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アリババの物流関連企業の菜鳥網絡が日本市場に参入
【東京2020年11月11日PR Newswire】
*ファーストマイルからラストマイルに至るエンドツーエンドの物流およびサプライチェーンサービス、倉庫保管、国際配送、通関手続きのワンストップソリューションを提供
*配送効率40%向上に成功した日本企業も
アリババグループの物流関連企業である「菜鳥網絡」(ツァイニャオネットワーク、Cainiao Smart Logistics Network、以下、菜鳥)は2020年9月末に、日本市場への参入を発表した。
この動きは、ファーストマイルからラストマイル、倉庫管理、国際配送、トラック輸送、通関手続きにわたる、エンドツーエンドの物流・サプライチェーンサービスを日本企業に提供することを狙ったものである。日本市場において、菜鳥の物流サービスを利用し、配送効率を40%引き上げ、輸送におけるリードタイムを18-22日から11-13日に短縮できた企業もある。
スマート・ロジスティック・プラットフォームとして菜鳥は、全バリューチェーンをデジタル化し、全行程の可視化を図り、より高い透明性を持ってサービスを提供するとともに、物流業界のパートナー企業と連携し、日本企業の輸出入のニーズに対して包括的な物流ソリューションを提供している。
また企業の大規模なセールスイベントに向けて、事前に貨物配送スペースと倉庫に事前保管する在庫を確保するとともに、万一損害が発生した場合には2営業日後に150万円(10万人民元)を上限に補償保険金が支払われる。このような日本企業に安心してご利用いただける利点がある。
世界銀行のデータによると、中国は日本の最大の輸出国と輸入国で、取引金額がそれぞれ1440億米ドル(19.51%)と1730億米ドル(23.20%)となっており(注1)、日本と中国の間の包括的な物流サービスの確立は日本の輸出入産業をサポートする上で有益だと考えられる。
菜鳥のグローバル・サプライチェーン部門を担当するゼネラル・マネージャーの趙剣(チョウ・ケン)は「日本市場は、われわれにとって常に重要なマーケットである。当社は日本企業の輸出入の事業成長をサポートしていきたい。より強力な物流基盤を提供し、テクノロジーを活用することで、より効率のよい、スムーズな運用を実現できる。日本企業に菜鳥のエンドツーエンドの物流とサプライチェーン・ソリューションを提供し、国際貿易を促進し、企業の収益源の増大に貢献していきたい」と述べた。
菜鳥のB2B倉庫では、横浜の倉庫は1万平方メートル、神戸の倉庫は1万9000平方メートル以上の広さがある。B2B倉庫は両方とも、最寄りの港から15キロメートル以内に戦略的に配置されている。横浜倉庫は港の近くに立地しており、倉庫管理システム(WMS、Warehouse Management System)を導入し、日本国内への輸送及び中国への輸出前の出荷前品質管理、事前処理と梱包をサポートしている。
東京と大阪にある菜鳥のB2C倉庫は、それぞれ2万平方メートルと1万3000平方メートルの面積がある。東京のB2C倉庫は成田国際空港と羽田空港にアクセスしやすい場所にそれぞれ1棟ずつあり、ともに空港から10キロメートル以内の場所に位置している。倉庫の住所は、配送効率の向上、輸出入商品の輸送をスムーズにするために、近くの空港や港に近接するように戦略的に選定された。
国際輸送に関しては、菜鳥のサービスには航空便と船便の両方が含まれる。現在、日本の横浜・神戸から中国の寧波・上海に向かう貨物船が週10隻ある。安定した航空便の輸送を確保するため、貨物専用便も日本と中国の間を毎日運航している。
菜鳥は、日本通運、4PX、シノトランス(Sinotrans)、宏遠グループ(Hongyuan Group)と提携し、ファーストマイルとラストマイル輸送の追跡リソース(トラッキングリソース)を提供し、日本と中国での通関手続きの迅速化を図っている。
(注1)
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▽菜鳥網絡(Cainiao Smart Logistics Network)について
2013年に設立された菜鳥網絡はテクノロジー企業であり、アリババグループのおよび物流関連会社である。同社は、物流・サプライチェーンにおける効率向上と顧客体験の向上のために、革新的且つオープンなデータプラットフォームを通じて、全プレーヤーとパートナー企業の協働によるアプローチを進めている。菜鳥は、24時間以内に中国本土のあらゆる場所に、72時間以内に世界中に配送することを目指すことにより、アリババグループのミッション 「To make it easy to do business anywhere(あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる)」を実践している。
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写真説明:菜鳥のスマート倉庫
ソース:Cainiao Smart Logistics Network
(日本語リリース:クライアント提供)
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