京都産業大学ギャラリーにおいて、日本庭園に関する調査研究を牽引してきた一人である森 蘊(もり おさむ)氏にスポットを当て、京都における庭園の研究業績を紹介する企画展を開催。法金剛院の庭園の実測図や測量機、森氏が製作を監修した東三条殿の模型など、約40点の資料を展示している。会期は2021年7月17日(土)まで。
森 蘊(もり おさむ)氏は、昭和期に活躍した日本庭園の研究者で、京都の法金剛院や浄瑠璃寺庭園をはじめ、全国の歴史的な日本庭園の保存や整備に尽力した人物である。庭園の整備をする上で、徹底的な文献資料の分析や精密な実測調査と発掘調査を基に行う手法は、現在の文化財庭園の保存と修理の礎になっている。今回の企画展では、法金剛院の庭園の実測図や測量機、森氏が製作を監修した東三条殿の模型など、約40点の資料を展示し、日本庭園への理解を深めてもらう機会とする。
そのほかにも、オンライン講演会を開催。
6月12日(土)の講演会は「浄土を求めつづけた森蘊」をテーマに、京都産業大学 文化学部 マレス エマニュエル 准教授が、森 蘊 氏の研究業績や本企画展の展示資料について紹介した。
また、6月20(日)には「森蘊先生と庭園測量」をテーマに、武庫川女子大学 飛田 範夫 非常勤講師がさまざまな測量方法について解説し、森 蘊 氏の測量の特徴等について講演した。
なお7月4日(土)には、ギャラリー企画展で初となる現地見学会を法金剛院で実施する予定。詳細は関連リンクを確認。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
[関連リンク]
・第22回企画展「京都の庭を守ったひとたちー森蘊と法金剛院ー」開催(6月1日~7月17日)
(リンク »)
・第22回企画展 法金剛院現地説明会開催(7月4日)
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