大型車両のEV化に不可欠な 仏GREENMOT（グリーンモット）社の多目的テストベンチ 日本市場開拓を開始

フランスのGREENMOT（グリーンモット）社は、重機や産業車両特有の電気モーター、トランスミッションのノウハウを有し、新しいEV用トラクションチェーンや完成車のためのエンジニアリングおよびテストベンチ製造で実績を有します。この度、同社は日本市場開拓のために日本事務所を開設し、さらに現地パートナーとして株式会社山産（本社：山口）と市場開拓することを決定しました。

車両のテストセンターであり設計・製造メーカーであるフランスのGREENMOT は、ヨーロッパではそのサービスの品質の高さで知られる、特殊テストベンチのトップサプライヤーです。10年来、GREENMOT は顧客の特殊ニーズにカスタマイズした仕様の気候テストベンチやE/G,T/M,EV用ユニットベンチ を設計、製作してきました。

今日GREENMOTは、市場の拡大を図るため、自動車メーカーおよび部品メーカーに近接すべく日本事務所を開設しました。さらに株式会社山産というパートナーを得て、欧州や米国ですでに有効性が実証済みの「気候テストセル」、「ドライバーロボット」、「e-Bench」を展開します。

特にこのe-Benchは、重量車両（バス、トラック、オフロード車両、港湾クレーン）や特殊車両（トラック3.5m、50 000Nm/ホイール）向けのE-軸（e-Axle、スタンダード）の開発/検証に使用する多目的ベンチです。

e-Bench の構造は、独立した土台の上に直接構築しているため免震基礎工事が不要で、まさに日本のニーズに対応しています。加えてモジュール式設計であるため、テストする車両に合わせてトラック幅を960mmから最大3680mmまで調整可能、ギアボックス有無の設定可能、また標準車軸の機械的強度テストのために3番目のローディングマシンへの接続可能といった利点をもたらします。さらに、テスト中に生産された電力をグリッドに逆給電することで、電力消費が最適化されます。

多目的対応かつモジュール形式のe-Benchは、特性評価、耐久性、性能、信頼性、検証、全体性能、制御法則など、多岐にわたるテストで使用することができます。また、製品の変化（温度、圧力、強度、その他）を追えるよう、供試体ギヤBOXのトルクや速度出力あるいは直接モーター出力、さらに数々のユニバーサルな経路から、極めて精確なデータを得ることができます。GREENMOT自らが開発したウェブベースのインターフェイスを使い、たったひとりのオペレーターで運用することができ、また勤務時間外などにSMSやe-mailでアラートが受け取れるなど、リモートでの監視も可能です。

テストベンチの設計・開発における10年以上の実績を誇るGREENMOTは、顧客のニーズを定義し、これら特定のニーズ専用のベンチを提供することのできる理想的なパートナーです。

GREENMOT日本事務所
東京都港区東麻布1-23-5 PMCビル2F　 TEL：03-3585-2458
代表：Martial MEYSSIGNAC
Email：martial.meyssignac@greenmot.com

問合せ先：株式会社 山産
東 京 支 店 　：東京都千代田区飯田橋4-5-11 TEL :03-3237-7011
名古屋営業所 ：愛知県名古屋市中区栄2-3-16 TEL :052-228-7712
大 阪 営 業 所：大阪府大阪市北区南森町1-4-19 TEL :06-6312-8880
Email：yamasan@k-yamasan.co.jp
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このプレスリリースの付帯情報

e-Bench

用語解説

GREENMOT社について：テストベンチに特化したエンジニアリング技術を提供
GREENMOT は、あらゆる車両機器、軍用特殊車両向けテストセンター兼、設計、製造メーカーです。設立当初から、テストセルと専用ツールを独自に設計し、今日、フランスのリヨン近郊に、異なる規模の4つの気候テストセルを擁しています。現在、フランス国内の2つのテストセンター（ヴィルフランシュ＝シュル＝ソーヌ）に40名のエンジニアを含む約60名の従業員を数え、また日本とドイツに代表事務所を開設しています。