2021年6月8日
株式会社マイデータ・インテリジェンス
株式会社アグレックス
マイデータ・インテリジェンスとアグレックス、改正個人情報保護法や アフターcookie時代に対応する、同意情報管理を支援するサービス提供開始 ~データプライバシーに対応したDB・UI設計と開発により、マーケティング活動やデータ利活用をサポート~
電通グループである株式会社マイデータ・インテリジェンス(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:石井 尚二、以下:MDI)とTISインテックグループの株式会社アグレックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 畝森 達朗、以下:アグレックス)は、企業のマーケティング活動とデータプライバシーマネジメント*1を支援するサービス(以下:本サービス)を2021年6月より提供を開始したことを発表します。
本サービスは、企業が入手・管理する個人情報の正規化と、同意管理プラットフォームを活用した同意情報管理およびCRMシステムとの同意情報連携を行うサービスです。
アグレックスが提供するデータクレンジング・名寄せツール「Precisely Trillium」で、企業に散在するデータベースを正規化したうえで統合データベースの構築を行い、MDIが提供する同意管理プラットフォーム(Consent Management Platform、以下:CMP*2)「dooi」(以下CMP「dooi」)に連携することで、2022年施行予定の改正個人情報保護法*3によって、企業側に求められる個人データの特定と個人データの共通IDでの管理を実現します。
本サービスの利用により、生活者データを活用したサービスを提供する企業は、データプライバシーに対応した適切なマーケティング活動が可能になると同時に、生活者の個人情報を安全に取得、管理することが可能となります。また、両社の業務ノウハウを活かし、データ戦略やプライバシーポリシー策定のコンサルティング、コンタクトセンターやDM発送など顧客接点に関わるBPO業務も提供できることから、マーケティング活動全般の高度化へのサポートも可能です。
MDIとアグレックスは、本サービスの提供を通じて、企業の改正個人情報保護法への対応やアフターcookie*4時代におけるデータ利活用を支援するとともに、生活者の個人情報を守ることで安全かつ便利な社会の実現への貢献を目指します。
【表: (リンク ») 】
■サービス提供イメージ
【画像: (リンク ») 】
■背景
個人情報の取り扱いに対して高い倫理観や透明性が求められる現代において、個人情報保護法の改正などに象徴されるように、社会の要請による消費者保護の機運は益々高まっています。それにより、企業活動におけるデータ取り扱いのプロセス構築と消費者からの信頼の獲得、とりわけマーケティング活動への影響は、重要な経営課題となっています。MDIとアグレックスは、両社の知見を活かした本サービスをもって、この課題の解決に向けた一助を提供します。
■今後の展望
MDIとアグレックスのお客様企業に対する本サービスの導入促進を皮切りに、両社の業務ノウハウを活かした同意データを用いた広告・メール等のマーケティング施策、各種分析、パーソナルデータのシームレスな利活用サービスの開発や顧客開拓などを推進していきます。
(想定するサービス提供先)
・グループ間や関連企業間でのデータ統合や名寄せを検討している企業
・デジタルマーケティングにおいてCRM構築に注力している企業
・DX実現に向けDB再構築に関する要件定義中の企業
・第三者提供等のポリシーの見直しを検討している企業
・情報漏洩やプライバシー問題を受け、体制強化を進める企業
*1 データプライバシーマネジメント:生活者の個人情報を安全に取得、管理することを目的とした様々な取り組みを指す。
*2 CMP(Consent Management Platform ):生活者に対し、取得データの取り扱いについて提示し、同意を得たもののみを利活用するための同意管理サービスを指す。生活者は、自身のデータがどの企業に何の目的で収集されているか、また利用停止についての一元管理が可能となる。
*3 改正個人情報保護法:2020年6月12日に公布され、2年以内に施行予定であり、企業にとっての今後のマーケティング活動に関わる改正内容となっている。具体例として、企業における各社プライバシーポリシーの見直し、第三者への提供記録を含めた本人からの開示請求等に対応するための管理体制の整備、ユーザーごとの同意の有無、個人情報・個人データ及び個人関連情報の第三者提供記録を含む入出力記録、利用しなくなった情報の削除等がある。
*4 アフターcookie:AppleのITP導入や、Google Chromeの3rd Partyクッキーサポートの段階的廃止により、3rd Partyクッキーを活用した広告のターゲティング配信が利用できなくなる。
<MDIについて> 企業URL: (リンク »)
2018年9月に設立以降、企業のコンプライアンス遵守や消費者保護等を最重要視した、高度なデータ流通社会実現に向けて様々な取組みを推進してきました。2018年11月よりサービスを開始している情報銀行マイデータ・バンク「MEY(ミー)」やCMP「dooi」など各種サービスにより、生活者が自身のデータをコントロールし、パーソナルデータの利活用を可能とするデータ流通エコシステムの構築などを通じて、「生活者」と「企業」がともに成長する世界を実現して参ります。
・CMP「dooi」(ドーイ)とは
webサイトへの来訪またはサイトを利用する生活者に対して、本人同意を得る仕組みです。生活者へ個人情報・個人データ及び個人関連情報の利用目的、利用期間、第三者提供先などを明示した上での同意取得に加え、現在の同意状態の開示や同意ステータスの変更が可能な環境を生活者に提供します。生活者自身のデータの活用目的や活用状況が明示されることを通じて、生活者と企業の関係を継続的に構築していくことを目指します。
「dooi」(ドーイ):Data Opt Out & Inの略で、日本語の同意をかけた造語です
(サービスラインナップ)
・「dooi for Cookie」:cookieデータ利用への同意管理をサポート
・「dooi for ID」:企業サービスIDごとの同意管理を容易にし、データの適切な管理をサポート
(リンク »)
<アグレックスについて> 企業URL: (リンク »)
アグレックスは、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)、SS(ソフトウェアソリューション)、SI(システムインテグレーション)を柱とする総合情報サービス企業です。1965年の創業以来、半世紀にわたり、大量のデータを抱える企業の煩雑な業務処理を一手に引き受ける独自のアウトソーシングビジネスを中心に事業を展開し、その後システム開発・運用へとその領域を拡大してきました。アグレックスは、業務処理とITのノウハウを総合化・融合化し、お客様に最適なソリューションを提供し続けます。
・Precisely Trilliumとは
「Precisely Trillium」は、米国Preciselyが提供する導入実績No.1のデータクレンジング・名寄せツールです。世界で約2,000社、日本国内においてはアグレックスが1999年から「Precisely Trillium」を販売、約200社の企業にご利用いただいています。日本におけるさまざまな言語事情に対応するべく、アグレックス独自の住所・姓名・法人名キーワードの各種辞書を用いた高精度なデータクレンジング機能により、名寄せの際に問題となるデータ表記の違いを効果的に解消します。また、目的に応じた柔軟な名寄せ機能により高精度な顧客情報整備を短時間で実現します。
「Precisely Trillium」の詳細は以下をご参照ください。
(リンク »)
本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合があります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【報道関係のお問い合わせ】
株式会社マイデータ・インテリジェンス 担当:戸田 牧子
E-mail: info@mydata-intelligence.co.jp / TEL:03-6257-8550 mailto:%20press@ctc-g.co.jp
株式会社アグレックス 担当:企画本部 経営企画部 酒井 南
E-mail:agrex_info@agrex.co.jp mailto:agrex_info@agrex.co.jp / TEL:03-5371-1503
【サービスに関するお問い合わせ】
株式会社マイデータ・インテリジェンス 担当:ビジネスデザイン部 冨田 俊介
E-mail: info@mydata-intelligence.co.jp / TEL:03-6257-8550 mailto:%20press@ctc-g.co.jp
株式会社アグレックス 担当:営業本部 営業統括部 ソリューション営業部 内田 和樹 E-mail:solution_sales_dept@m.agrex.co.jp mailto:solution_sales_dept@m.agrex.co.jp / TEL:03-5371-1505
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