1. はじめに
みなさん、こんにちは。前回からコレクション型のデータ型について解説しています。前回はリスト型について解説しましたが、今回は別の種類のコレクションタイプのデータ型、タプル型について解説します。
2. タプル型とは
タプル型は、前回のリスト型と同じように、複数の値をまとめて扱うことができるコレクションの型です。タプルに含まれる要素としては、数値型のデータ(整数や小数など)、文字列型のデータ、コレクションのデータなどが使用できます。タプルの要素も、タプル内での順番を持ちます。
タプル型はリスト型と似た特徴を持っていますが、リストがミュータブル(変更可能)であるのに対し、タプルはイミュータブル(変更不可)です。一度定義された値を変更できない点が異なります。この点はリスト型と大きく異なる特徴であり、値を定義してから変更する必要がある場合には、リスト型を使用する必要があります。したがって、タプルでは、リスト型で紹介した append() 関数を使用して要素の追加や、pop() 関数を使用して要素の削除はできません。タプルは、そのイミュータブルな性質を活かして、関数の戻り値や初期設定値の定義など、変更されては困る変数に使用されます。
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