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【広元(中国)2023年3月7日新華社=共同通信JBN】Giant Panda National Park(ジャイアントパンダ国家公園)の唐家河地区の職員が3月3日、木の最上部の梢(こずえ)でジャイアントパンダのペアが「デートしている」貴重な瞬間を目撃しました。
ジャイアントパンダ国家公園の唐家河地区は、四川省広元市青川県内にあります。この瞬間を目撃し、撮影した職員によると、1頭のジャイアントパンダが枝の上でのんびりと日光浴をしていた時に、別のジャイアントパンダがその木にゆっくりと登り、日光浴をしているパンダに近づくと、自分のお尻を引っかき始め、その後、木の幹に体を擦り付け、木を揺らして他方のパンダの気を引こうとしました。
専門家は、ジャイアントパンダが肛門周囲腺を使って匂い付けをしていたと説明しています。木の上で左側にいるジャイアントパンダがオス、右側にいるのがメスで、上記の行動はジャイアントパンダの発情期と密接な関係があります。
ジャイアントパンダ国家公園唐家河地区の摩天嶺エリアでは、8年連続でジャイアントパンダの写真を撮影することができました。これらの記録の中には、野生のジャイアントパンダが交尾相手を探す過程や、発情を体験した瞬間、戦う瞬間が含まれています。このようなビデオと写真の数の増加は、世界のジャイアントパンダの繁殖行動の研究に資する重要な情報を提供し、四川省広元市の唐家河エリアがジャイアントパンダの重要な生息地であることをさらに確固たるものにします。
2014年から国際自然保護連合(IUCN)のメンバーであり、IUCN Green List of Protected and Conserved Areas(IUCN保護・保全地域のグリーンリスト)の最初のグループの一部である唐家河は、世界中の低高度地域で希少および絶滅危惧動物に遭遇する可能性が最も高いことを誇りにしています。唐家河は大きな標高差と多様な気候で知られ、こうした条件から、ジャイアントパンダ、ターキン、ベニジュケイなどの野生動物を含むさまざまな動植物が生息しています。Tangjiahe National Nature Reserve(唐家河国家級自然保護区)内に設置された赤外線カメラは、唐家河の生物多様性の多くの証拠を記録してきました。例えば、2021年3月29日から9月1日の間に1台の赤外線カメラによって収集された1286の有効データは、17種の野生動物を明らかにしました。
ソース:The Tangjiahe zone of Giant Panda National Park
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