Global Business Barometerの第2回調査は上向きだが、経済・経営はまだ存続段階

The Economist Intelligence Unit (EIU)

From: 共同通信PRワイヤー

2020-06-30 16:07

AsiaNet 84566 (1023)

 
【ロンドン2020年6月30日PR Newswire=共同通信JBN】
*世界経済の3カ月予測に関する経営者意識は上昇したが、まだマイナス27.7(マイナス50からプラス50の範囲で)と悲観的

*最も振幅が大きいのは中国で、国内経済の経営者意識は21.9ポイント低下

*経済と経営の回復で最も評価の高い政府支援策は回答者の51%が挙げた国際旅行の制限

われわれが現在経験しているような危機からの回復にはおおまかに3段階ある。存続、適応、復旧である。エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが実施し、SASが支援した最新のGlobal Business Barometer(世界経済バロメーター、GBB)調査で、経営者らは5月末現在、まだ存続段階にあるが、多くは事業の適応調整を行い、その一部は恒久的なものになり得るとしていることが分かった。

悲観論が縮小:世界経済の3カ月予測の判断は4月の第1回GBBより11.7ポイント上昇してマイナス39.4からマイナス27.7となったが、回復はまだかなり先になりそうなことを示している。欧州の意識はマイナス40.5からマイナス27.3へ最も大きく上昇し、アジア太平洋と北米が小差で続いた。世界経済に関する中東・アフリカ地域の経営者の意識は上昇したとはいえわずか6.9ポイントで、対象5地域の中で最小だった。

中国の意識は低下:単一バロメーターの4月から5月の最大の振幅は中国で、経済の3カ月予測は21.9ポイント低下した。4月の第1回GBBでは、中国はCOVID-19の最悪(または、第1波の最悪)の時期は終わったように見えた。それが明白に変わり、中国の予測の広範な低下と中国政府が数十年で初めて年次国内総生産(GDP)目標設定を断念したことで、雰囲気はかなり悪化した。

進路は旅行減らし:世界経済・経営の立ち直りへ政府に期待する今後数カ月の措置を聞かれ、「国際旅行の制限」が回答の51%でトップに急上昇した。前回GBB調査では下位にとどまっていた。これが今回は消費者への直接的な財政刺激策や減税などの選択肢を上回った。旅行制限が多くの例で感染拡大防止に効果的であることが明白になったから、経営者の間ではこの問題であきらめと順応が混じっているようだ。

現実認識:世界経済の回復には「3~5年」かかるとする回答者の比率が上昇している。この数字は4月には30.8%だったが、5月は37.2%となった。他のすべての選択肢は多かれ少なかれ安定していた。

▽調査について
Global Business Barometerは現在の出来事や金融市場の不確実性に対する意識を測り、企業が今日にどう対処し、将来にどうするつもりかを探る。

▽エコノミスト・インテリジェンス・ユニット
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit)はエコノミスト・グループのソートリーダーシップ・調査・分析部門で、経営者のための世界経済情報の世界的先導者である。世界の200ヵ国にわたる650人を超える専門分析者と編集者へのアクセスにより、新規の先見性のある見通しを明らかにする。詳細は次を参照:www.eiuperspectives.economist.com (リンク »)
Twitter( (リンク ») )、LinkedIn( (リンク ») )、Facebook( (リンク ») )でフォローを。

▽SASについて
SAS( (リンク ») )は解析のリーダーである。革新的なソフトウエアとサービスで、SASは世界中の顧客にデータを情報に変換する能力を与え、手助けする。SASはTHE POWER TO KNOW(R)を与える。

Logo - (リンク »)

ソース: The Economist Intelligence Unit (EIU)

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]