【深セン(中国)2023年3月21日PR Newswire=共同通信JBN】今年3月21日の「国際森林デー」(International Day of Forests)は、「森林と健康」をテーマに、人類と地球の森林との関係や森林が私たちの長寿と幸福に直接影響を与えていることについて考えるよう人々に呼びかけました。
森林は地球の肺であり、きれいな空気を吐き出し、気候変動の影響を緩和する重要な炭素吸収源の役割を果たしているという例えは、多くの人が知っています。しかし、森林が私たちの日々の健康と本質的につながっていることに気づいている人は多くありません。
知っていますか?
森林は地球の肺であると同時に、自然の薬局であり、食料庫でもあるのです。
森林は西洋薬の約25%を提供しており、5万種以上の植物が最新薬の役に立っています。また、アフリカの27カ国を対象にした調査( (リンク ») )では、森林が身近にある子どもたちは、果物、野菜、野生動物の肉、魚、食用油などを豊富に摂取しているため、食事の多様性が25%高いという結果が出ています。
しかし、森林の見通しは決して明るいものではありません。世界の森林の約35%が失われ、残りの82%は劣化しています。
こうした脅威は急速かつ広範囲に及んでおり、長期にわたる献身的な介入が必要です。
保護の話
森林生態系を保護する技術の1つが、全伐採活動の最大90%を占め、世界の森林破壊の主な原因となっている違法伐採をやめさせることです。
私たちは、マレーシアのサラワク州にあるシミラジャウ国立公園でサラワク州政府が熱帯雨林を保護できるよう、サラワク森林局やサラワク林業公社と協力しています。この公園は生物多様性に富んでいるだけでなく、地元の人々にとって薬や食料の持続可能な供給源にもなっており、多くの人々が森林を頼りに暮らしています。
しかし、違法伐採は依然として大きな脅威で、熱帯雨林の生態系の劣化と生物多様性の損失を広範囲に引き起こしています。
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とはいえ、希望も見えています。音響監視装置「ガーディアン(Guardian)」は、違法伐採に使われるトラックやチェーンソーの音を検知できます。1台のガーディアンで7kmの範囲がカバーでき、クラウドプラットフォームを介してネットワーク化されたリアルタイムアラートを森林警備隊員の電話に送り、リアルタイムの介入を可能にします。
音声と映像による監視技術やAI解析は、絶滅危惧種の声を通じて監視をしやすくします。その個体数や分布を把握することで、自然保護活動家は的確な保護策を講じることができるようになります。特に注目すべきなのはアンブレラ種で、その健全性は、彼らが生息する森林生態系の健全性にとって極めて重要です。アンブレラ種を対象とした生物多様性モニタリングプロジェクトの例としては、チリのダーウィンギツネやメキシコのドシラム国立保護区のジャガーが挙げられます。
テクノロジーは、森林地帯でのスマートな保全活動開始の契機にもなります。スイスでは、国際自然保護連合(IUCN)、Porini Foundationと提携した試験的なTech4Natureプロジェクトが、ブロックチェーンを活用して炭素隔離追跡システムを開発し、森林の炭素吸収取引の透明性と追跡可能性を高め、これらのクレジットを他の生物多様性保全プロジェクトの資金に充てることを視野に入れています。
上述したのは、ファーウェイ(Huawei、華為技術)の「TECH4ALL」イニシアチブ傘下の森林生態系保護プロジェクトの例です。グローバルパートナーの協力を得て、音声・映像監視装置、通信ネットワーク、クラウド、AI分析から成る技術ソリューションが開発されてきました。これらにより、10年前でさえ不可能だった保全成果を達成できるようになりました。
森林の健康と人々の健康の間の強い関連性を示す科学的証拠がある以上、森林の健全性維持は必須です。私たちのこれまでの経験は、このアプローチが有効であることを証明しています。そして、そうした知見は、私たちと森林の両方にとって健康で持続可能な未来を築くために、パートナーと共に努力し続ける原動力となっています。
ファーウェイのTECH4ALL( (リンク ») )およびTech4Nature( (リンク ») )イニシアチブの詳細について紹介しています。
ソース:Huawei
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