ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング、米Honeywellの量子コンピュータに向けたソフトウエア・スタックt|ket⟩のアップデートを発表

クオンティニュアム株式会社

2020-03-17 13:00

ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・リミテッド(Cambridge Quantum ComputingLimited、CEO:イリアス・カーン、本社:英国ケンブリッジ市、以下CQC)は2020年3月13日、Honeywellのイオントラップ型量子プロセッサ向けに最適化した量子ソフトウエア開発プラットフォーム t|ket⟩(TM)(ティケット)の新バージョンをリリースしたことを発表しました。

新しいオプションのpythonパッケージ「pytket_honeywell」は、Honeywellの量子プロセッサのサポートをt |ket⟩に追加します。pytket_honeywellはHoneywell量子プロセッサ上で量子アルゴリズムを透過的に実行出来るようにする最初のソフトウエアであり、元のプログラムがpytket、Qiskit、Cirq、Quil、またはQASMのどれを使用して作成されたかによりません。

CQCの最高事業責任者であるデニース・ラフナーは、次のように述べています。「バージョン0.4.6のコアpytketパッケージに加え、今回のリリースでは回路を独自のゲートセットに書き換えるなど、Honeywellのデバイスを最大限に活用できるよう最適化しました。」ラフナーはさらに、「4月上旬にはさらなるHoneywell向けの拡張機能を、pytket 0.5とともにリリースする予定です。」と述べました。

Honeywell Quantum SolutionsのTony Uttley社長は、次のように述べています。「Honeywellのユニークな量子コンピューティングの性能をt |ket⟩プラットフォーム上で利用可能にし、短期間でビジネスユースケースに適用できることを楽しみにしています。」

CQCのpytketは、pytket_qiskitやpytket_pyquilといった拡張パッケージを介して、IBMやRigettiの超伝導デバイスを含むいくつかの量子コンピュータとシミュレータをサポートしています。 pytketやpytket_honeywellを含む拡張パッケージは、pipによってインストールすることが可能です。リリースの詳細な技術仕様については、https://cqcl.github.io/pytket/build/html/changelog.htmlの変更履歴を参照してください。

以上

ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングについて
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(CQC)は、世界をリードする量子コンピューティング・ソフトウエア企業です。ケンブリッジ(英国)、サンフランシスコ、ロンドン、東京のオフィスに、37人の博士号保有者を含む62人を超える科学者を擁し、世界中に大きな影響を与える量子技術の商業化ツールを構築しています。

CQCは、量子ソフトウエアにおいて、とりわけ量子開発プラットフォーム(t|ket⟩TM)、量子化学分野のエンタープライズ・アプリケーション(EUMEN)、量子機械学習(QML)、及び量子サイバー・セキュリティー・デバイス(IronBridge TM)などを提供する専門知識を有しています。ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・ジャパン株式会社は、その日本法人です。ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングの詳細については、www.cambridgequantum.com を参照ください。t|ket⟩ TMの詳細については、 (リンク ») をご覧ください。


□ 本件に関するお問い合わせ
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・ジャパン株式会社 広報事務局
(共同PR株式会社)
担当: 小野寺・伊藤・石谷
TEL: 03-3571-5275
E-mail: cqc-pr@kyodo-pr.co.jp

このプレスリリースの付帯情報

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]