CQC、CrownBio及びJSR Life Sciencesと連携し、新しい癌治療バイオマーカー発見に向けて量子機械学習を活用していくことを発表

この度のパートナーシップは、バイオインフォマティクス向け量子技術の最初の商用アプリケーションの一つです

クオンティニュアム株式会社

2021-03-04 11:00

※本報道資料は、英国Cambridge Quantum Computing社が2021年2月24日に配信したプレスリリースの抄訳です。

カリフォルニア州サニーベール市、英国ケンブリッジ市 2021年2月24日発表 – ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(Cambridge Quantum Computing、以下CQC、CEO:イリアス・カーン) は、Crown Bioscience(以下CrownBio)及びJSR Life Sciencesと共同で、癌治療薬の創薬に向けた複数遺伝子からなるバイオマーカーの同定を推進するために、量子技術の応用を探求していくことを発表しました。

この度のパートナーシップでは、CrownBioの15年間に渡る前臨床研究・トランスレーショナルリサーチから生み出されたされた専門知識および膨大なデータセットと、CQCの量子アルゴリズム、量子機械学習、量子コンピューティングにおける高度な技術を組み合わせて行われます。

最初のアプローチでは、遺伝子データの分析から着想を得て、がん治療のバイオマーカーを特定し、次世代のバイオインフォマティクスを推進することに焦点を当てます。そのアプローチでは、ノイズあり中規模量子(Noisy-Intermediate Scale Quantum computer、NISQ)コンピュータ上で実行するために、量子機械アルゴリズムとCQCのソフトウェア開発フレームワークを利用します。

この度のパートナーシップ締結の目的は、最終的にライフサイエンスの幅広い課題に対する解決策に取り組み、探求することによって、初期の量子コンピューティングアプリケーションを実装するための戦略を特定することです。

CrownBioのCEOであるArmin Spura氏は、次のように述べています。「CQCとの連携により、CrownBioの革新への取り組みと医薬品開発の加速、リスク軽減に向けたテクノロジーの適用を継続し、より強力な候補薬を導き出し、前臨床研究の段階から診療所までの移行がより迅速になると考えています。」

CQCのCEOであるイリアス・カーンは、次のように述べています。「CQCは、特に人間生物学などの分野において、最も重要とされる社会的課題に対処するためのテクノロジー開発を目的として設立されました。この度、CrownBioとパートナーシップを締結し、最先端の量子機械学習の手法を重要なユースケースにおいてどのように適用できるか見極められることを、嬉しく思っております。」

Crown Bioscienceについて
JSR Life Sciencesが統括しているCrown Bioscienceは、癌治療、炎症、代謝性疾患に関する研究を進めるためのトランスレーショナルプラットフォームを提供する、グローバル創薬・開発サービス企業です。 Crown Bioscienceは、関連モデルと予測ツールの広範なポートフォリオにより、クライアントに優れた臨床候補の提供を可能としています。詳細は、以下Webサイトをご覧ください。
www.crownbio.com

JSR Life Sciencesについて
JSR Life Sciences, LLCは、病気を治療し、患者の生活の質を向上させる製品の発見、開発、提供を行う企業の戦略的パートナーとして、世界の人々の健康の向上に取り組んでいます。カリフォルニア州サニーベール市を拠点とし、製造施設、R&Dラボ、営業所のネットワークを運営しています。 JSR Life Sciencesのファミリー企業には、Crown Bioscience、KBI Biopharma Inc.、Medical & Biological Laboratories Co., LTD.、Selexis SA及びヨーロッパとアジア太平洋地域のその他の関連会社が含まれます。JSR Life Sciencesのウェブサイトは、www.jsrlifesciences.comからご確認いただけます。

以上

ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングについて
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(CQC)は、世界をリードする量子コンピューティング・ソフトウエア企業です。ケンブリッジ(英国)、サンフランシスコ、ロンドン、東京のオフィスに、50人以上の博士号保有者を含む80人を超える科学者を擁し、世界中に大きな影響を与える量子技術の商業化ツールを構築しています。

CQCは、量子ソフトウエアにおいて、とりわけ量子開発プラットフォーム(t|ket⟩TM)、量子化学分野のエンタープライズ・アプリケーション(EUMEN)、量子機械学習(QML)、量子自然言語処理(QNLP)及び量子サイバー・セキュリティー・デバイス(IronBridge TM)などを提供する専門知識を有しています。
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・ジャパン株式会社は、その日本法人です。
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングの詳細については、www.cambridgequantum.com を参照ください。
t|ket⟩ TMの詳細については、 (リンク ») をご覧ください。


□ 本件に関するお問い合わせ
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・ジャパン株式会社 広報事務局
(共同PR株式会社)
担当: 小野寺・伊藤・石谷
TEL: 03-3571-5275
E-mail:  cqc-pr@kyodo-pr.co.jp

このプレスリリースの付帯情報

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]