Bluetooth SIG、6GHzの周波数帯を利用してさらなる活路を開拓

Bluetooth SIG, Inc.

From: DreamNews

2022-11-17 11:00

Bluetooth(R) 技術をさらに高機能なものへと強化するミッドバンド スペクトル拡張プロジェクトを発表

ワシントン州カークランド - Bluetooth(R)技術を管理する業界団体Bluetooth Special Interest Group < (リンク ») > (以下 Bluetooth SIG)は、米国時間2022年11月16日、6Ghzの周波数帯を含め、新たに免許を取得することなく利用できるミッドバンド スペクトルにおけるBluetooth Low Energy (LE)の動作定義を主目的とする、新仕様開発プロジェクトを発表しました。

Bluetooth技術は毎年50億台以上の製品に搭載され出荷されており、世界で最も幅広く展開されているワイヤレス規格となっています。その類を見ない導入実績と成功の主な要因は、データ・スループットの向上、レイテンシの短縮、測位精度の向上など、主要分野におけるテクノロジーを継続的に進化させてきたことにあります。新たなスペクトル拡張プロジェクトは、こうしたBluetoothの性能強化を将来にわたって確保することを可能にします。





Bluetooth SIG のCEO、マーク・パウエル(Mark Powell)は、次のように述べています。「過去20年以上にわたり、Bluetooth技術は生活をより生産性高く、より安全で健康的かつ楽しみの多いものへと変えました。Bluetooth SIGのコミュニティーメンバーは、ワイヤレス通信に対する市場の拡大する需要を満たすべく、技術強化に絶えず取り組んでいます。6Ghz周波数帯へと拡張することにより、Bluetooth SIGのコミュニティーにとって次の20年間にわたるBluetoothのイノベーションへと続く道を切り開くために必要な、機能拡張の継続が可能になります」

また、Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEOであるケビン・ロビンソン(Kevin Robinson)は、次のように述べています。「免許不要で使用が可能な周波数帯の世界規模での追加は、高まる接続需要にワイヤレス技術が対応し続けるために不可欠です。6GHz帯を免許不要で使用可能とすることにより貴重な周波数帯リソースを生み出すことができ、そのリソースによって社会経済にへの多大な利益をもたらし得るとの認識は世界的に共通しています。Wi-Fi Allianceは、この周波数帯での共存を成功させるためにBluetooth SIGと協力できることを大変喜ばしく、また楽しみにしています」
この新たな仕様プロジェクトの詳細は、bluetooth.com/specifications-in-development < (リンク ») >をご覧ください。またBluetooth SIGメンバーの皆さまには、コア仕様ワーキング・グループ内のHigher Bands for Low Energy(省エネを実現する高周波数帯)サブグループ < (リンク ») > へのご参加をお待ちしております。

Bluetooth(R)技術について
毎年50億台の製品が出荷されるBluetooth技術は、シンプルでセキュアな無線接続のグローバル規格です。1998年の設立以来、BluetoothのコミュニティーはBluetoothテクノロジーの機能を拡大するための取り組みを続けており、世界中でイノベーションを推進し、新たな市場を創出し、通信の定義を塗り替えてきました。現在Bluetoothは、オーディオストリーミング、データ転送、位置情報サービス、大規模デバイスネットワークなど、多くのソリューション分野で開発者に選ばれる無線技術となっています。

Bluetooth SIGについて
1998年に設立されたBluetooth SIGは、Bluetooth(R)技術を監督する非営利の業界団体です。3万8000社を超えるメンバー企業を支援するため、Bluetooth SIGは、技術を普及し、世界規模の製品認証プログラムを通してグローバルな相互運用性を促進し、Bluetooth技術の認知度、理解度、導入率を向上することでブランドを成長させる新しい改良された仕様を作るため、メンバー企業の連携を促しています。


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