NTT研究所の新技術搭載 業務ナビゲーションツールの新バージョンを4月に提供開始

Webシステムにおける業務効率化や習熟促進を加速

NTTテクノクロス株式会社

2021-03-31 12:00

NTTテクノクロス株式会社(以下、NTTテクノクロス 本社:東京都港区芝浦、代表取締役社長:串間和彦)は、業務ナビゲーションツール「BizFront/SmartUI(ビズフロント スマートユーアイ)」にNTT研究所の新技術を搭載した新バージョンを2021年4月14日に提供開始します。
ノーコード*1で既存システムのWeb画面に拡張機能を追加する従来の技術に新技術が加わり、異なるWebシステム間の横断的なナビゲーションと情報連携が可能になりました。これにより、Webシステムにおける業務効率化や習熟促進を低コストで実現します。

■背景
 DX推進が進む昨今、複数のシステムを操作して業務を処理する機会が増加しました。アナログな処理作業が削減された一方で、システムごとに異なる手順や操作を覚えることは従業員の新たな負担になっています。例えば、福利厚生に関わる申請など、年に数回程度しか行わない処理が挙げられます。氏名・住所といった同じような情報を各システムに投入するにも関わらず、手順や操作の記憶が曖昧なためにマニュアル参照や担当部署への問い合わせといった手間が発生し、大きな課題になっています。
 BizFront/SmartUIは、Webシステムの操作ガイダンスや入力補助などを、拡張機能としてWeb画面上にノーコードで表示する業務ナビゲーションツールです。今回、NTT研究所の新技術を搭載することで、複数のWebシステムが関わる業務の処理もスムーズになり、従業員の負担軽減に貢献します。

■特長
 BizFront/SmartUIの新バージョンでは、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した「クライアントサイド情報連携技術(以下、本技術)」を搭載しました。本技術は「UI拡張技術*2」をベースに、Webシステム間の連携に必要な情報をWebシステム画面(クライアントサイド)に蓄積し、入出力することができます。

(1)Webシステム間の横断的なナビゲーション
 BizFront/SmartUIは従来、同一のWebシステム内でしかナビゲーションをできませんでした。新バージョンでは、本技術により、一連の業務処理の中で次に行うべき手順や利用すべきWebシステムを示すことができます。例えば、従業員が引っ越した際に住所変更とそれに伴う社内手続きを行う場合、申請システムごとにマニュアルを参照する必要がなくなり、一連のナビゲーションに従うだけですべての変更手続きをスムーズに行うことが可能です。

(2)異なるWebシステム・端末間の情報連携
一般的には、異なるWebシステム間の情報連携を行う際はAPI*3連携やデータベース接続などを行う必要がありましたが、本技術ではクライアントサイドで連携するため、Webシステムを改修する必要がなく、低コストで情報連携を実現します。これにより、別のWebシステムに投入した情報の自動転記を可能にし、入力ミスを削減します。また、チャット機能やコメント欄を異なるWebシステム間に設けることができ、複数の端末間でも共有できるため、伝達事項の漏れを防いだり、メールなどの別サービスを利用した情報共有を行う手間が省けます。

■価格(税別)
65万円~

このプレスリリースの付帯情報

クライアントサイド情報連携技術

用語解説

*1:ノーコード
 プログラミング言語によるソースコードを必要とせず、Webサービスやアプリを開発することです。

*2:UI拡張技術
NTTアクセスサービスシステム研究所が開発。既存のWEB画面を改造することなく、UI部品(プルダウンリストやラジオボタンなど)を追加し、既存のWEB画面と連携して動作させる技術。これにより、UI部品が既存のWEB画面に最初から備わっていたかのように一体的に表示することが可能です。

*3:API
 Application Programming Interfaceの略です。

*「BizFront」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。

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