています。このデータベースには、1700年代から今日までのアート作品の1億8000を数えるデジタル写真とエッチング画像が、美術史家のコメント付きで収められています。
ArtmarketはArtpriceとともに6300にのぼるオークションハウスからの情報をたえず収集し、主要なプレス、メディアエージェントに向けてアート市場のキー情報を提供しています(出版数7200)。450万人のログインメンバーが、メンバーの投稿する広告へのアクセスを有し、リーダー的なGlobal Standardized Marketplace(R)を代表するネットワークとして、固定ないしは入札価格でのアート作品の売買を取り扱います(オークションはフランス商法の L 321.3条における第2、3段落の定めによって規定されています)。
ArtmarketはArtpriceを含めて、BPI(国立投資銀行)から「イノベーティブ企業ラベル」国立認定を受け、2018年11月から2回目となる3年間の国立支援を獲得しています。これに力を得て、アート市場におけるグローバルプレイヤーとしてのポジション強化プロジェクトに取り組んでいきます。
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