前橋市『デジタルツイン あんぜん運転スコアリング』サービスに協力--東京工科大学デザイン学部

東京工科大学

From: Digital PR Platform

2022-11-09 20:05




東京工科大学(学長:大山恭弘)デザイン学部の田村吾郎准教授らの研究チームは、内閣府「デジタル田園都市国家構想推進交付金(TYPE3)」事業の一環として、群馬県前橋市が産学と連携(注1)して取り組む、デジタルツイン(3次元デジタル空間)を活用した交通事故削減の市民向けサービス『デジタルツイン あんぜん運転スコアリング』の開発に協力しました。




本サービスは、田村准教授らが開発した半球体スクリーン装置(下記参照)を運用するワンダービジョン社とレーシングチーム「トムス」らが共同開発した没入型運転シミュレーターと、前橋市のデジタルツイン環境を組み合わせ、運転者の認知や技能などの判定を行います。今年3月に前橋市役所で実施した実証実験で得られた知見などをもとに、市民サービス向けシステムに大幅刷新(注2)したもので、シミュレーター運転者の空間認知能力、標識・法令の理解度、ステアリング・ブレーキ・アクセルなどの操作の適切性などを判定し、運転の測定・評価を行います。

第一次サービスとして、11月8日(火)より17日(木)まで前橋市中央公民館にて実施、2023年初頭には2ヶ月間程度の第二次サービスを予定しています。また将来的には、前橋市独自のIDやデータ連携基盤と連動した定常的な市民サービスとしての社会実装を目指しています。

◆サービスに関する情報は前橋市ホームページをご参照ください。
(リンク »)

■半球体スクリーン技術「Sphere(スフィア) 5.2」
幅5.2m、高さ3.4m、奥行き2.6mの半球状スクリーンに4Kや8Kの映像を映すことで、スクリーン中心付近において90〜95%という高い視野カバー率を実現。ヘッドマウントディスプレイなどのデバイスを必要とせず人間の空間認知のメカニズムと極めて近いリアルな視覚体験をもたらします。映像とリンクしたモーションベース、送風装置、立体音響装置などを組み合わせることで、五感を刺激する特別な体験を提供します。また最短約4時間で組み立て・分解が可能なパッケージにより、都市部から離島まで高い可搬性を実現しています。2017年に開発され、WONDER VISION TECHNO LABORATORY(株)によって運用されており、製品やサービスのプロモーション、マーケティング、自動車や航空機などの運転訓練シミュレーション、医療、スポーツ、芸術など幅広い分野での活用が進んでいます。

(注1) 参画団体・企業:群馬県前橋市、トムス(東京都)、WONDER VISION TECHNO LABORATORY(東京都)、有限責任監査法人トーマツ(東京都)、フォーラムエイト(東京都)、住友ベークライト(東京都)、東京工科大学 他
(注2) 本学では、トムスと共同で同シミュレーターの機能評価や脳波計測に関する分野で技術協力。



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