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オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
2021年3月3日
業界初(※1)、使用環境温度-10~55℃とファンレス/薄型(1U)設計に対応 Network-Edge(※2)用無停電電源装置(UPS)「BVシリーズ」を発売 ~過酷な環境下における電源保護・遠隔監視/制御を実現~
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井俊夫、以下、OSS)は、業界で初めて、使用環境温度-10~55℃(充電時を除く) において、ファンレス/薄型(※3)設計を実現した無停電電源装置(以下、UPS)「BVシリーズ」を開発し、2021年6月に発売します。
「BVシリーズ」は、通信ネットワークの末端にあたるエッジ領域のネットワーク機器を電源障害から保護し、さらにはそれらの遠隔監視/制御も可能です。加えて、置き場所に応じた様々な設置パターンを実現しています。
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近年、労働力不足の深刻化を背景に、駅や公共施設などにおいて、これまで人手で行っていた施設内の巡視や利用客へのアナウンスを、カメラや案内用のモニターで代替し、ネットワーク機器を通じて情報を集約、遠隔で操作するケースが増えています。こうしたシステムの中には、利用客の安全確保を目的としたものなど、稼働を止められないものが多くあります。これらのシステムを支える各種ネットワーク機器は、空調が完備されておらず塵埃等も舞う環境や、高所や狭所など保守作業の負担が大きい箇所に設置されることも多いため、効率的に機器を安定稼働させるニーズはこれまで以上に高まっています。
そこで、「BVシリーズ」は過酷な環境下での設置に対応するため、使用環境の温度仕様については-10℃~55℃(充電時を除く)、あわせて塵埃対策としてのファンレス設計を実現しました。また、置き場所に応じた設置方法を選べるように、薄型(1U)設計に別売りの金具を使用することで、計11種類の設置パターンに対応しました。
「BVシリーズ」は、リチウムイオンバッテリを搭載したことで、設置導入後のバッテリ交換に要する保守工数を軽減しました。さらに、遠隔監視用ネットワーク機能(BV55REMのみ)を使用することで、UPSの接続機器が突発的にフリーズした際には、機器ごとに死活監視および遠隔OFF/ON制御ができるため、システムダウンの影響を最小化し、システム全体の保守工数も軽減します。
OSSが開発した「BVシリーズ」は、顕在化する多くの電源課題への新たな価値提供を通じて、IoT社会の未来に貢献します。
※1 小型(3kVA以下帯)UPSに関する国内市場調査(2021.1~2021.2)<ESP総研 調べ>
※2 通信ネットワークの末端にあたる領域
※3 1Uサイズ(高さ44.45mm以下)を実現
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■商品情報
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■「BVシリーズ」の主な特長
1. 使用環境温度 -10~55℃(充電時は、0~55℃)
従来のUPSでは設置できなかった過酷な環境下でもご使用可能です。
※本製品搭載のリチウムイオンバッテリは、BMS(Battery Management System)により、バッテリの状態監視(電圧・温度など)をおこなっております。
2. ファンレス設計
塵埃などによる故障のリスクを軽減できます。
3. 薄型1U(44.45㎜以下)設計
EIA規格に適合しており、従来のUPSでは困難だった狭所環境への設置が可能です。
※固定するための金具類は、別売りとなります。
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上記1~3を全て満たしたUPSは“業界初(※1)”となります。
4. 11種類の設置パターンに対応
別売りの金具とセットでご使用いただくことで、置き場所に応じた設置方法を選べます。
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5. PoE(Power over Ethernet※4)スイッチのポートごとの死活監視および遠隔OFF/ON制御(BV55REMのみ)
PoEスイッチに接続された、IPカメラやアクセスポイントなどの異常時、対象のPoEポートを自動で検出およびリブート制御が可能です。
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6. UPS本体(バッテリ含む)の設計上の標準使用期間:10年/25℃ 7年/35℃ 4年/45℃
従来の鉛バッテリに比べ長寿命なリチウムイオンバッテリを搭載、長期間使用でき設置後の保守工数を軽減できます。
7. 3年保証(ご愛用者登録にて5年保証)
製品の万が一の故障による保守費用を低減できます。
※製品の経年劣化による寿命アラートは、保証の対象外です。
※4 Ethernet規格の1種。LANケーブルでデータ通信と同時に電力供給が可能。
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社について
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、これまで独自のオートメーション技術により、自動改札機などの駅務自動化システムをはじめ、世界初・日本初の社会公共システムを数多く生み出してきました。これからも労働力不足やエネルギー、レジリエントなどの社会課題をいち早く捉え、IoT・AI・ロボティクスなどの最先端技術、ソフトウェア、運用・メンテナンスのトータルサービスでソリューションを構築し、安心・安全・快適な社会づくりに貢献してまいります。
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
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グループ企画室 経営戦略部
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