新型コロナウイルスの影響により、テレワーク制度を導入する企業が増え、顧客との接点もオンライン中心に移行するなど、企業を取り巻く環境が劇的に変化しています。その中で、新規顧客との関係を構築する営業部門や、既存顧客との関係強化が重要なカスタマーサクセス部門では、オンラインでの営業提案や商談が難しいことが新たな課題になっています。
NTTグループでは、ソーシャルディスタンスの確保と、経済活動の活性化を両立させるリモートワールド(分散型社会)の実現に取り組んでおり、NTTテクノクロスでも、リモートを前提とした新しい働き方を実現するソリューションの開発に力を入れています。
RING x LINKは、NTTテクノクロスがスマートフォン向け電話帳サービス開発で培った技術を発展させ、スムーズな電話対応やWeb会議開催をサポートし、顧客や従業員同士の意思疎通(以心伝心)を促進するクラウドサービスです。効果的な営業提案により、リモートワールドにおける顧客満足度を向上するほか、従業員のストレスをなくすEX*2の向上にも貢献し、商談成果アップを実現します。
■特長
(1)顧客を待たせることなくスムーズな電話対応を実現
クラウドPBX*3連携による発信制御や、CRMシステムなどに登録した顧客情報と紐づけた着信制御および着信表示により、部門の代表電話にかかってきた電話を適切なチームや個人の端末に自動で転送できます。例えば新規顧客は営業担当へ、既存顧客はカスタマーサクセス担当へ転送するなどの運用が可能です。そのため、従業員がリモートワークをしていても顧客を待たせることなくスムーズな電話対応を実現し、電話取り次ぎによる営業機会の損失や顧客満足度の低下を防ぐことができます。
さらにRING x LINKでは、従業員の勤務状況を設定できます。電話がかかってきた時点で会議中や休暇中の従業員を除き、対応可能な従業員のみに転送するため、従業員の負担軽減にもつながります。(図参照)
(2)対面で行うような顧客対応をリモートで実現
電話で顧客対応中に資料共有や複数メンバーでのミーティングが必要になった場合、Web会議サービスとの連携により、即座にSMSでURLを送付し、シームレスにWeb会議への招待が可能です。
さらにWeb会議による顧客対応と同時並行で、従業員同士のみでチャットを行えます。RING x LINKに登録した顧客情報や商談ログなどを確認しながら、リモートでは取りづらい会話のタイミングなどが共有しやすくなり、チーム連携が容易になることでより戦略的な顧客対応を実現します。
■エンドースメント
「この度のRING x LINKとSalesforceの連携を嬉しく思います。Salesforceは、企業と顧客をつなぐ顧客管理ソリューションとして、マーケティング、営業、コマース、サービスなどすべての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元管理することで顧客とのエンゲージメントを強化するための支援をしています。いまコロナ禍により、企業の働き方が変化するとともに、顧客との接点も変化しています。今回のRING x LINKとの連携を通して、新時代に向けてさらなる価値および新しい顧客体験が届けられるものと期待しております。」
株式会社セールスフォース・ドットコム アライアンス事業 常務執行役員 井上 靖英 氏
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
*1:CRM
Customer Relationship Managementの略。顧客情報とその顧客と企業とのやり取りを一元的に管理することで、顧客と良好な関係を築くための仕組みです。
*2:EX
Employee eXperience(従業員体験)の略で、従業員が仕事や職場内で経験できることを指します。
*3:PBX
Private Branch eXchanger(電話交換機)の略で、複数の電話機を外線につないだり、内線同士での会話を可能とする役割を持っています。
*「RING x LINK」はNTTテクノクロス株式会社の商標です。
*「Salesforce」はsalesforce.com,Inc.の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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