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【西安(中国)2020年10月16日新華社=共同通信JBN】中国で終わったばかりの黄金週間の休暇期間中に、国内観光が力強い回復を示した。とりわけ、古代の都である西安では、観光が再びブームとなった。西安市人民政府が10月10日に発表したデータによると、今年の中秋節と国慶節の休暇期間中、西安には1474万8100人の観光客が訪れ、111億4000万元の観光収入を記録した。観光客数に基づいて中国の各都市を比較すると、西安は中国の上位10の人気観光地のうちで2位となった。
今年の国慶節の休暇は、中国がエピデミックの予防と対策を伴いながら日常生活に戻ってから初めての黄金週間である。8日間の休暇は当初、人々を旅行に駆り立て、航空機や鉄道、自動車による移動など、輸送分野の段階的な回復に貢献した。こうした力強い旅行需要は長期休暇中の観光の大幅な回復につながった。
秦始皇帝兵馬俑博物館公園(Emperor Qinshihuang's Mausoleum Site Park )を訪れた観光客は34万3100人、大唐不夜城(Grand Tang Mall)を訪れた観光客は140万900人、北院門ムスリム街(回民街)(Beiyuanmen Moslem Street(Huimin Jie))を訪れた観光客は72万9900人だった。長年にわたる評価を有する人気の観光地として西安の観光は、再びブームとなっており、これまでになくより魅力的で、より人々に受け入れられている。
世界的なエピデミックにより、大部分の人々は目的地として国内の観光地を選んだが、中国の観光市場の回復は世界に「明るい兆し」を届けた。西安を訪れることは、多くの外国の人々が共有する期待となった。「西安は中国で最も有名で、魅力ある都市の1つであり、その名前そのものが謎めいた兵馬俑と異国情緒のシルクロードの隊商のイメージを呼び起こす」。世界的に有名なロイター通信は国慶節の休暇に当たり、同社のウェブサイトに西安のイメージを広めるための特集記事を掲載し、いろいろな角度から人々を魅了する古代の都、西安で、いかに「古代と現代が衝突」しているかを紹介した。
特集ページの中でロイター通信は、歴史、文化、自然、スポーツ、学識、音楽、グルメ、技術、都市開発に焦点を当てた10本の印象に残る記事を通じて西安の魅力と活力を世界に紹介した。西安はこれまでに多くの「インターネット著名人の魅力」を生み出し、極めて深遠な文化要素と開放的で近代的、かつ洗練された特色について内外のネット市民から「いいね」を獲得している。
「千年の古都、長安」。新たな観光ブランドを伴い、この活気ある歴史的な都市は、世界に招待状を送り、世界中のより多くの人たちがその美しさを発見し、その物語に耳を傾けるのを待っている。
ソース:Xi'an Municipal People's Government
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(写真説明:夕暮れ時の西安市城の南門)
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