オーティコン補聴器、子どもたちの活発な成長や学びを助ける小児用補聴器シリーズ「オーティコン オープンプレイ」、小児用パワー型「オーティコン エクシードプレイ」新登場

~360°の自然な聞こえが、小児用補聴器に登場~

デマント・ジャパン株式会社

2020-01-07 16:00

難聴の子どもたちにとって最大の挑戦は「にぎやかな環境で新しい言葉を学ぶこと」でした。言語の習得には、周囲の音情報をできるだけ耳に届け※1偶発的学習※2と呼ばれる、日常でふと耳にする周囲の会話や音声も重要です。この学習機会を生かすには周囲360°で飛び交う、言葉や環境音を届けることが有効ですが、これまでの補聴器技術では騒音下において会話や騒音、すべての音を無秩序に届けるか、主に正面にいる1人の声を優先し、周囲の声や音は大きく抑制する、指向性のアプローチで対処してきました。この方法では、子どもたちの学びの機会に制限をもたらすことがあります。このような従来の補聴器技術の課題に対し、オーティコンの先進技術「オープンサウンドナビゲーター」が搭載されたオープンプレイ、エクシードプレイは、周囲360°の音を超高速音のバランスをはかり不要なノイズを抑制することであらゆる方向からの音の情景を子どもたちに届け、最適な学習機会の実現をサポートします。
110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡、以下オーティコン)は従来の指向性を脱却し、より自然に周囲360°からの音を子どもたちに届ける先進の小児補聴器シリーズ「オーティコン オープンプレイ(Oticon Opn Play、以下オープンプレイ)」及び、より高出力の高度・重度難聴用対応のパワー型小児補聴器「オーティコン エクシードプレイ(Oticon Xceed Play、以下エクシードプレイ)」を2020年1月22日(水)より全国のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店にて販売を開始いたします。

難聴は年を重ねてからの問題と思われがちですが、幼少期の難聴がその子どもの人生に与える影響は非常に大きなものがあります。特に言語やコミュニケーション能力習得のために、生後2~3年の乳幼児時期は聴覚に頼る部分が多く、小児難聴の早期発見と介入、適切な対処が求められています。実際に、新生児の1000人に1~2人は先天性難聴があるといわれ、日本においても、新生児聴覚スクリーニング(生後間もない新生児に行う簡易聴力検査)による早期発見と、適切な補聴器装用による聞こえのサポートが果たす役割がますます注目されています。

難聴の子どもたちにとって最大の挑戦は「にぎやかな環境で新しい言葉を学ぶこと」にあります。言語の習得には、周囲の音情報をできるだけ耳に届け、また最適な聞こえの機会を得られることが重要です。※1しかしこれまでの補聴器技術では、騒音下において会話も騒音も、すべての音を無秩序に届けるか、主に子どもの正面にいる1人の声を優先し、周囲の声や音は大きく抑制する、指向性のアプローチで対処してきました。しかしながらこの方法では、子どもたちの学びの機会に制限をもたらすことがあります。このような従来の補聴器技術の課題に対し、オーティコンの先進技術「オープンサウンドナビゲーター」機能が、小児の聴覚ケアにおける可能性を広げます。これは「脳」が音を理解する働きに注目し、「脳」から「聞こえ」を考える、オーティコンの”ブレインヒアリング”の考え方から生まれた機能です。「オープンサウンドナビゲーター」の採用によりオープンプレイ、エクシードプレイは、周囲360°の音を超高速処理で分析、音のバランスをはかり不要なノイズを抑制することであらゆる方向からの音の情景を子どもたちに届け、最適な学習機会の実現をサポートします。

子どもたちの学びと難聴
子どもたちの学びの80%以上は偶発的学習※2と呼ばれる、日常でふと耳にする周囲の会話や音声から得られています。この学習の機会を生かすには周囲360°で飛び交う、言葉や環境音を届けることが有効です。大人の脳では、不足した音情報をこれまでの経験や記憶を活用し自動的に埋め、文脈の前後から会話を理解しています。それに対し子どもの脳では想起に必要な記憶の蓄積が不十分なため、会話についていくためには脳をより一層働かせる必要があります。そのために、疲労を感じたり、周囲の状況についていけず、孤立感を感じる子どもも少なくありません。オープンプレイ、エクシードプレイは静かな環境からにぎやかな環境まで360°全方向からの音を届けると同時に、聞きたい音声に自然に注意を向ける力をサポートする小児用補聴器です。より多くのことばの手がかりを届け、聞くことの労力を軽減することで偶発的な学びを支援し、若い世代の脳の発達と成長に必要な刺激を届けます。

煩わしいハウリングのリスクを最小限に抑え、一日をとして安定した音を提供
更に、オープンプレイ、エクシードプレイには、ハウリングを発生する前に検知、抑制する※3独自の先進技術「オープンサウンドオプティマイザー」を搭載しています。親に抱きかかえられた時、帽子をかぶるときなど、人や物が補聴器のマイクに近づくと「キーン」といったハウリングが起こるリスクが高まります。従来はこのリスクに対し、補聴器が増幅する音を瞬時に下げることでハウリングの問題に対処していました。しかし、この方法では必要な音までも抑えられてしまうことがあり、※4こうした状況が最大で1日の約50%にも上るとされています。オープンプレイ、エクシードプレイでは耳障りなハウリングが発生する前※3にこれを抑制することで、必要な音を下げることなく、最適な聞こえを保ちます。オープンプレイで最大25%、エクシードプレイでは最大20%子どもたちにより多くの言葉の手がかりを届けます。※5

現代の子どもの学習環境に必要不可欠なデジタル機器との互換性
オープンプレイ、エクシードプレイは共にMade for iPhone®補聴器としてiPhone®などとの直接接続が可能です。また、最新のスマートフォンやタブレットなど、毎日の学習や娯楽に必要な電子機器へのシームレスな接続を子どもたちに提供します。コネクトクリップ(オプション)の併用で、補聴器をワイヤレスヘッドセットに変換し、音楽や通話の音質を向上させることが可能です。

教室で便利なワイヤレスリモートマイクシステム、EduMic(エデュマイク)の登場
小児用補聴器の刷新に合わせ、新たに教室でのサポートツールとして、ワイヤレスリモートマイクシステムとなるEduMic(エデュマイク、以下EduMic)も登場します。 EduMicは、オープンプレイ、 エクシードプレイの他、オーティコンの2.4GHzワイヤレス通信技術を搭載した補聴器にダイレクトに音声を届けることが可能です。EduMicにも、オープンサウンドナビゲーター機能を搭載し、騒がしい教室内でも不要な騒音を素早く抑制しクリアな音声を届けます。EduMicは、教育で一般に使用されているワイス通信システムの受信機(ユニバーサル3ピンタイプ)を接続し、子どもの胸元に取り付けて直接送信機からの音を聞くことが可能です。

オーティコン補聴器のプレジデント木下 聡は次のように述べています。
「すべての子どもたちは、学びと成長そして充実した毎日を過ごす、最高の機会に恵まれるべきです。難聴の子どもたちは残念ながら言語面や学習面などで、同年代の子どもたちに比べて遅れを取る傾向があり、難聴への早期対応、適切な対処が重要視されています。オープンプレイ、そしてエクシードプレイは、360°全方向から不要なノイズを除きバランスの取れた聞こえを届け、成長過程において目まぐるしく変化する子どもたちの環境に柔軟に対応し、子どもたちの成長に必要なさまざまな音を届けます。更に、EduMicとの併用で騒がしく残響の多い教室の環境であっても、言葉の理解の向上が期待できます。オーティコンの補聴器が子どもたちの言語習得、学習、周囲との関わりの向上に貢献できれば幸いです」

▼オーティコン オープンプレイ 製品概要
スタイル:全4種類
ミニRITE、ミニRITE T、ミニ RITE R(充電式)
耳かけ型プラスパワー(BTE PP)
カラーバリエーション:全12色
適合範囲:軽度~高度難聴
付帯情報: IP68 (オーティコンデンマーク本社において、第三者機関による認証取得)
製品価格:オープン価格(補聴器は非課税)

▼オーティコン エクシードプレイ 製品概要
スタイル:全2種類
耳かけ型スーパーパワー、耳かけ型ウルトラパワー 
カラーバリエーション:全12色
適合範囲:高度・重度難聴
付帯情報: IP68(オーティコンデンマーク本社において、第三者機関による認証取得)
製品価格:オープン価格(補聴器は非課税)


※1American Academy of Audiology Clinical Practice guideline Pediatric Amplification June 2013.
※2Knoors, M., & Marschark, M. (2015). Educating deaf learners, 547-572
※3フィッティング処方に基づく、最適な調整がなされた場合
※4Callaway 2019, Oticon Whitepaper
※5Speech intelligibility index. ANSI S3.5

▼EduMic(エデュマイク) 製品概要
カラー/ホワイト 
使用時間/約10時間 (リチウムイオン充電池)
価格/98,000円(税別)

▼小児用補聴器製品カタログ(PDF)掲載ページ
(リンク »)
*EduMic(エデュマイク) については小児用製品カタログP16-17をご参照ください。

▼本リリース掲載サイト (リンク »)

▼オーティコン補聴器取扱店    (リンク »)

■オーティコン補聴器について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより1904 年にデンマークに創設されました。オーティコンは世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、デマントグループの傘下にあります。オーティコン補聴器は1973年より日本市場における製品の製造・販売を行っています( (リンク ») )。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者とともに開拓してきました。1977年には先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所(デンマーク)を設立、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーと共に、将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
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